バッテリー交換にチャレンジ
最近バイクのエンジンの掛かりが悪い。というよりもセルの回りが悪いように感じる。全体的にへたっている感じはあるが、どうもバッテリーが弱っているのではと思う。
遠出をしていないので数時間エンジンを回している状況は少なく、十分に充電されていないのかもしれない。一度しっかり充電してやればいいのだろうが、うちには充電器がないのでそれも出来ない。
すでに5年も経っているバッテリーだから交換してみることにする。

状態としては、最初のセルスタートが一番弱い状態で、いくらか走った後は多少改善されている感じがする。 エンジンの暖まり具合も関係していると思うが、既に気温も暖かくなっているので、それを考慮すると最初のエンジンスタートはよくない。
つまり放置しておいたとき、電池が少なくなっており、いくらか走ると充電されているのではないかと予想する。 そこで1週間放置後のバッテリーの電圧をチェック。
テスターで測ってみると、12.98V。かなり十分な電圧だ。11Vくらいかと思いきや、十分な電圧が出ている。 ためしにシガーソケット側の電圧を測ってみると11.92Vと末端までわりと十分な電圧がやってきている。 ちょっと予想と違うのかも。

とりあえず発注してしまっているバッテリーが到着。TMAX用バッテリーだが、9B-4というタイプになるようで、これらに該当するバッテリーを捜すと、どれも高価! だいたい18,000円~25,000円といったところ。結構な値段するなと思っていたところへ楽天で3,980円を発見。
いかにも怪しそうだったのだが、評価を見るとそんなに悪い評価無く十分使用できている様子。たぶん早くダメになっていくのだろうが、通常の1/4の値段なら、純正1個買う値段でこちらは4個買えるのだ。 1年保証も付いているので、1年以上は十分に使えるはず。ということで購入したのだ。

早速交換作業に入る。まずは古いバッテリーをはずす。端子には防錆用にかグリスアップしてある。 プラスドライバーであけようとするが一番大きいドライバーでなければうまく開かない。六角レンチも使用して何とか ねじをなめずにあけることが出来た。マイナス側、プラス側とはずしていき完了。

次に新しいバッテリーを装着する。ちょっとだけ心配していたサイズだが、特に問題なくぴったりはまった。 これらは規格化されているのだろう。電池で言えば単3とか単1とかみたいに。
端子形状も今まで通りなので元あったようにコネクタをはずしたときとは逆順で接続していく。ショートで火花を起こすことなくすんなりと交換は完了した。当たり前といえばあたりまえなのだが、アクシデントは発生しなかった。 コネクタにはグリスアップをしていないので、グリスを入手後にやっておこう。

とりあえず交換は完了し、直後の状態をテスターで測ってみる。 電圧は12.69V。へたったと思われるバッテリーより低い電圧。そういえばバッテリー到着後にできれば補充電をした方がよいとあった。
輸送で、いくらか放電されていて電圧が落ちているのだろう。もしくは出荷直前の充電はしてくれていないのかも。とりあえずこの状態でセルを回すと、まあまあ普通にエンジンが始動した。セルの音も弱っている感じなく回った気がする。 若干の不安は残るが、これで何度かテスト運用をしていき確認していこう。

ちなみにこのとき取り外した純正バッテリーの電圧は12.74Vと交換バッテリーよりは少し高い電圧を指している。しかしセルを回した感じだと、交換後のバッテリーの方が強く感じる。電圧よりははき出せる電流が問題なのだろう。

バッテリー交換後、通常の街中走行およびロングツーリングに出かけてみたが、セルが回らないといったことはなく、 問題無く使用できている。しかし電力が強くなったという感じまではしない。エンジンは幾分以前よりはよいが、かかりは悪い。
バッテリーも弱ってはいたが、問題はプラグとかエンジン回りが主な原因だったのかも。もうじき車検があるからそこで よく見てもらおう。
充電器
上記でバッテリーを交換したが、どうも純正バッテリーはまだ元気なんじゃないかと思われるので、しっかり補充電を行い交換した安いバッテリーが不調になったら交換できるようにしようと思う。
そこで充電器を購入しようと思うが見てみるとバイク用は車用とバッテリーが違うので、バイク用の充電器が必要らしい。とはいえ、ほとんど切り替えで出来るような充電器が多いので、ちゃんとバイクも充電できるものを買えば良さそうだ。
オートバックスに行こうと思ったが、ホームセンターで安売りしていた充電器があったので購入。9,800円が6,800円だった。 本当にお買い得だったのかはよくわからないが、これくらいなら勉強代としてもいいだろう。 初心者向けっぽいパッケージの感じがとりあえず安心感を生む。

操作は非常に簡単で、バイクモードを選んでやればいいだけ。後は勝手にこいつがやってくれるらしい。 基本的にはほったらかしでよいらしく、満充電後1時間くらいほっとくと、さらによいらしい。たぶんトリクル充電でMAX充電するのだろう。

充電器の裏にはケーブルが収納されている。こういった物が収納できるのは便利だ。ほとんど使用することがないと思われるので、必要な物がきちんとしまっておけるとなくすことが無く助かる。
バッテリーへつなぐコードはかなりごつい。バイク充電は0.8Aのようだが、車用バッテリーには8Aの電流を流すらしい。 なので太いケーブルが必要なのだろう。

とりあえずこの充電器で、バイクから取り外した純正バッテリーの充電をしてみる。 すでにそこそこ十分な電圧が出ているバッテリーなので充電をしてみるとすぐに満タンになった。
やっぱりバッテリーには問題はないのだろうか。とりあえず1時間のトリクル充電をおこない、 今後のバイク用電子機器開発用バッテリーとして使ってみようと思う。
