タイヤ空気圧センサー
タイヤの空気圧センサーというものが存在することを知った。エアバルブに取り付けておくことで常時タイヤの空気圧を測定して、 手元で参照することができるようだ。Bluetoothで通信しているらしく、かなり便利な気がする。
タイヤの空気圧はなるべくチェックをしたほうが良いらしいが、なかなかそこまで気が回らず、 たまにガソリンスタンドで計測して不足していたら追加で入れるくらいだ。
大陸製の怪しそうな装備ではあるが、きちんと使えるようならかなり便利な気がするので、試してみよう。

センサー取付
センサー側の取付は簡単。元のエアバルブのキャップを外して取り換えればよい。
最初に、もとからあるエアバルブのキャップを外す。途中でちょっと空気が抜ける音がするが、取り外し切るとエア抜けはなくなる。

次に、付属のゆるみ止めナット?をまずは回し入れておく。

そして、空気圧センサーを取り付ける。最初のエアバルブを外す逆操作で、ネジに回し入れていくと、途中でエアが抜ける音がするが、 そのまま回らなくなるまで回していけばエア抜けはなくなる。
しっかり回し入れたら最初に入れたナットを外すほうに回して、センサーをしっかりと固定させれば完了。

フロントタイヤ側も同様に取り付けてやる。センサーはRWとFWがあったので、たぶんRearWheelとFrontWheelなのだろう。

表示器取付
表示器は電源が必要。ナビ向けの電源サブハーネスキットがあるので、これの余っているコネクタを使用して、12V電源とする。
最初の表示は0。説明書を見ると、少し走らないとセンサーから情報が飛んでこないらしい。 センサーはタイヤの回転での遠心力などを測定して、ある程度動いたら電波を飛ばしているのかも。それなら電池をあまり食わないので、 測定頻度はかなり悪いが、電池の持ちは良さそう。そんなにタイヤの空気圧は急な変化はしないはずなので、とても理にかなった作りだ。

気にせずにしばらく放置していて、数値を見てみたら、それっぽい数値が表示されていた。 表示はどうもPsiのようだ。1Psi=6.89476kPaとなるらしい。

NT1100のタイヤ空気圧の適正値は前輪が250kPaで後輪が290kPaのようだ。 前輪の表示値が35Psiだと241kPaなのでまあちょっと少ない程度でいい状態らしい。冷えた状態なのでこれぐらいが適正と思われる。 後輪の表示値が43Psiだと296kPaなので若干高い程度でこちらもこれなら問題ないだろう。

Psi表示だと変換が面倒なので、Bar表示に変更できるはず。直しておこう。 しかし、なにげに電源電圧表示があるのが便利。NT1100はディスプレイ側でも電源電圧表示は出せるのだが、 トリップ表示の3ページ目にあるのでわざわざ表示させるのが面倒。 いつでもすぐに電圧が見れるので、バッテリーが弱っていたり、レギュレータが故障していると14Vでなかったりなどに気づきやすくなる。 まあ、あまり表示を見ない気がするけど、気になった時にすぐ見れるのが良い。
設定
空気圧がPsi表示だと色々と厄介なので、Bar表示に直したい。デフォルトはBarだったらしいが色々いじくったのでPsiになってしまったのかも。 ちなみにPsiはポンド毎平方インチで、重さのポンドや長さのインチを使う欧米系の単位だ。 Barは台風などで何ミリバールというあのBarという単位で、1Bar=100kPaとなる。 最近はkPaが標準単位らしく、いまは天気予報もヘクトパスカルと言っている。k(キロ)は1000倍、h(ヘクト)は100倍の単位だ。 ヘクトを使う機会は少ないが、面積の時ヘクタールというときに使われやすいな。
操作ボタンは電源マークのボタン1つのみ。長押し時間でいろいろと操作する模様。かなり難解だ。 まずは、動作中に電源ボタンを5秒長押しする。すると設定モードに移行する。左上に「0」が表示されている状態が、表示単位設定モードだ。 電源ボタンを押すたび0~6まで設定モードが繰り返される。現在Psi表示モードとなっている。

ここで、電源ボタンを長押し(3秒)すると、Psiとその下のPが点滅して変更モードとなるので、ここで電源ボタンを短く押すとPsi/Barの切り替えができる。 Barモードに変更して、また電源ボタンを長押し(5秒)すると、設定変更が登録される。

これで、Psiでの表示からBarでの表示に切り替わった。 適正値は前輪が2.5Barだが表示は2.3Barと少し低い。ただし走行前の冷えた状態なのでこれはこれで大丈夫そうだ。 後輪は適正値2.9Barに対して2.9Barなので冷えている状態で既に適正値だ。少し高めとなっている。ほぼ2人乗車なので少々空気圧が高いくらいが良いと思う。 以前見たときの値とほぼ同じだ。

これである程度わかりやすい表示となった。 空気圧の横に小さく表示が出ているのは、多分温度だと思われる。前輪16℃で後輪27℃とすると随分温度差が大きい。 前輪は日陰位置で後輪は太陽に当たっているから差が出たかな?そうなると空気圧の差もある程度適正な気がする。