TMAX530(1)購入検討編

2013/04/28(日)

散歩で近くをぶらぶらする。少し行った所(といっても30分くらい歩いたところ)に Ducatiの店を見つけたので、少し立ち寄ってみる。 店内は数名の客がいたが、静かで落ち着いている。スポーツ系バイクがかっこよく飾ってあり、おしゃれだ。 うろうろとバイクを眺めていると女性店員が来て、応対してくれた。

モーターサイクルショーで見たハイパーストラーダがかっこよかったので、それが見たいと告げると、未だ発売しておらず、6月に発表とのこと。代わりといっては何だが、ムルティストラーダが店においてあったので、またがらせてもらう。嫁と一緒なので、後ろにも乗ってもらう。

モーターショーで一度またがったときと同じく、ハンドルが妙に広い。このあたりは乗っていくと慣れていくだろう。シートは後部座席含め、結構大きめで乗りやすい。ツーリングモデルなので当然だが重要だ。

そもそもはこのムルティストラーダがいいのではと思っていた。しかし1200ccと大型のエンジンであり、となると結構車体は重いと思われ、価格も200万越えとかなり予算オーバーなので、手が出なさそうで、ムルティをサイズダウンしたかのような800ccのハイパーストラーダに興味を持っているのだ。

13年度モデルのハイパーはまだ無いが、12年モデルならあると、2Fにあるバイクを見せてもらった。 ハイパーは13年度から水冷になるので、12年モデルは空冷最後のモデルだ。やはり見た目はかっこいい。でもハイパーはツーリングよりはスポーツ寄りなので、そのあたりが懸念事項だ。こちらもそこそこ値段は高く、160万円とのこと。さすがドカティプライス。

お店ではコーヒーを出してくれて、対応はとても親切。直前にミスドでご飯食べたばっかりなので、とてもおいしいコーヒーだったが、お腹はたぷたぷになってしまった。 今度試乗をお願いして、店を後にした。

2013/05/06(月)

今日は会社は休みなのだが(振替休日)現地で仕事があり、朝4時に現地集合。当然電車は無く、前日から待機は面倒なのでバイクで移動。2時ごろに出発して予定通り到着。アクシデントがありつつも、何とか仕事は完了。家に帰って一眠りした後、バイクの解体(というほどおおげさではないが)に取り掛かる。

バイクを売ることを考えて、カスタムパーツの取り外しを行い、ノーマル状態に戻すのだ。今日はICウインカーリレーとEL発光メーターだ。右側の外装を次々と外して行き、後部座席横のカウルを外すとウインカーリレーとご対面。

コネクタを外して標準のリレーに取り替えたら完了。 トップケースのストップランプの配線などもあるが、これらはこのままにしておくので 特に何もせず終了。

次はフロントを剥がしていき、メーターアッセンブリを取り外す。メータを地面に置いたら、ねじを外していきカバーを取る。EL発光メーターシートは特に貼り付けはしていないので、メーターの針を折らないように慎重に 取り外したら完了。だいぶ印刷が紫外線で色あせてきているが、結構な年数経過しているので、かなりがんばったほうだ。おつかれさま。

フロントカウルを元に戻して完了。 ELメータの取り外しが面倒かなと思っていたので、終わってよかった。

2013/05/12(日)

前回うかがったドカティの店に行ってみる。今日は徒歩ではなく嫁とバイクで訪問。前回は小雨だったが、今日は晴れなので、ドカティバイクが店頭に陳列されている。 二週間ぶりだが、店員の人は覚えてくれていた。

ムルティストラーダへの試乗をお願いする。簡単な誓約書へ記入したら、ムルティにご対面。キーレスなので、無線キーをポケットに入れておけばエンジンはかかる状態になる。

右側にあるキルスイッチのスタートボタンを押すと電源が入り、パネルに表示が点灯する。後は通常通りセルボタンを押してエンジンをかける。ほかは通常のバイクと変わらないが、ウインカーボタンの長押しで、走行モード切替ができる。まあ走行中は危ないので、停止中しか操作できないかな。

一通りバイクの操作を確認したら嫁とタンデムして出発。高速走行をしてみたかったが、15分程度の試乗ということで、近所しか乗れない。 若干渋滞中の街中の試乗となった。

200万する車体なので、こかすわけには行かないと、ゆっくり発進するが、 エンジンの回転が低いと意外にパワーが無く2ストのように少し回してやらないと エンストしそうだ。今日は後ろに嫁がいるので、極力やさしくクラッチをつないで、シフトを行う。

しかし、発進や加速、減速の度に後ろで嫁がぎったんばったんしているのがわかる。さすがにどうしてもギクシャクはしてしまうようだ。また走っていて思ったが、エンジンがやたらうるさい。メカノイズが結構うるさいようで、ガチャガチャした音がかなり聞こえてくる。

となり駅くらいまで走って帰ってきて試乗終了。初めてのドカティだったが、なるほどこれがドカティかという特徴がわかった。エンジンの低い回転にパワーが無いのは伝統らしい。しかしこれでもましな方らしい。回転あげてガツンと走るのがスタイルなんだろう。そしてうるさめのエンジン音もこれがドカらしさなのだろう。やさしいスクーターに慣れてしまっているせいか、これらが少しなじめず、今となっては邪魔な特徴だが、ドカらしさを求めるとこれらの特徴は必須と思われる。2ストチックな味わいだ。

今回の試乗でよくわかったが、これに200万はかけれそうに無い。もう少し元気な頃に乗るべきバイクのようだ。とはいえ、若い頃だと金が無くて乗れないんだけどね。

ちなみにバイク屋に帰ってきたら、かなり偉いと思われるおばさんが応対してくれたが、バイクの知識はしっかりしているが、かなり押しが強く、こっちはドン引き。ターゲットはムルティではなくまだ出てないハイパーなので、ここで買わされることは無かったが、見積もりは各種作ってもらった。モノがあったら買わされそうな勢いだ。 新車発表の時には行かないようにしよう。

2013/06/08(土)

今日もバイクのカスタムパーツの取り外しを行う。まずはフロント周りで、ポジションランプを取り外す。ポジションランプ自体は簡単に取り外すことが出来るが、OnOffスイッチがハンドルにあるので、そっちが厄介。

フロント側は簡単に終わり、ハンドルの分解。カバーを外し、コードを引っこ抜いて完了。スイッチをぐりぐりと回して取り外すとハンドルカバーにぽっかりと穴が。これは当初からわかっており仕方なし。 ハンドルカバー外したので、ミラーハンドルステーも取り外して、ノーマルに戻す。

サイドミラーは標準のものに付け直す。ナビのステーも取り外し、電源を引っこ抜いてRAMマウントも取り外す。これでハンドルカバーは穴あきだが、標準状態に戻った。

次はリア周り。リアは灯火類だけになるので、ブレーキランプのLEDを取り外して、電球に戻す。ナンバー灯もLEDを取り外して電球に戻す。そういえばシートトランクの内部灯もLED化したのだが、これはそのままでもいいかな。

これでほとんどの追加パーツが取り外されて、標準状態に戻った。リアキャリアは使いまわし出来ないので、装着したままにしておく。

夕方にレッドバロンへバイクを見に行く。あわせて今のバイクの査定もしてもらう。店内に陳列されているバイクを一通りみると、T-MAXは20,30万で売られているので、売却時は10万くらいなのかと、ちょっと落胆。

なんとか空いている店員に声をかけて、査定の相談。あわせてホンダの700Xが試乗車になっていたので、これの試乗もお願いした。試乗時間は過ぎていたようなのだが、特別に乗せてくれるということで、 試乗の間にバイクの査定をしてもらった。

700Xはデュアルクラッチ車ではなく通常のミッション車。夕方で車は渋滞しているが、うまく空いている場所を見つけて加速減速をしてみる。700ccだが、そんなにパワーは無くやさしく動く。パワーがない分ギクシャクせずにいいかもしれない。

ムルティと比べると低速回転でもきちんと進んでくれて、さすがホンダはいいエンジンを作ってくれる。面白味にはかけるかもしれないが、とても乗りやすいバイクだった。

さて、700Xが乗りやすかったと帰って報告すると、早速700Xの見積もりが開始される。しかしインテグラのほうがよさそうと要望し、インテグラの見積もりを作成してもらう。本体価格は結構安い価格設定で、なかなかいい感じ。しかし安さゆえの気になる点も多い。

まずはフロントブレーキがシングルディスクな点。 倒立フォークは不要だが、ダブルディスクは欲しいところ。そしてトップボックスとパニアケースが装備できるのは高評価なのだが、これがかなり高価。

本体にあわせて少し安価に設定して欲しいところ。高価な分しっかりしていると思われるが、車体と色を合わせるだけのカバーとかで数万するのはなんだか納得いかない。でもビッグスクーターでのパニアケースは かなりの積載量が期待できて、かなり魅力的だ。

レッドバロンも下取りならと、かなり勉強してくれて、T-MAXに結構いい値段を提示してくれた。 う~んかなり心動かされる。

2013/06/09(日)

今日はYSPに出向いてみる。いろいろ見てきたが、T-MAX530はどうなのかを最終判断しようと来てみた。嫁と一緒にYSPに出向き、T-MAX530の試乗車を借りて街中を走る。いきなりの感想だが、「今と変わらない」。

乗った感じ、走り出す感じ、加速、減速、ポジション、サウンド、...すべてが今までの延長だ。しいて言えば、ハンドルが少し狭くなったかな。後はほぼ同じで若干パワーが滑らかになったようで今以上にガツンとこなくてスムーズに加速する。遅いかなと思っても実はスピードが乗っているので確かにエンジンは多少パワーがあがっているかもしれない。でもほぼ変わらない感じだ。

ちょっと急加速なども行ってみたが、まあ今とほとんど変わりない。試乗を終えて、今のバイクに乗り換えるが、多少今のほうが音はうるさいかも。今のバイクには8年乗ったので、この乗り味に慣れてしまっており、TMAX530だとほとんど変わらない感覚になるので、面白くないのだが、安心はある。う~んどうしたものか。