ウインカーリレー
ウインカーのLED化に挑戦してみる。リアのウインカーバルブはテールランプと一緒にアクセスすることが出来るので、バルブ交換のハードルは低いのだが、単純に交換してしまうとウインカーがハイフラッシャー(早い点滅)状態になってしまうとのこと。
これは、ウインカーに玉切れ検知機能があるらしく、玉切れを起こすとハイフラになって知らせるらしい。しかしこれがLEDに交換してもLEDの電力消費が少ないためにリレーが玉切れと感知してハイフラッシャーになるので、単純にウインカーバルブをLEDにする前に、ウインカーリレーを何とかする必要がある。

ウインカーリレーは右後ろ側に装着されている。交換のためにはいろいろ取り外さないといけない。 久々の大手術だ。参考までによい方法がないかバイク屋に聞いてみたが、全部はずす必要があるらしい。

ウインカーリレー交換までカウルはずしを行う。まずは右側のブーメラン形カウルをはずす。 前方の2つのねじと後ろ側の大き目のねじをはずし、下側からめくるようにすると取り外せる。

次にタンデムバーをはずす。これがかなりの大物だ。しかしこいつをはずしてやらないと、サイドカウルの後ろ側が外れない。というか、原因はリアキャリアがあるためで、タンデムバーとリアキャリアがくっついているので、どうしてもはずすことになる。

シートをあげて、ゴムブッシュで隠れているねじをはずす。 かなり強烈にねじが締まっているので、中途半端な6角レンチでは緩めることは出来ない。左右2箇所ずつ4箇所のねじをはずす。

リアキャリアの下側にあるボルトをはずす。かなり奥まったところにあり、 めがねレンチがまわりのいろんなフレームにぶつかって回しづらいので、根気強く少しずつまわしてやるしかない。

なんとかタンデムバー&リアキャリアの取り外し成功。

リアキャリアの下側にあるリアカウルの天板を2つのねじをゆるめてはずす。

サイドカウルをはずす。前側の大きめのねじ2つと、シート中にあるねじ、リアの上側と下側にあるねじをすべてはずすと、 サイドカウルが取り外せる。これでウインカーリレーにアクセス可能となる。なかなかの大工程。

サイドカウルをはずして真ん中に見える2つの何かのボックス。この右側がウインカーリレー。左側は何か知らない。 この右側のヤツを新しいICウインカーリレーに交換する。

ICウインカーリレー
サイドカウルがはずせたので、ウインカーリレーを取り外す。コネクタを抜くだけ。

今回取り付けるウインカーリレーはこれ。デイトナの汎用ウインカーリレーで、100Wまで対応しているので、電球使用のままハザード点灯しても大丈夫なヤツだ。
ほかのICウインカーリレーをみるとまれにLED専用品があり、電球での ハザード(4灯点灯)不可のものがあるので、注意が必要だ。あとはコネクタの形が一致するかどうかだが、 これはチャレンジしてみるしかない。変換コネクタ付なので多少のパターンには対応できる気がする。

接続コネクタをみたところ、ICリレー付属の白い変換コネクタが既存リレーと同じ形状をしている。 3ピンで2ピンのみ使用している点も同じだ。プラス側マイナス側などの問題もある気がするが、コネクタ形状が一致するなら大丈夫だろう。 車体に取り付けるゴムの部分も同じ形なので、もとのリレーと同じように装着する。

新しく取り付けられたICウインカーリレー。あとは点灯試験をしてみて、うまく点滅してくれればOKだ。
後で気づいたが、左側にリレー取り付け箇所が1つ空いているので、もとのリレーはここに刺しておけばよかった。 家に持って帰るとたぶん失くす。

カウルをはずしたまま、バイクのキーを回し、右側ウインカー、左側ウインカー、ハザードとスイッチを入れる。 すべてのケースで問題なく点灯した。とりあえず問題はないようだ。
そういえば、どこか1つバルブをはずしてみて、それでもハイフラッシャーにならないか試してみればよかった。 とはいえ、この段階でハイフラッシャーが出ても困るのだが。

最後にウインカーのLED化にむけて、リアのウインカーバルブを調査しておく。 ポジション機能はなく通常点灯はせずにウインカー点滅時のみ点灯する。+側接点は1つ。口金側横のポッチは2つで下側並行。 BA15Sという口金になりそうだ。

最後にカウルやタンデムバーをはずしたのと逆の順序で取り付けていく。取り外し以上に取り付けはめんどくさい。