デジカメ(LUMIX LX3) レンズバリア

ガジェット

レンズバリア:リコーLC-1

購入したDMC-LX3はレンズキャップが欠品の中古品なのだが、自動開閉カバーが取り付け可能なことが調査済みなので、そのレンズキャップを購入。リコーのGX200/GX100用レンズキャップだ。レンズの飛び出しに合わせ3枚のハネが開くという単純だがなかなか楽しそうなシステムだ。

ただしそのまま取り付けできるわけではない。他社製品なので取り付けをするための加工が必要。 やり方は各種あるようだが、とりあえず加工が簡単そうなLC-1内側の突起を削り取る加工を行う。 LX3と径が同じなのだが、突起があるため取り付けられないので、ぶつかる箇所を削るのだ。

なかなか細かな難しい作業になることを想定し、今回安いリューターというドリルを購入。電池式で2,000円とちゃんとできるか心配な装備だが、きっと役に立つはず。と思ったが、意外にもニッパーとカッターでうまく加工ができ、リューターの出番はなかった。

すでにたくさんの人が装着を行っており、各種ノウハウがネットに満載なのでそれらを参考に改造が完了。 弱点としては少し力がかかると簡単にレンズキャップがはずれてしまうこと。これは専用部品でないため仕方ないことかもしれない。なるべく優しく扱ってやろう。

最悪レンズカバーがとれて紛失しても\1,500なので、また購入して改造すればよいだろう。電源を入れて自動的にカバーが開く様はなかなか楽しい。

残念なことに、ただ取り付けただけでは新たな問題が発生する。LX3のズームを望遠にするとレンズの寸胴が短くなっていくのだが、 それに合わせてレンズカバーの扉が閉じ気味になっていく。最望遠にしたときレンズの画角に入ってしまいぼんやりと黒い影が写ってしまう。 (これをケラレというらしい)

この写真が最望遠にした状態。かなり扉が閉じているのがわかる。確かにこれじゃぁ扉が写り込んでしまうだろう。

LC-1取り付けの先達たちはこの問題への対処法も開発している。大きくは3つの方法があり、

  1. LC-1のボディを薄くしてしまいハネをなるべくレンズの寸胴に当たりやすくする。しかしこれはLC-1をかなり削る必要がありスキルと労力が必要そうだ。
  2. LC-1のハネの裏側に何か突起を付けてレンズの寸胴に当たりやすくするもの。ハネは3つあるので、 それぞれのハネの裏側にスポンジなりプラ片などを貼り付けるのだ。
  3. 今回採用したもう一つの方法が、レンズの寸胴に嵩増し用リングを貼り付けてレンズカバーのハネに当たりやすくする。 ちょうどよいリングの型式も公開されていたので、ホームセンターの水道部品エリアで入手可能。 水道用のパッキンらしい。これがちょうどよい径で、高さもちょうどよいらしい。

パッキンに両面テープを貼り付けて、それをLX1のレンズの寸胴に貼り付ける。パッキンに沿って両面テープの余分箇所を切り取る。

パッキンはゴム製なのだがゴムパッキンだけだとLC-1のハネに引っかかってしまい、LC-1が自動的にはずれてしまう。 滑りをよくするためゴムパッキンの上に一緒に入っていた赤いプラスチック製のリングも貼り付けた。これでほどよくスリップしてくれてLC-1がはずれてしまうことが無くなった。しかも意外に赤色がいいアクセントになってレンズ周りがかっこよくなったかも。

これで最望遠にしてもハネが閉じすぎることもなくなり、写真に影が映り込むこともなくなって安心して写真を撮ることができる。 そして電源を切ればハネが閉じてレンズバリアとなってくれる。LC-1へ衝撃を与えないように気を付ければ後はすべて問題なしとなった。

紛失のため追加購入(2010.04)

旅行に行った際、レンズキャップを紛失。確かにちょっと力がかかるととれてしまうので、紛失の可能性は高かったため、 なるべく気を付けていたのだが、とうとう紛失してしまった。

2010/02に長崎の旅行に行ったのだが、ふと気がつくとレンズキャップがなく鞄の中やレンタカーの中を探し回ったが見つからなかった。ここはさっぱりあきらめて、新しいのを再作成しよう。無くしたらまた作ればいいのさ。

早速ネットでLC-1を購入。もしや販売終了なんてことは?等の心配をよそに在庫も問題なく販売中だった。今回はまた次の紛失に備え、2個購入しておく。1個1,500円なので、そんなに大きな出費ではない。また、前回制作済みなので作り方は問題ない。以前と同じように各所の爪の部分を削りとればよいのだ。

今回はリーマーという機械を入手していたので(かなりへっぽこなリーマーだが)プラスチックの削りは 余裕だ。このリーマーという機械は、先端のなにか?がくるくる回り、それを削る部分に押し当てると削れる仕組み。2,000円の品なので、電池動作のしょぼいものだが、プラ相手なら十分使える。削りかすを飛び散らせながら、 作業はすぐに完了。

特に大きなミスもなく完成。カメラにはめ込んで様子を見ながら微調整すれば完成。 やっぱリーマーあると楽ちん。