バッグ
いままでスクーターに乗っていたのもあり、手持ちのバッグはボディバッグを使っていた。 乗車時には腹にバッグを抱えていたのだが、NT1100になったら燃料タンクがあるために、腹には抱えられなくなった。 また、背中はパッセンジャーがいるため、背中にも置けないので、横腹に配置となってしまうのだが、ちょっと不安定でよくない。

スクーターから普通のバイクのタイプになったので、バッグもタンクバッグにしたほうがよさそうだ。 ちなみに、ホンダから純正のタンクバッグが出ているのだが、ちょっと値段が高い。しっかりした作りでモノはいいのだと思うが、ちょっと手を出しにくい。

NT1100のバイクで出かけるとき用のタンクバッグを新しく購入したいと思う。

タンクバッグ
タンクバッグなんて久しぶりなのだが、調べてみるといろいろある。 まずは、イマドキのバイクはガソリンタンクが鉄ではないものもあるようで、磁石でくっつくのが定番だったのが、 吸盤で固定方式が出ていた。吸盤はちょっと信頼性が薄そう。肝心な時はずれて飛んでいきそうだ。 NT1100は鉄製の燃料タンクなので、磁石方式で大丈夫そうだ。
また、タンクの給油口にアタッチメントをつけて、そこに固定する方式が各メーカーから出ていた。 メーカーごとに方式が違っていて互換性がなさそうなのが残念だが、どれも簡単にバッグの取り外しができるようで、 ちょっと便利そう。磁石がバッグに入っていると、結構重くなるから、取付アタッチメントだけならそのあたりが改善されそうだ。

では、自分なりにタンクバッグに求めるものを考えてみる。
・あまり大きいのは嫌だ。
・いかにもタンクバッグらしいのはちょっと嫌。ボディバッグに見えてほしい。
・持ち歩くときはショルダーかリュックタイプが良い。ポーチでもギリ可。
などだろうか。まあバイク以外の普段使いも出来つつ、タンクバッグとしてちょい乗りやツーリングで使えるものが理想だ。
いかにもなタンクバッグはたくさん見つかるが、リュックタイプなどを探すと途端に見つからない。 なかなか苦戦しそうだ。
そんななか、ドッペンルギャンガーというところのバッグにいくつかリュックタイプのものがあったりと、コンセプトが自分の希望に近い。何かいいのがないかな?
ライダーズタンクバッグ

ドッペルギャンガー のライダーズタンクバッグDBT525-BKというのが、 なんだかよさそうだ。 フロント面がクリアホルダーでマップを入れるものとなっているが、実は裏返すことができて、クリアホルダーなしの面を表にすることも可能。 タンクには磁石でくっつく方式なのだが、バッグ本体とマグネットベースという形で着脱可能。マグネット部はバイクに残したままバッグだけが取り外せる。 少し重量のあるマグネットを持ち歩かなくて済むのは便利。本体容量は6Lとそんなに大きくないが、ファスナーを開けると9Lまで拡張可能なエクステンション機能あり。

などなど、いろいろと使い勝手を考えられた作りとなっており、そのほかにも特徴はいろいろあるようだが、 ちょうど欲しい機能が各種そろっている。ヤバイ!これだ!!
もう一つ、ターポリンタンクバッグDBT392-BKというのもあり、 こちらもかなり気になる。14Lと容量は大きく、いかにもタンクバッグな形状なのだが、取り外すとスリングショルダーとして持ち運べるようになっているので、 そこそこ容量が大きいバッグが必要な場合はこちらがよさそう。

購入
いろいろと見た結果、「ライダーズタンクバッグDBT525-BK」がどうやら希望に近い感じだ。 カラーも黒とオレンジでとても良い。そんなに高くもないので、これを購入することとした。

当初の説明通り、本体は3つに分割できる。タンク密着のベース部分と、カバン本体と、カバン表部分だ。 思ったよりカバンの厚みは薄く、最低限の荷物しか入らなそうだが、ちょっと出かける分には財布や携帯を入れるだけなので、ちょうどよさそうだ。 あまり欲張るとカバンが重くて大変になる。

ベースプレートにある大きな「ベロ」をカバンの底側の隙間に差し込む。反対側にはベルクロ止めがあるので、これでカバン本体とベースプレートが結合され、 バイクからカバンだけずり落ちることを防いでいる。しかもベルクロを剥がせばすんなりと取り外せるので、持ち運びに便利なシステムとなっている。

カバンのほうには角に切れ目が入っており、USBの充電ケーブルなどを通すことができるようだ。 この穴と、反対側にも同様の切れ目がある。今時の使い方を考慮した親切な設計だ。

カバンの中にアクセスするためのチャックだと思った横のチャックなのだが、どうやら容量アップ用のものだった。 これを全開にすると、高さが少し上がるようになり、カバン容量が膨らむというもの。 ほんのちょっとではあるが、いざというときにはありがたい仕組みだと思う。

手提げハンドルの両脇にはベルトを停める箇所があり、ここにベルトをつけるとショルダーになる。

表部分は、左右をチャックで本体と取り付けるのだが、リバーシブルでマップホルダーのクリア面とゴムバンド面がある。 マップを使うときはクリア面を、それ以外はゴムバンド面など使い分けられるのが素晴らしい。 チャックが軽すぎて、なんだか突然外れてしまいそうだが、左右あるから、片方外れても飛んでいくことはないだろう。

使用
バイクのタンクに取り付けてみる。 まずは磁石のあるベースプレートを取り付ける。NT1100のタンクは平らではなく、アドベンチャー系のような傾斜があるので、ちょっと無理やりな取り付けとなるが、 磁石によって結構しっかりと張り付いてくれている。

ここにバッグ本体を取り付ける。バッグ下側にベロを差し込んで上側はベルクロでベースプレートにくっつければ、しっかりと取り付けることができた。

横から見るとこんな感じ。バイクの燃料タンク上面というよりは、斜めの面に乗っかっている感じだ。 おかげで多少体をバイクに伏せやすかったりと、これはこれで問題ない。

希望を言えば、バイクのカギを収納する場所があるとよかった。 バイクのカギを裸で持っていると落としそうなので、バッグに取り付けできるようになっていると、失くすことがなくなり安心。 ポケットだと何かの拍子にこぼれたりということがあるので、ちょっと心配なのだ(過去にあったので) 別途鍵取り付け器具を取り付けるか縫いつけてもよさそうだ。
使ってみた注意点としては、磁石が結構強力なので、タンクに傷が付きがち。たぶんタンクからベースプレートを外すときと思われるが、磁石でくっついた状態で引きずるようになるために、こすってしまうようで、軽いひっかき傷のようなものがついてしまう。
なので、クリアシートをタンクの磁石が当たる面に貼り付けておいて保護するようにしておいた。これからはこのタンクバックはしょっちゅう使うことになると思われ、タンクに何度も取り付けることになるからそのままだとかなりタンクが傷だらけになりそうだ。保護シートを貼っておけば傷が目立った時貼りなおせばよいので、安心。