Eye-Fi終了
デジカメでの写真転送がほったらかしでPCに送られてくるEye-Fiが便利だったのだが、つぶれてしまったようで終了した。
PC転送機能のみ暫定で残ってくれていたのだが、それも終わってしまったために、どうにもできなくなった。 以前のように写真撮影後には、カメラからSDカードを抜き出して、PC側ではSDカードリーダを準備して、 内部の写真を転送する必要がある。
自分が使用しているEye-Fi便利機能は以下
- 写真撮影後の自動転送。家のWiFiにつながれば勝手にPCに新しい写真のみ転送される。
- SDカードのファイル自動消去。転送済みのファイルについてはSDカード使用量が一定量を超えると、古いのから自動削除。
- 転送ファイルの日付分け。PC側には日付フォルダが出来て写真ファイルが転送される。結構地味に便利。

毎回SDカードを取り出して手作業で実施するのは結構面倒。抜き出し後にちょっと追加で撮影なんかすると、 また取り出しての追加コピーと、大変。だんだんおっくうになってSDカードに入れっぱなしとなってしまう。
Toshiba FlashAir
完全終了となったEye-Fiに代わるものについては、 ToshibaFlashAirがいくらか引き継いでいるらしいので、 選択肢としてはこれしかない様子。見てみると2017年6月に第4世代のものが登場しており、 「何か」がいろいろよくなっているらしい。 せっかく新しいのが出たんだし、使ってみようか。

ということで、楽天で32GBのFlashAirを購入。さて、どれくらい便利になるのか、案外使えないのか?期待と不安がいろいろだ。

アプリケーション
さて購入してみたFlashAir。使い方不明なので、調べてみるが、スマホ向けのiOSかAndroidの手順しかない。スマホに転送してもいいのだが、そこからクラウドに流れるので無駄に通信量が食われるので、うれしくない。 スマホは見たい時だけ都度のぞき込める程度にして、写真ファイル転送はWiFi利用でPCに送りたい。
いろいろ探してみると、PC向けの手順ページがあった。⇒Windowsパソコンで初期設定をする

まずはPC向けのアプリのダウンロードが必要。 こちら からアプリを落とす。


最初に言語を聞かれるので、デフォルトの日本語のままOKを押す。



フォルダ選択はデフォルトのまま。x86に入るようなので64bitアプリではないようだ。

これでインストール開始らしい。簡単。

アプリのインストールが始まった。

インストールはすぐに終わり、完了。

設定
スタートメニューを見ると、TOSHIBAの下にFlashAirToolがインストールされたようなので、 これを実行してみる。

すると、起動して何かを探している様子。

しばらくすると、エラー画面となった。どうやらSDカードを差し込んだ状態で起動する必要があった様子。 まあFlashAirの設定ツールなので、FlashAirがつながってないと、意味ないか。

開封とFlashAirTool
そういや、FlashAirのSDカードが届いているけど開封してない。設定をどうするかでいろいろ探していて夢中になったため、 本体のほうは放置してた。急いで箱を取り出す。

箱の中からとりだした、見た目は普通のSDカード。しかしこの中にはメモリ以外にCPUや無線装置などが詰まっているはずだ。

これをSDカードリーダに刺して、PCに接続する。なんだか悲しいことに、使用するカードリーダはEye-Fiのもの。 これはいいことなのか、悪いことなのか。

改めて、FlashAirToolを起動。今度はきちんとFlashAirのSDカードを見つけて、メニューが出た。

そしてそのまま設定ウイザード画面も出てきた。

FlashAirが親となる場合のSSIDとパスワード設定が出たので、設定を行う。WiFiが飛び交う中で見つけやすいように、 SSIDはFlashAirっぽい名前がいいだろう。というかそのままにして、パスワードだけ変更しておいた。

次はPC向けのドライブ設定?らしい。

しかし、PCが無線LAN動作していないということで、エラー終了となった。 いやいや、FlashAir使うからって、PCも無線LANとは限らないでしょ。 OK押すしかないので、セットアップはここで終了。

メニューの「FlashAirドライブ設定」がこの設定らしいので、ここからもう一回実行を試してみるが、

「無理!」との冷たい対応。どうやらこのFlashAirドライブ設定は、PC側の無線LANを使用して、 FlashAirに接続し、ファイル取得をしようというものっぽい。なのでPC側の無線LANが必須なのだ。

やりたいのは、FlashAirが親機ではなく、子機となってもらい、家のWiFiに入り込み、PCにファイルをアップロードしてほしいのだが、 どうやらFlashAirtoolにはそんな機能は無いらしい。う~ん困った。今一つ使えないな。
とりあえずこのツールの状態を見てみよう。まずは一番上の「ネットワーク設定」。 先ほどの親機設定が入っているがその下には、インターネット同時接続設定がある。 またうかつに騙されないように、よく調べてみると、FlashAirにWiFi接続すると、ネットにはつながらなくなるので、 FlashAirをルータとしてネットにつなぐ設定らしい。
PC→家のルータ→インターネット
といった接続ルートが、
PC→FlashAir→家のルータ→インターネット
に変わるものと思われる。
経路の間に無線、無線と2つも無線を挟み、どう考えても遅そうな接続で、ギリだけどインターネットにつながるよ。ということだろうか、 騙し感がはなはだしい。

2つ目の「無線LAN起動モード」だが、どうやらFlashAirのWiFiの起動と、どれくらい動かしておくかの設定らしい。 まあデジカメの電池で動いているので、なるべく少なめが電池にやさしいだろう。使い方と合わせて設定すればいいだろう。

3つ目の「FlashAirドライブ設定」は動作しないので、4つ目の「カードの初期化・設定変更」を選んでみる。 カードのフォーマット(FlashAirアプリは残したフォーマットと思われるが)ができるようだ。 また、下側にはマスターコード設定ができるようで、なにか2段階パスワード的な設定らしい。

最後の「EyeFi連動機能設定」を選んでみる。OnかOffしかないが、 デジカメ側にEyeFi連動機能がある場合にそれを動かすかどうからしい。
デジカメ側が対応していると、ファイル転送中に自動電源オフが動作しないなど、連携して動いてくれるようなのだが、EyeFiが終わり、デジカメ自身でWiFi接続機能を持ち始めたので、この機能が使える機種は少なそう。でもうちのEOS-Mはあったはず。

ということで、PC転送の野望は失敗。スマホ連動にて写真転送を行うほかなさそうだ。 ただの高いSDカードとして動作させるしかないかな?