スマホナビ
スマホナビがそれなりに便利だったので使用していたのだが、不満な点がいろいろとわかってきた。
- 電池を食う。バイクからの充電の電源かモバイルバッテリーを用意しておかないと危ない。
- 案外パケットを食う。一日ツーリングしていると案外パケットを食っていた。といっても100MBくらい。
- 夏にクリアポケットで日差しが当たっていると熱でスマホが落ちる
- リルート時に有料無しが解除される。有料道路はマップアプリの設定変更が必須。ちょっと面倒
- ナビ画面が表示拡大率が大きすぎて遠くが不明。
設定次第で治りそうなものもあるのだろうが、いろいろ面倒。良い点も考えて落ち付こう。
- 最新地図なので海の上や森の中を走るようなことはない。
- 通常使用のスマホなのでお気に入りなど地図のブックマークが充実している
- 音声での指示は慣れると便利。走行中の実施はなお便利。ほとんどうまく指示できていないけど。
- 車線なども教えてくれる場合があり、わりと親切。
良い点も多いので、使用していきたいが、スマホナビのみに頼ると危険ということがわかってきた。 なので、バイクナビのzumoも装備してダブルナビ体制で臨みたい。

マウント場所
スマホナビはスマートモニターが取付済みでこれは確定。7インチと大きいためその横にzumoを配置するスペースが厳しい。 ではどこに置くかが悩ましい。見える位置に存在しないと意味がないし、とはいえ現在のナビやバイク本体のディスプレイは塞ぎたくはない

検討の結果、バイクのディスプレイの上のひさし上に配置してみる。ここならそんなに前方をふさがないし、ハンドル上ではないので安全上も安心。 ただしビス穴などがないので簡単に配置できそうにないのがネック。

まだバイク本体に穴をあけるのは勇気が出ないので、ひさし上が平面なのを利用して両面テープ貼り付けを考えてみる。 ここにマウンタが取り付けられれば何とかなる気がする。
マウント作成
ひさしの上に取り付ける前提で、マウンタを作る方向で検討。ちまたにそんな都合の良いマウンタは存在しないので、 3Dプリンタで作成してみる。 まずはひさしの角度測定。56°のようなのでこの位置に56°の三角形のものを置けば水平が取れる計算。

ひさし上で水平を取る台座と、zumoのマウンタを設計してみる。90-56=34°で三角形を作成して三角柱を作成。 中をくりぬいて中空にして台座完成。

zumoマウント用のマウンタ!を作成する。zumoマウントの形に合わせて設計を行い背面にねじ止め穴を準備する。 少し力のかかる部分なので強度が心配なのだが、4つのねじで固定すれば大丈夫だと信じたい。

ひとまずzumoマウンタのいろんな箇所のサイズを測定しながら作成したが、簡単には完成しない。 実際印刷して合わせてみると結構不一致箇所が出てくる。なので細かく出力しながら微調整を繰り返して、 最終的な形合わせを行う。

横のケーブル取り出し口の位置が悪かったので微調整。0.5mm変更しただけなので、パッと見ではよくわからないが、 ケーブル取り出し口の位置と一致して、ピッタリハマるようになった。

背面のネジ穴位置合わせ。全印刷すると時間がかかるので必要箇所に絞り込んで、位置合わせを実施。 フィラメント切れのため、灰→黒に切り替えてねじ位置フィッティング継続。

中空部分を測定して、スペーサを用意。突起部分がzumoマウンタに当たるようにして、 ネジに無理な力がかからないようにしておく。黒なのでよく見えない?

全体出力してみて様子見。ねじをはめてみると、ネジが少し斜めになっている。0.2mmほど微調整を実施。

そこそこ最終形態となった。ロゴなどを入れてみる。(黒だと見えにくい)

ほぼ完成形。zumoマウンタおよびzumoも取り付けてみる。 背面ねじ部分はちょうどよいサイズのジルコンのスペーサがあったので活用。 内径がM3用なので4mmのドリルで穴を拡張して使用。強度は不要で単にねじを隠すだけなので強度不足でも関係ない。
途中で気づいたアイデアなども盛り込んで、最終的に完成。 マウンタはひさしの上にのせる水平化の台座と、その上にのせるzumoマウンタ用のマウンタの2部品構成だ。
バイク取り付け
では、バイクに取り付けてみる。まずは想定場所に配置してみる。角度を測って水平(垂直)を取るようにしたので、きちんと垂直に立っているようだ。見やすさを考えると少し上向きにしたほうが良かったかも。

ひさしの上への取付は穴をあけたくなかったので両面テープでの貼り付けとする。しっかりと脱脂して、両面テープがはがれないようにしておく。

両面テープは3Mの強力な奴。大きな一枚と、切れ端があったのでこちらも使用してしっかり貼り付けておく。

あとは電源をバイク側に接続すればよい。電源サブハーネスキットまでコードを這わせて接続する。
以前、ハンドルマウント側ナビ用に電源は準備してあるので、コネクタだけ用意すれば接続するだけでよい。

これでzumoの取付完了。

バイクのディスプレイのひさしは、案外弾力性があるためzumoの重みで揺れる。 視界の遮りは、思ったほどではなく、邪魔になることはないのでよかった。スマートモニターより見やすい位置に配置となったので、 こっちがメインンナビになってしまうかも。といっても音声がつながっていないので、案内を聞くことができないのだが。