防寒装備[ハンドルカバー編]

動機

寒さに年々弱くなっていくわけだが、冬のバイクはかなりのダメージを与えてくる。その大きなダメージの一つとして手の寒さがある。

どうしても風が直接当たる部分であるため、走行していると冷えやすい部分である。寒くなりにくいようにと分厚いグローブを付けると、その分ハンドル操作に影響が出てしまい、薄手のものだと手がかじかんでこれまたハンドル操作に影響が出る。

そこで意を決してハンドルカバーを装着することにする。少々見栄えが悪かろうと、安全第一なのだ!

調達

Napsでその手のものをいろいろ見てみたところ、ラフ&ロードのものが良さそうだったので購入。 サイズはフリーで、ビッグスクーターにも取り付け可能の文字を見て決定。

形はたしかにハンドルカバーだが、色は黒とカーボンカラーで、多少格好よくできあがっている。

バイクへの装着はハンドルカバーの部分を巻き付けてベルクロ止めする。 しかしココに少し難点があった。

巻き付ける部分しか支点がないので、取り付けをうまくしないとブレーキレバーが引かれた状態になってしまう。 また取り付け時にハンドルのいろいろなボタンを押してしまうようで、右ハンドルではキルスイッチを押していた。そして左側ではハイビーム!…

ブレーキレバーに影響ない位置にとどまるように何度かの試行錯誤が必要だったが、なんとかいい位置に固定することができた。案外取り付けは難しい。

ハンドルのスイッチ類が押せる程度の余裕を持たせたハンドルカバーの作りとなっているが、ビッグスクーター用ではないため1つ操作ができないものが残った。

「パーキングブレーキ」だ。これはビッグスクーターの車種によっても取り付け位置が違うわけだが、 T-MAXは左ハンドルにパーキングブレーキがある。そしてそれはちょうどハンドルカバーをベルクロ止めする部分にある。

なんとかならないかと思案してみるが、構造上無理であるため、ハンドルカバーとパーキングブレーキは排他使用するしかなさそうだ。 冬はなるべく平らな位置に駐車するようにしよう。

その後...世代交代

2008年冬。グリップカウルを装着したため、ハンドルカバーをつけ辛くなった。 グリップカウルがあると案外手に風が当たらず、寒さもきつくならない。 冬用のグローブをつけていれば、十分問題ないので、ハンドルカバーがなくても問題ない。

グリップカウルのおかげで、ハンドルカバーはお役ご免となった。