ドライブレコーダー(DV688) その3 取付編

スイッチ取付

では、すべての機器のバイクへの取り付けを行う。後方カメラと電源およびGPSアンテナについては、 バイクに事前にセッティング済みなので、残りのスイッチと前方カメラ、そしてDV688本体を装着する。

まずはスイッチ。こいつはフロント側から引き出して、メーター左あたりにくっつけることとした。 付属の両面テープで取り付けるが、まずはそれっぽい位置に配置までを実施。

ケーブル類をフロントのメータ上の左端あたりから引き出す。電源、後方カメラ、スイッチの3本が顔を出す。

ケーブルが内部断線するとよくないので、ケーブルが通る部分を一部穴を広げておく。ニッパーで切り広げたため、すこし断面が汚いが、あまり見える箇所ではないので、ひとまずはこれで妥協する。このカバーだけ家に持ち帰れば、リューターできれいに整えることが出来るが、今日は時間がない。

これで、カバーをかぶせてやれば、うまくいくはず。もう少し本体からのケーブルが長ければ、 コネクタ部分を内部に隠せるのだが、惜しいところ。

マウンタ取付

次にマウンタの取り付け。もともとのねじが13.2mmだった。今回用意したねじは19.2mmで6mm長い。 マウンタの厚みが5mm相当なので、だいたい丁度良いはずだ。

ねじは問題なく入り、ねじ穴位置も問題なし。うまく取り付けが出来そうだ。

マウンタが取り付け出来たので、バイクをセンタースタンドで立てて水平状態にしておき、カメラの水平をとっておく。 スマホの水準器を使用して調整。写真はうまく撮影できず失敗。でもカメラ角度はきちんと調整できた。

※ピントが合ってなくて、何も写ってないなぁ。あとよく考えるとセンスタ立てた状態は前後はきちんと水平ではないことに気付いた。まあだいたいの調整ということで。

DV688本体をマウンタに取り付け、コードを接続する。タコメータの上あたりがかなりごちゃつくな。

次にスイッチを取り付ける。まずはスイッチの裏面に3Mの両面テープを貼り付ける。

そして、メータ脇に貼り付け。TMAX530がわりと直線的なフォルムなので、貼り付けるには便利だ。 これが妙に丸みのある流線形だったりすると、取り付けが難しくなるところだ。

ひととおり結線と取り付けが完了したので、キーをひねって動作確認。問題なく画面が表示され、撮影が開始された。GPSなどがうまく作動しているのかはよくわからないが、 すぐには衛星をとらえてないはずなので、試走の時にでもそのあたりは確認してみよう。

とりあえず、仮動作は問題なく動いたので、フロントカウルを全て元に戻す。 試作を繰り返したマウントは問題なく取り付け出来たので、あとは走行中の破損が起きないことを願いたい。 また、前後カメラ位置や角度なども今後調整が必要になると思われるので、少し走って撮影した画像を確認して、 調整していきたい。

ちなみに、DV688本体とフロントスクリーンはぶつかっていない。しかしクリアランスはほぼ無くて、ぎりぎりの位置。 これはこれで素晴らしい。DV688は4隅がゴム素材のもので囲われているので、振動でフロントスクリーンにぶつかっても、 クッションとなりスクリーン破損といったことにはならないだろう。 前方カメラ側はもっと余裕があり、何も問題なし。 ただしスクリーンの中での撮影となるので、夜や雨の時の画像がどうなるのかは心配だ。

マウンタ改良

早速だが、改良。というのも、取り付けてみると案外フロントスクリーンとの空間があるので、 もう少しフロントカメラを左に寄せてみようと思う。いまは、本体とぎりぎりの位置となっているが、 少しでも左に寄せてやると間が空くので、SDカードの取り出しなどが、取り付けたままできるようになるのでは?

すでにマウンタの長さが141mmと家の3Dプリンタではぎりぎりのサイズ。これをあと少し広げて、155mmとなった。 3Dプリンタの印刷エリアが150mm×150mmとなっているが、細長い物体なので、斜めにして印刷することで、 なんとか印刷可能に。そして、フィラメントの黒を入手したので、黒出力とした。

そのあと、カメラマウントの無い右側を逆に短くする作戦にて、すこし全長を短くした。 これで、全長が150mmちょっと。斜めの印刷なら十分余裕がある印刷サイズとなった。あとは、前側を少しバイク形状に合わせてV字傾斜をつけてみたりと、小さな改良を実施。

これをバイクに取り付けてみる。カメラ位置がフロントスクリーンと干渉しなければよいが。 前側のV字傾斜はいい感じとなった。本体の黒と相まって、純正部品のようだ(いいすぎ)

ドラレコ本体も取り付けてみる。黒い部品だらけで地味過ぎるが、目立つ必要はないのでこれで十分。

この状態でフロントスクリーンを取り付ける。ドラレコ本体や、カメラと干渉することは無く、スクリーンが固定出来た。この位置でも問題はなさそうだ。よかった。

本体とカメラの間に若干の隙間が出来たので、頑張ればゴムの蓋を開けることが可能。 SDカードの取り出しは少し厳しそう。頑張ればなんとかなるかもといったレベル。

まとめ

とりあえず、バイクへの取り付けは完了。現時点で気になる点としては、

  1. コードの色コネクタがフロントに見えるのが気になる。
  2. GPSはちゃんと動作するか?
  3. フロントカメラの揺れ(アイドリング時)
  4. マイクの音の拾い具合はどんなものか?
  5. 走行中に写真撮影ボタンが押せるかな?
  6. 電源オンでBカメラ(後方)がデフォルト表示だといいのに
  7. フロントカメラにスクリーンの映り込みがどうなるか
  8. 夜とかの映像はどんなかな?

など。今後検証していく。