タンデムステップ交換 その1

YAMAHAコンフォートタンデムステップ

前のバイクのT-MAXではタンデムステップを標準のアルミの細いやつから、ゴム張りのしっかりしたコンフォートタンデムステップに交換していた。 こっちのほうが足が乗せやすく滑りにくいので乗りやすいらしい。

しかし新しいバイクになって、標準のタンデムステップがまたアルミの細いやつになってしまった。 やはりこれだと靴が滑りやすく踏ん張りがきかないので、乗り心地が悪いらしい。

前のバイクを下取りに出す際、タンデムステップは標準に戻しておいたので、ゴム張りのコンフォートタンデムステップは手元にある。 バイクのメーカーが違うが、うまく取り付けられないかチャレンジしてみよう。

塗装

T-MAXから取り外しておいた、コンフォートタンデムステップだが、よく見るとところどころ塗装の剥がれが見られる。 可動部分やぶつかる部分は仕方ないと思うが、せっかく取り外して手元にあるので、少しきれいにしてやろう。

余談だが、このステップと足を置くゴム部分を取り付けていたネジだが、ねじロックを付けていたので、 ものすごく硬く、プラスドライバーではナメそうでかなり厳しい状態だった。ある意味ねじロックの効果がしっかり出ていたのだが、 外すときには大変。
ここぞとばかりに、インパクトドライバーを使ってみると、なかなか手ごわかったが、ねじを緩めることに成功した。 また、もう一つの手段として、ネジザウルスというねじの頭を摘まめるペンチを使ってみたが、こちらでもねじを緩めるのに成功した。 ねじの周りが広い場合はネジザウルスがよさそう。摘まむ場所が周りにない場合はインパクトで頑張るしかなさそう。

では、100均で買ってきた艶消し黒のスプレーで塗装がはがれた個所を塗ってやる。 ねじ穴を使ってぶら下げた状態で、段ボールの簡易ブース内で簡単に塗装開始。案外この艶消し黒は元の色と違和感がなくいい感じだ。 モノが小さいから、全身塗装してやると、なんだか新品みたいに変身。何かいいかも。

塗ったらしばらく吊って乾燥。夏の日差しがひどいので、外においておけばすぐに乾燥してくれる。 黒色なので油断すると触れない熱さになっている。

良いものができた。ゴム側は端のほうが少しひび割れているが、支障なさそうなのでそのまま使用する。 振動で外れたりしないように、またねじロックをつけてゴム板を取り付けておく。

穴位置違い

では、取付にかかる。まずは、既存のタンデムステップを取り外す。 T-MAXと同様に割りピンで留められているので、これを元に戻して割りピンを抜く。

すると、ステップのジョイントピンが抜けるようになるので、こいつを引っこ抜く。

ジョイントピンを抜けば、銀色のステップ部分を外すことができる。 ただしうかつに取り出すと大変な目に合う。ステップの上げ下げでカチカチと引っかかりが出るように、内部にバネと玉と穴あきプレートがある。 抜き取るときにばねが弾けるので、なくさないよう優しく抜き取って部品を飛ばさないようにする。 初めての時は知らずにバネや玉が飛び散って、探すのに苦労した。

さて、取り付けようと思ったのだが、アレ?何か変だぞ。

NT1100のステップ(シルバー)とT-MAXのステップ(黒)のステップの根元部分を比べてみると、若干外形が違う。 ジョイントピンが通る穴は似た位置で、YAMAHA側はカラーもつけるので、穴サイズは一緒になりそう。 しかし、ひっかかりのカチカチ玉を入れる穴位置が全然違う。玉が引っかかるプレートの穴位置もこれでは一切引っかからなそう。

取付方式など、同じ感じだったしアルミステップも似たようなものだったので共通かと思ったが、 メーカーでの差異があった。う~ん、こんなところは合わせておいてくれるといいのに。

残念ながら、YAMAHA向けのタンデムステップは、HONDA車には移植できないことが判明した。 せっかく色まで塗ってきれいに準備したのに残念過ぎる。泣く泣く元のアルミステップをNT1100に取り付けなおす。 本当は割りピンは毎回新品を使うのが良いらしいが、既存をそのまま流用しておく。 本当に残念過ぎる。

ペグ 車種別適合&ピン径一覧表

こちらを見ると、メーカー別ステップの写真がある。確かにYAMAHAとHONDAで似てはいるが穴位置などは違っている。