フォグライト その1

フォグライト検討

夜の走行をしてみたところ、少しヘッドライトが暗いように思う。 NT1100はLEDヘッドライトで設定により普段はDRLというポジションランプ的なライトが点灯する。そして暗くなると自動的にロービームのヘッドライトが点灯する。 当然Highビームもあるのだが、暗い道を走るとHighもLowも暗く感じる。

いままでがHIDのヘッドライトだったので、LEDになったことで光量が減ったのかもしれないが、老眼は明暗にも弱いからなるべく明るくあってほしい。 交通量の多い場所や街中は問題ないが、山のほうや田舎のほうとなると、自身のライトのみで照らす必要があり、その場合の明るさとしては心もとない。 ヘッドライトが簡単にHIDなどに交換できるのか不明なのだが、普通のバルブが入っているわけではなさそうなので、交換はできないかも。

なお、NT1100には純正オプションでフォグライトがある。 しかし、フォグライトが2個で59,510円に加え、取り付けるためにはアタッチメントが必要らしくこちらが44,770円!とかなりのお値段。 つまり純正フォグライトをつけようと思ったら104,280円ということで、フォグライトに払う費用としては厳しい価格。
さらには評判によるとあまり明るいわけではなく、イマイチな感想が多い。値段的に難しいし、さらに暗いんじゃ意味なし。。。

社外品

今回ヘプコ&ベッカーのエンジンガードを取り付けているのだが、これのオプションとして純正フォグライト用ステーがある。 こちらだとお値段¥7,260と良心的。純正44,770円が7,260円で済ませることができる。ただブツはただのステーとなる鉄板みたい。 HONDA純正が高すぎるからヘプコ&ベッカーのものが安く感じるが、それでも冷静に考えると少々お高く感じる。

もう少し社外品を探してみる。Amazonで検索するとうじゃうじゃ出てきた。こうなると逆にどれがいいかわからない。 いろいろとみてみて、条件を考えてみると
・明るい(20Wあるとよさそう)
・カットライン入り(全光だと対向車がまぶしくて迷惑)
・白い光(黄色も少し憧れるけど)

が必須条件かと。あとは好みとなるのだが、防水性能とか耐久性(は商品見てもわからないが)、デザインなどといったところ。

いろいろと見ていくうちに、イカリング(エンジェルアイ)有りが良さそうなのと、色はフォグライトとしては白が良いが、 イカリングは青かアンバー(オレンジ)がよい。NT1100は通常はウインカーがアンバーで点灯しているので、 タクシーやトラックのような青よりはアンバーのほうが良いかも。

ということで、下記を選んでみた。販売元のX-STYLEというところはいろいろと灯火類を販売しているので、そこそこ信頼できそうな気がした。 似たようなので2,000円台のものもあったが、大体は4,000円台がほとんどなのでこの価格帯から選んでみた。 出力も20Wと多分明るいと思うのと、黄色のイカリング+白のLED(カットラインあり)でひとまず条件に見合ったものを購入。

あわせて、一緒に表示されたバンパーステーも購入。Amazonおすすめ品らしいが、Amazonのおすすめは信用していない。 しかし値段は失敗しても許せるレベルなので、購入してみることとした。まあこうやって使えないゴミが増えがちなんだけど。

商品到着

注文して数日で商品到着。箱がベコベコで届くとか多少気になる点はあるが、まあ純正の1/10の商品と考ればたいしたことではない。 Amazonクオリティだとこんなものだろう。

箱を開封してみると、フォグライトが2つにステーが2つ、そしてスイッチが一つ入っていた。

ちなみに同梱されているスイッチだが、ON/ON/OFFのスイッチとなっており、フォグライトの「イカリング/フォグライト/消灯」ができるようになっている。 しかし裏から見ると接点が丸見えなど、防水のスイッチではなさそうなので、濡れない場所に設置か、晴れの日専用が前提のようだ。 バイクでそれは無理だな。裏からコーキングをブッ込んでもいいけど可動部があるので無理そう。スイッチは別途考えよう。

では、早速点灯試験してみる。安物なのとレビューのあちこちに片方点灯しないなどの報告があるので、不良チェックは早めにやっておく。 12Vのバッテリーを持ってきて、バッテリーのマイナスを黒線に、バッテリーのプラス側を黄線や赤線につないでみると、イカリングや真ん中のLEDライトがそれぞれ点灯。 赤線と黄線ともにバッテリーにつなげば、イカリング+フォグライトも両方点灯。
2つとも点灯試験してみたが、同様の明るさで点灯したので、とりあえず不良品にはあたらなかったようだ。

では、ついでに消費電流試験。最初に黄色のイカリング時の電流値を測定。だいたい250mA程度となっている。電子機器としてはそこそこな電流量だが、照明用と考えれば優しめか。
ではフォグライトの電流を測定。765mAとなった。あれ?12V×0.765A=9.18W。10Wじゃん。20Wのライトなんじゃなかったっけ?
全点灯を測定してみると、1,000mAとまあそうだよね。イカリング+フォグの電流量となっている。

もう一度商品説明を見てみたけど、一応20Wと記載はある。どうやら10Wが2灯で20Wということのようだ。 常識的にはこう言った表現になるんだっけ?まあ部屋で点灯してみた限りではそれなりに明るいので、こういうものだと考えよう。 しょせんはAmazonだし。

ステー

同時に購入したAmazonおすすめのステー。そこそこ安価なので、逆に耐久性が心配だが、届いた商品は金属製なのでそれなりには持ちそう。 丸いパイプを挟む前提のステーとパイプに巻く保護と緩衝目的のゴム。飛び出した先には10mmの穴が開いており、ここに何かを取り付けることとなる。

フォグライト側だが、M6のボルトとナットで取り付ける仕組みのようだ。イメージ的には取り付けできそうである。

が、実際に接続を想定してあてがってみると、フォグライト側のステーに取り付けるボルトの長さが足りない。 ステーから1mm程度顔を出すかくらいの長さなので、これではナットが掛からない。 フォグライト側はもっと薄い板への取り付けを想定しているのだろう。

さらにもう一つ問題が。ステー側の穴は10mmなのだが、フォグライト側のボルトはM6なのでかなりスカスカな状態。 これだとボルトをしっかり締めても、無駄な空間があってズレやすくゆるんだり傷がつきやすいので、なんとかしたい。

ひとまず、フォグライト側の台座がM6のボルトの前提で、台座側には供回り防止のノッチもついているので、同様のボルトで対応の必要がある。 ちょうど100均にあったM6のボルトで長さの長いものがあったので(フォグライト付属のものは14㎜に対し、20mmのものを用意) こちらを使用したい。ただ、もともと付属のものも、100均のものも鉄製なので多分錆びる。錆対策も必要そうだな。台座も磁石につくので怪しいな。

これで、ボルトの長さ問題は解決できそう。ナットを締めてもまだ余裕がある。 最終的には振動をもろに受ける部分なので、バネ座金などをはさみたいが、これくらいの余裕がある状態なのでちょうどよさそうだ。

塗装

フォグランプ本体や、ステー本体は黒塗装してあるのでよいのだが、フォグランプの台座やボルト類は未塗装なので、 錆防止もかねて、黒塗装してみようと思う。 タンデムステップ作業時に購入した100均の黒スプレーがあるので、これを使用する。パーツクリーナーで脱脂してから塗装してみる。

さすがにねじのねじ部分やナットの穴部分は塗装してしまうとよくなさそうなので、ここはマスクしておく。 マスキングができたら、簡易段ボールブースに吊るす。ここで塗装してみる。座金なども見えない箇所だけど一緒に塗装をしてみる。

何度かの塗装を行い、完了。天気がいいので塗装がすぐ乾くから追加塗装がしやすい。 各面に塗り残しがないように、少しづつ塗装して、だいたい全面終了。

塗装済みの部品一式。うまく黒くなった。でもネジ締めたりすると、塗装がすぐはがれちゃうのかな?

マスキングを外して塗装完成。ちなみに塗装したねじは問題なくナットを通るので、ねじ部分にマスクしなくても大丈夫そう。 錆防止を考えると全部塗装してしまってもよかったのかなぁ。といっても取付時に全部剥がれるかもだけど。