ヒートベッドケーブルカバー
ヒートベッドケーブルカバーを印刷してみる。実際にはこれはX-ONE2向けではなく、同じメーカーのQIDI TECH 1の機種向けだ。 しかしいくつかの部品はそのまま使えたので、見た感じが似ているものなら行けそうな気がする。

ヒートベッドは加熱するため、電源が必要で、その電源ケーブルが下につながっている。そして楕円の穴から底の電源エリアに通っているのだが、 この穴をカバーするもののようだ。サンプルの写真を見る限りX-ONE2も似たような穴なので、使えると思われる。小さいしとりあえず印刷してみよう。
印刷
大きくはない部品なので、ちゃちゃっと設定して印刷実行。電源コード出口は中空なので、サポート材が入り印刷完了。

取り付けてみると、問題なく穴に入りいい感じのカバーとなった。と思ったが、ケーブルは後ろ向きに吐出口があるが、 ケーブルの動きとしては横向き。ちょっと吹き出し口が横のほうがいい感じなんだけどな。

ということで、ものは小さめなので、右側に開口口を作ろうと、Fusion360で修正をかけてみる。 stlを読み込ませて、少し変換をかけて作業できる状態にし、右側相当部分の壁を取り除いてみた。

逆に後ろ側の壁は塞ごうかと思ったのだが、下の溝との関係とかでうまく塞げそうにないので、とりあえずこのまま。 上からのホコリの侵入とかを防ぐことができればいいんじゃないかな?
では、この少し改造したフタを印刷してみる。いい感じに2方向穴の空いたケーブルカバーが出来上がった。

早速取り付けてみよう。するとうまく右側にケーブルが出るようになり、いままでケーブルの動きのままフタが装着できた。 これでケーブルに余計な力がかかってしまうことはないだろう。

ヒートベッドが一番下に下がったときでも、ケーブルは今まで通りの動きをしており、問題なし。 Qidi Tech 1とはヒートベッドをつなぐケーブルの通し方が違うのかもしれない。X-ONE2むけのカバーを作ることが出来た。

改造
まあまあ横出し改造ができたが、もう少しいじってみよう。 改善点としては、後ろ側開きは少し塞ぎたいのと、簡単に取れるので何か引っかかりを用意したい。
ということで、若干の改造を実施。後ろ側の開きには少し壁を用意。また下側にはちょっとだけ突起を付けて引っかかりを用意してみた。

これで印刷してみるが、後ろを塞いだ壁はどうもきちんと他の壁とつながっていなかったようで、一部妙な隙間ができた。 まあ全体的には問題なく完成。引っかかり部分はうまく機能するかな?

差し込んでみると、結果として大した改善ではなかった。後ろ側の壁を作ってみたのも、どうでもいい感じで、 また浮きを防ぐ引っかかりも、ちょっと下過ぎたようで、1mmくらいはすぐに浮いてしまう。なかなか難しいところ。 でも、どれも全て特に何も問題はないので、これにて完成としよう。
