ポジションランプのLED化(1)

目次

開始

ミラーをハンドルに取り付けたので、標準のミラーは取り外した。 しかしミラーマウント
は残ってしまうので、黒いスポンジを埋め込んでガードしている。 だがせっかくなのでここにLEDポジションランプを取り付けてみようと思う。

ポジションとして使用するLEDは白色のSuperFlux日亜化学製だ。 5~6ルーメンあるから、かなり明るさは期待できる。ただ半減角が100°と少し広がりに欠ける。 スペックは以下。

光度6.8lm
電圧3.8V
電流30mA
半減角100°

バイクのミラー箇所のカウルの穴を紙で型どりする。 紙をカウルに押さえつけて、トレースしたので正確に取れているだろう。写真では見えづらいが、押し当てた枠が紙に型として残っている。

型紙に合わせた大きさのユニバーサル基盤を準備する。 今回はこの2枚から起こしていく。

実車合わせしながらまずはドリルで穴を開ける。微妙に基盤の穴のピッチとミラーのボルト幅があわないが、ヤスリで穴を広げることで、問題なし。 しかし基盤を丸くカットするのは難しい。基盤の穴にあわせてギザギザにカットした後ヤスリで 丸くするしかない。ヤスリで簡単に削れてくれるので、そう苦ではない。

カットした基盤にLEDを仮配置してみる。だいたいこんなものだろうか。 ねじ穴位置にはボルトが来る予定なので少し開けておく必要がある。

LED配置が決まったので、そこにマークを付けておく。 これを目印に、後でいろいろ細工予定。

今回は基盤の上に銀紙を貼る。基板の表面を隠すのと、光の反射効率アップを狙う。銀紙を基盤の大きさに合わせてカットする。ちなみにこの銀紙はあらかじめ導通しないことを確認済み。最初折り紙の銀紙を使おうと思ったら、導通するので使用不可。たまたまあったカッティングシートの銀色が調べてみると導通無しのためこれを使用している。ちょうど接着面もあるので 貼り付けられて便利。

基盤表面に貼り付けて、周りをカッターで切り取ると完成。

2枚とも貼り付け完了。結構きらきら反射するので、効率は良さそうだ。

ボルト用穴を開けた後、LEDの位置にあわせて、LEDの足が刺さるように 針で穴を開けていく。 こうしておかないと、銀紙側からLEDを刺すので、穴が空いていないと、 LEDを刺す場所が分からないのだ。

全ての穴を開けた。結構めんどくさかった。あやうく指に針が刺さりそうになるし… どうも裁縫は苦手だ。ためしにLEDを刺してみると問題なく取り付けできたので良さそうだ。

これが今回使用する白色SuperFluxLED。発光部分がなんだか白/黄の色になっていて 今までのLEDとは少し違う感じ。いままでのは、全てが透明な樹脂で、中に金属の接点が見えるだけだった。でも形は前回使った赤のSuperFluxLEDと同じ。

すべてのLEDの取り付け、半田付けが完了した。なかなか壮観な感じだ。

ひとまず点灯試験をしてみる。これは相当まぶしい。とはいえ、ヘッドライトほどではないから 対向車に迷惑を掛けることなく、自分の位置を知らせることが出来るだろう。

失敗

テストの最中にあることに気が付いた。あれ?何か間違えているぞ。
今回配線図を設計したのは以下の条件に従って設計を行った。

  • 電流値は定電流装置を使用するので350mA固定になる
  • 白色LEDの定格電流は30mAなのでそれ以下となる350÷12=29.?で12列の並列にする。
  • 電流の偏りがないように、1列のLED個数は全て同じにする。
  • 基盤に配置してみたところ、1枚に24個乗りそうなので、12×4の配置にする。

しかし、電流値と、基盤面積からの最大配置のみ考えて、電圧値のことを考慮していなかった。 ブレーキランプ作成時、1列4個配置にしたが、あのときは赤のLED、今回は白のLEDなので 必要電圧値が違う。計算してみると下記のように18V近く必要であることが分かった。

当然バッテリーの電圧値は、変更しようが無いので、どうしようもないことが分かる。 ちなみにテスト時は15Vのアダプターを使用してテストした。このときはLEDは点灯することが出来た。 しかし9Vの角電池で点灯させようとすると、48個中1個が細く点く位だった。

最終的に、バイクで点けばいいと思い、バイクに繋いで試験してみると、弱々しい感じで点灯する。そしていくつかは点灯していないLEDも存在する。大失敗だ。