3Dプリンタ 道具編(7) 反りの発生

3Dプリンター

反りの発生

板状のものを印刷していると、よく見たら板が反っている。

本来は、ベッド側にピッタリとくっついているはずの出力物が角のほうが反り上がってめくれたようになっている。 ベッド側のマスキングテープも上に引っ張り上げられたようで、一番下のベッドとの間に、空間ができている。

安いフィラメントが原因かと考えたが、原因はどうやら印刷時の気温にあったようだ。 季節が冬に入り、回りの気温が下がっているため、ノズルから出力されたフィラメントはすぐに固まる。 ベッドの上に出力されても冷えるのが速いために、反り上がってしまい、上に持ち上げられたようだ。

長尺のもの、まっすぐなものなどは反りやすいようだ。さらにそれが真っすぐ上に積まれていくと、反りがどんどん引っ張られて大きく反りやすい。

対策

・形状変更が可能なら、形を変えてみる。四角から丸にするなど。

・ブリム(土台)をつけてみる。ブリムがしっかり土台側に引っ付けてくれると頑張ってくれるかも。

・スカートをつける。しっかり貼り付かせるための巣カード部分を1層用意してあげる。

・中空(形状変更)を用意する。反りが起きる個所が積みあがると反りの力が強くなるので、中空で力を逃がすようにすると、小さな反りで済むかもしれない。

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