カバー工作(ひさし)
mioを実際にバイクに装着して近所を走ってみると、いくつかの問題点がわかってきた。その中の一番の問題が、太陽の下での見難さだ。バックライト型液晶の宿命か、明るい場所では非常に見にくい。バックライトより周りが明るいと、何も見えない。
また画面への写り込みも激しく、傷ついた保護シートと相まって、見づらさ満点だ。 ひとまずひさしを作ってみることにする。
ひさしとして、段ボールで作ろうかと思ったが、あまりに貧相になりそうだし、 強度的にもかなり問題がありそうなので、却下。近くのホームセンターで、 アクリル板を発見したので、これでひさしを作ってみることにする。 しかしアクリル板なんて初めて加工するがうまくいくのか心配。

最初にボール紙でだいたいの形を作成。それにあわせて、アクリル板にラインを引いてカットする。 たぶん曲線のカットは不可能のだろうから、直線カットのみで構成する。糸鋸とかあると曲線カットが出来るのかな?
真ん中のアンテナを出す部分のカットはかなり難しかった。角の部分はドリルで穴を開けておけば楽だったかも。

カットしたアクリル板を接着剤でくっつける。角の部分のみ接着だから、 ちょっと強度が足りないかも。でも補強はどうやったらいいのだろう?

接着剤を付けて、形を固定して放置。24時間で完全硬化するらしい。 結構時間がかかる。

最後の裏部分も接着させて、重し(テレビのリモコン)を乗せて さらに一日。完成まで結構時間がかかった。

できあがったひさしをPDA装備したマウンタに付けてみる。 なかなかいい感じかも。しかしひさしの斜め部分の角度は逆だった? でも全面を広く取らないとたくさん光が入ってしまうし…

ひさしは、内径がぎりぎりに作ったので、マウンタに取り付けるときっちりはまり、うまいことひっかかっているが、 特に固定をしているわけではないので、ちょっと力が加わればぐらつく。 よって、裏側にベルクロテープを付けて固定するようにした。

ベルクロテープによる固定は完璧だった。というか強すぎた。 ツーリングに行った先で、装着したひさしを外そうとしたら、ベルクロの方が強すぎて、ひさしの接着が取れた。
本来上がらないはずのひさしが上に上がる。ボンドの粘着だけでかろうじてくっついている状態。 いつ上部が取れてもおかしくない。

その場では急いでコンビニに直行。セロテープを買ってきて、取れてしまわないように貼り付けた。 (赤丸箇所)しかし走行すると振動でカバー上部は飛び跳ねる。う~んどうしよう。

壊れた部分は家に帰って、蝶番を付けることにした。固定させてもどうしても力が掛かってしまう部分なので、また壊れてしまうだろう。ならいっそのこと可動式にしてしまった方がよいだろうと考えてみた。
しかし可動式にしても、走行中は固定されていた方がよい。取り外すときだけ可動できるとよいのだが、どうやったらいいか、まだアイデアが浮かばない。
ちなみに、アクリルの角が刺さると痛かったので、ホットボンドでガードしてみた。 白のホットボンドしかなかったのだが、結構アクセントになったかも。

イヤホン加工
MIOの問題点として、本体スピーカからだと音が聞こえない(聞き取れない)。せっかくのMioMapにより、ルート案内を行ってくれるのだが、走り出すと走行音でかき消され何をいっているかわからない。
言い出し初めのピンポーンはわかるが、それ以降は何をいっているか聞き取れない。30km程度で走っていると何となくわかるがそれは交差点に近づき、曲がる準備に入った状態。普通に走っていたらわからない。
普段ライドコムを使用しているので、そこのイヤホンジャックにmioを繋ぐことに。 ただ、mioのイヤホンジャックは2.5φ、ライドコム側のコネクタは3.5φ。となると変換コネクタが必要。
秋葉原で、3.5φのメスと2.5φのケーブル付きのオスを購入。 これで、延長ケーブルのような変換を作成し、ライドコムと接続。

mioに案内させてみると、mioの音がうるさすぎる。mio側のボリュームは最小にしてもまだでかい。 ライドコム側のボリュームを下げると今度は会話が聞こえなくなる。 mioが悪いのか、ライドコムが悪いのかわからないが、これじゃ使えない。
なにかmio側の音量を調整するボリュームが欲しいが、どうやったらいいかわからない。 回転式可変抵抗を準備するといいのだろうが、音量ボリュームはたしか指数的に抵抗値が変化しないと 駄目だった気がするし、では、何Ωの抵抗を用意すればいいかもわからない。
とりあえず、手元にあった普通の抵抗を挟んでライドコムで聞いてみると、47Ωでは まだ音が大きい。1kΩを挟むと結構音が小さくなった。 これでいってみよう。
100均で購入した携帯用のイヤホンから、2.5φのプラグを拝借。 最初はコードも利用予定だったが、プラグをいじっていたら、壊れてしまい、 結局自分で半田付けすることに。でもこのおかげでコネクタは最小にする事に成功。

3.5メス側に1kΩの抵抗を挟む。GND側に挟んだから、RLとも抵抗で減衰させられるはず。 高周波用とか、考えていないからだいぶ音は悪くなるはず。でもライドコムが結構音が悪い(音声部分のみ増幅。他はカット) ので、問題なし?ケース取り付け用のメス型なので、最終的にはバイク本体にジャックが取り付けれると良いのだが。

マウンタ側に、イヤホンジャック用の穴がない!。マウントにドリルで穴を開けてみたが、 手持ちのドリルでは径が足りなくて、イヤホンジャックが入るほどの穴があけれない。 しかしプラグ側を最小にすることが出来たので、クッション部分のみ加工して対応することにした。 穴開け損だった。

何とか半田付けしたプラグをホットボンドで固める。いまにもショートしそうだったので、 絶縁+取っ手となっている。ホットボンドは結構はがれやすいがあんまり分厚くしたら、 大きくなってしまうので、ぎりぎりの厚みで作成。なかなかいい感じに仕上がった。

メスコネクタ側もボンドで固める。ショートや腐食を防ぐため、金属部分は全て覆い隠す。 しかし上の部分の径より少し厚くなってしまった。バイクへの装着は無理かも。別にいいけど。

mioへ繋いでみる。当たり前だが、つながった。ホットボンドのおかげで、 持ちやすく力も入れやすい。コネクタを抜くときもしっかり持てるので、変な力が入って壊れることもなさそうだ。

バイクに装着した状態。音量もちょうど良く、高速走行時はmio側を最大にすることで、何とか聞き取れる状態。町中なら、中くらいにしておけば十分。会話の邪魔をするでもなく、程良い音量になった。

その他追加装備
どこか知らないところに行き、迷ってしまったとき、GPSにより現在位置が把握できるのは心強い。場所を調査し、その位置の地図を表示できるので、迷うことはない。
が、実際迷ってしまったときに、mioで現在位置を調査。そしてその位置の地図を表示したまでは良かったが、では、どこに行けばいいかがわからない。
というか、今どっちを向いているのかがわからない。そのときは夜だったから、わかりやすい目印も見つからず、地図上では、行きたい方向はわかっているのに、目の前の道を右に行けばいいのか、左に行けばいいのかわからない。
mioにも矢印が出ているが、停止しているときの矢印はでたらめなので当てにならない。少し歩いてみて矢印を確定させる方法もあるが、フルフェイスかぶって、mio持ってうろうろ歩いていると捕まりかねない。もっとスマートな方法として、方位磁石を装備することにする。 (たかが方位磁石でやけに長い前置きだ)
ということで100均で購入した方位磁石。オイルが入っているタイプなので、 くるくる針が動いて安定しないといったこともないはず。ただ水平にしないといけないタイプなので、 平らな箇所に取り付ける必要がある。

早速分解! キーホルダータイプなので、邪魔な部分を排除する。 予想通り真ん中の方位磁石部分のみ取り出すことに成功した。

方位磁石の後ろにベルクロテープを付けて、バイクに取り付ける。 最初はマスターシリンダーの上に付けてみたが、磁石が違う方を刺すのでやめた。
ハンドル周りには何か磁気を出す物があるみたいだ。 乗車位置からハンドルで隠れにくい位置の、写真の部分に装着。 ベルクロテープでくっついているから簡単に取り外し可能。だからって、もっていかないでね。
