フォグライト その4

カウル剥がし

フォグライトの取り付けだが、電源ラインを配置する。カウルの外から頑張ろうとしたが、 この際なので一度サイドカウルは剥がしてみようと思う。

まずはタンクガードを取る必要がある。タンクガードありでカウルが取れないかチャレンジしたが、どうやらダメそう。 なのでタンクガードを取り外す。下側のエンジンガードのほうは外さなくてもよさそうなので、助かる。
タンクガードは左右それぞれ2つのボルトで留まっているのでこれを外す。 一つはフロントのヘッドライト下のものと、もう一つはエンジンガードとの接続部分だ。

フロント側のナットは13mm。かなり狭い場所にありスパナがギリギリ入るくらい。めがねレンチは差し込めなかった。 フロントのボルト側は六角穴ボルトで、H5の六角レンチで回す。そんなにきつく締められていなかったので、工具さえはまれば問題なし。 エンジンガードとの接合部分は13mmの六角ボルト。場所が狭いがフロント部に比べればマシ。 この2箇所の接合部だけなので、強度的には若干不安。立ちごけ時の防御程度と考えておこう。

ミドルカウルは、5箇所の取り付け部を外すと剥がすことができる

上側の2つはねじ止めなので、H5の六角レンチではずす。

前側は受けがゴムっぽい。なので手ごたえが違う。取付時はあまり強く締めすぎないよう注意が必要。

下側はプッシュリベットで、真ん中を押し込んだら抜けるので引っ張り出す。

留め具を外したら、カウル前方は外に動かすと少し外れる。 ミドルカウルの後ろ側2箇所が内部でゴムブッシュで差し込まれているので、これを外す。 前、真ん中、後ろがカウルの爪がはまっているので、爪を折らないように外す。 だいたい外れたら、ウインカーがコネクタでつながっているので外してやると、ミドルカウルが取り外せる。 頑張ればなんとかなるのでよかった。

配線

カウルを外したら、配線作業を行う。 まずは、スイッチを取り付けた。ハンドルバーに取り付けようと思ったが、バーの径が太めなのか、かなり隙間ができてしまったので、 どこか良い取り付け場所を探したところ、ミラーの根元がいい感じだったので、ここに取り付けてみた。 しょっちゅう使用するスイッチではないので、多少押しづらい箇所にあっても問題ない。ちょうどよいサイズで取り付けできたので、 ここをスイッチポジションにしておく。

つぎに遅延オン回路付きの電源サブハーネスキットを取り付ける。 リレー部分をフロントに配置したいので、良い置き場所を探し、エアインテークの上側あたりにタイラップで取り付けた。 ここなら熱も問題ないだろう。電線はエアインテークの内側を通してたくさんの線が通るところに一緒に括り付けておいた。

バッテリーへのラインはサイドのシート下あたりを通す。ここのカウルは外し方不明だったので、 見えるネジだけ外して少しゆるみを持たせてラインを通した。バッテリーの場所まで線を通し、余った線はぐるぐるとまとめておく。

リレー動作用のACC接続線だが、分岐ハーネスキット(写真右)で本体からACC電源を確保しているが、ナビ用電源で既に使用している。 なので分岐ハーネスキットからのさらに分岐用の線(写真左)を作成して両方のリレーキットに配線できるようにした。 双方の配線ともリレーを動かすだけなので、あまり電気を食わないため容量の心配はない。

あとは、電源、スイッチ、ライトをつなぐ線を取り付けて配線完了。

フォグライト

ではライトの取り付けを行う。 最初にステーを取り付けるが苦戦。ステー付属の免振ゴムが分厚くゴムを挟んでステーを取り付けるとネジの長さが全然足りない。 いくつか用意してみたところ、12mmがちょうどよかった。16mmだと長すぎてきちんと挟み込めない。

ステーがラジエーターのすぐそばで、隙間の無い場所での取り付けで苦戦したが、何とか完了。

では、フォグライト類を取り付けていく。

取付は苦戦して試行錯誤していて、日も暮れ始めてちょっと焦っていたのもあり、途中の写真を撮り忘れた とりあえず後日完成の状態。ハンドルを切ってもタイヤが当たらない場所で、エンジンガードのパイプの曲がりの無い場所で、 カウルにぶつからない場所を探したところ、この場所となった。
エンジンガードには純正フォグライト取付用のネジ穴が開いているので、うまく活用できるとよかったのだが、板金加工技術は持っていないので断念。

ラジエータを一部ふさぐので、ライトの上下をひっくり返してパイプの下側に取付も考えたが、カットラインが入っているのでひっくり返すと意味がなくなると思いやめた。 ライトを点灯するとカットラインがあるので光軸調整はやりやすい。取付位置から水平位置に光のカットラインが来ればよいので、 バイクを水平にして適当な棒に明かりを当ててやれば調整が可能。

ライト

フォグライトの取り付けが終了。ちなみにフォグライトだが、フロントンタイヤのすぐ後ろに配置ということで、泥跳ねや飛び石が懸念される。 ライト自体はガラスではなくプラスチックのようなので壊れても危険は少ないが、安全を考慮してガードを検討。
ひとまずライトの後ろにはネジが2つあったので、外してみると枠が取れるだけだった。 本体はしっかり防水のためのコーティングされているようで、内部へのアクセスはできなかった

ここで、クリアの保護フィルムをフォグライトの円形に合わせてカットして用意。

そして、フォグライトの前面に貼り付ける。若干気泡が入ってしまったが、よく見ないとわからないレベルなので問題ないだろう。 これで多少傷が入ってもフィルム交換である程度の対応ができる予定。また破損レベルの問題が起きても、破片が飛び散るようなことにはならないと思う。

効果

通常日中はフォグライトは不要と考え、イカリングのみ点灯させている。
日が暮れて走ることがあったので、フォグライトを点灯してみると、暗い場所では結構役立つ。やはりバイクのヘッドライトはLEDのためか狙った場所近辺のみを照らしており、バイク直前あたりは暗いのだが、フォグライトを点けると足元が明るく照らされた。

遠くは本体ライトで。近場はフォグライトでとうまく住み分けして役割分担ができた。ねじのゆるみなどに気を付けながら運用していきたい。