マウントフィッティング
バイクへの取り付けは、純正マウント → ツラーテックマウントへ取り付け → バイクのRAMマウントへ装着ボルト取り付け一発と思いきや、なかなかうまくいかず、試行錯誤して完成した。
まずはツラーテックマウントを確認。真ん中のへこみに純正マウントが入るようになっている。 2枚の板がゴムクッションをはさんでくっついている構造になっており、衝撃や振動をゴムが吸収する仕組みのようだ。 取り付けにはどうやら、いったん全部バラして組み上げる必要があるようだ。

とりあえず、最初にくっついている汎用の何かに取り付ける2枚の小さなプレートははずしてしまう。

広がったハネの部分にある4つのナットをはずして、マウント本体の2枚の板をばらばらにする。 最初に後ろの板のほうから作業を進める。こちらには、RAMマウントのベースが付けばよい。
ベースのほうはねじ穴が適当?に開けてあるので、うまく一致する組み合わせを探すと、上下の2つがうまく一致しそうである。 4つの穴が一致する位置はなさそうなので、この2つをボルト止めすることにする。

ボルトは少し長めで、余裕があるので、間に板とベースのあいだに、クッションを挟んでみることにした。

次に標準マウントとの取り付けに入る。こちらは標準マウントと一致する4つの穴が開いているので、 標準マウントについていたねじを通して、取り付ける。

それぞれの部品が取り付けられた2枚の板を、元のとおりにくっつけるよう取り付ける。すると、どうもうまくいかない。どうやら標準マウントのボルトの先が干渉していて取り付けられないようだ。

ツラーテックのマウントには長めのボルトが4つ付属していた。これは標準のものより少し短い長さなので、どうやらこれを使用するのが正解らしい。妙にボルトがあまると思ったが、実はこっちを使用しろということだったようだ。
写真の上側が標準ボルト、下側がツラーテック付属のボルト そして貫通させてみた左が標準ボルト、右がツラーテック付属ボルト。当然のことながら飛び出し量が違う。
さて、若干短いツラーテック付属のボルトを取り付けようとしたら、なんとこのボルトはプラスドライバーでは締めることができず、六角レンチが必要だった。ドライバーセットに六角レンチがあったので、これを使用したらどうもサイズが合わない。小さすぎたり大きすぎたりで、ピッタリのがない。
家中探したところ、別のドライバーセットにちょうどのサイズの六角が見つかり、なんとかボルトを締めることができた。 特殊なボルト使うのなら、レンチも入れておいて欲しい。六角レンチなら安そうだし。

無事取り付けなおすことができて、2枚板をくっつけることもできた。これで完成した。
zumoの取り付けは、標準マウントの下のほうを引っ掛ける様にして、くっつけていき上のほうをピッタリくっつけたら、羽をぱちんと閉じる。するとzumoがマウントにロックされる。
通常はここで、右のほうにある特殊ねじ(赤丸部分)を締めて、羽が上がらないようにするのだろうが、 ツラーテックでは鍵を回して、羽の上にもう一枚の羽をかぶせて、動かないようにする。そして鍵を抜けば ロックされる仕組みだ。
RAMマウントのアームのほうも、締め付けねじの取っ手をはずし、かぎ付きのものに交換する。

これは鍵をはずすとねじが回るが、鍵をかけるとねじは空回りする。 鍵をかけておくことでアームの締め付けや緩めることができなくなる。

家に12Vのアダプタがあったので、これをバイクのバッテリーに見立てて、電源をつないでみた。すると、通電すると自動的にzumoが立ち上がる。これならバイクのACC電源につないでおけば、 エンジンをかけたら自動的にナビも立ち上がるようになる。車のナビと同じような動きをしてくれる。

逆に電源を切ると、内蔵電池で動作するか、電源を切るかのメッセージが出て、30秒で電源が切れる。 もちろん内蔵電池で動作させるように「はい」を押せば電源は切れない。

バイクへの装着
バイクへの装着は、何も難しくは無く、今まで付いていたMIO168RS用のマウントをはずして、 あたらしいzumo用マウントに取り替えるだけとなる。

ただし新しく改造が必要な点として、電源を取り込む必要がある。バッテリーから直接取るのと、キーに連動したACC電源を取るのがあるが、キー連動したほうがよさそうなので、ACCから電源を取る。とはいえどれがその電源ラインかが良くわからない。
バイク屋ではヤマハは茶色だ。といっていたのを思い出し、エンジンをかけながらテスターで茶色のラインをチェックしていくと、ハンドル部分に何故か余っているコネクタの1つが茶色のラインで、どうやらここに12Vが来ている。

しかし今度はマイナスラインがわからない。バイク本体がアースラインになっているが、せっかくなので、テスターで計ってマイナスらしきラインを探す。適当な青い線がマイナスっぽかったので、これをマイナスとする。
接続はいつものとおり、コネクタに線を突っ込んで終了。振動で外れてしまいそうだが、そのときはまた突っ込みなおす。

ハンドルセンター部分から電源を取ったので、電源コードがやけに余ってしまった。 ぶった切るのも、今度伸ばしたいときに困るので、とりあえずくるくるまとめて、ハンドル脇に押し込んでおく。

だいぶハンドルの中がごちゃごちゃになってきたが、なんとかハンドルカバーをかぶせて、 何事も無かったかのように覆い隠す。ひとまずこの状態で、エンジンをかけてみて、コードの先の電圧を計ると ちゃんと12Vが出ていたので、問題なさそうだ。

電源コードをマウントに取り付けるのだが、ここで電源コードをマウントに取り付けるネジが1つ無くなった。黒くて小さなねじが駐車場のアスファルトの上に落ちてしまい、また落ちた場面を見てないので、どの辺に落ちたかがわからない。
地面に這いつくばってあたりを探したが、見つからなかったので、似たような代替ねじを探して、何とか事なきを得た。ちょうど同じサイズのねじが合ってよかった。色は違うけど。
しかし風雨にされらされ錆びる。ステンのねじを探さなきゃ

電源コードがハンドルから飛び出しているが、コードがふらふらしていて、危なそうなので、 とめ具をつけて、コードを固定する。見栄えも良くなり、ハンドルへのおかしな干渉の危険も無くなりよくなった。

しかし鉄製であったために、錆びる。ハンドルカバーが茶色くなってしまい最悪だ。鉄製はあきらめ、黒いテープ止めに変更を余儀なくされた。

zumo本体取り付けると、こんな状態になる。 ちょうどメーター類のすぐ下にzumoがある状態になる。視線を大きく動かす必要なくナビを見れるので、 この位置がちょうど良い。

試走確認
さて、出来上がったマウントをバイクに取り付けてテスト走行してみると、いきなり問題が発覚。ベースマウントにクッションスポンジを挟んでみたのだが、これがやわらかすぎで、走行中ナビがガクガクする。クッションどころか逆に振動させる原因となってしまった。

すぐにクッションスポンジは剥ぎ取り、最初に付属していたプレートをスペーサとして挟み込んで 取り付けなおす。これでがっちり組みあがった。これで問題ないはずだ。
