ナビ用フロントブラケット(2)

NT1100

zumoマウントカバー問題

苦労しつつフロントブラケットの取り付けと、zumoナビの取り付けが完了。
では出発してみよう。

早速問題発生。zumo本体をマウントに取り付けると、マウントのカバー(フタ)を取り外すが、なくしそうなのでコードでブラケットに取り付けている。しかしフタ置き場がないために、ブラブラしてしまい、NT1100のディスプレイ脇で暴れてしまう状況に。これは気が散って危険だ。

ひとまずコンビニでテープを購入して暴れないようにバイクに貼り付けておく。かなりかっこ悪い。バイクがケガして治療しているみたいだ。

良い置き場所を用意したいがどうしよう。紐で失くさないようにしていること自体が失敗なのかな?対応をどうすべきか悩ましい。

お辞儀問題

新しいブラケットにzumoを取り付けて走りに出たが、懸念事項が実際に発生。バイクに衝撃がかかると、zumoが下を向いてしまう。なるべくきつめにねじを締めたがやはり瞬間的な衝撃の場合は、ブラケットバーが回転してしまい、zumoがお辞儀をしてしまう。

まあ、手で回しても回るくらいなので、衝撃がかかると簡単に回るだろうな。う~ん、高い位置にあるから、少しお辞儀したほうがいいのかな?いやライダー目線で言えば見下ろす位置になるから、やはり少し上向きな感じが良いはずだ。バイク本体のディスプレイと同等の上向きが理想なはず。

さてこちらもどうしよう?なかなか悩ましい。多分これはRAMマウントにしたところで同じ問題は起きるだろう。そもそもパイプを回転させないようにすべきであり、ブラケット自体の設計ミスな感じもするが、まあ安い商品なので文句は言えない。

棒の両端にゴム板でも差し込んでおくと、グリップがきいて回転しづらい気もするが、結構両端幅はキツキツなので、ここから1mm程度広げるのは骨が折れるなぁ。

対策

フタ置き場問題への対応

zumoマウントのふた置き場についてだが、ブラケット上部は隙間多く空いている空間なので、この辺りに置き場を用意したい。

フタの表面に粘着テープでも取り付けて、ブラケットに貼り付けるといいかも。でもテープは何度も貼ったり剥がしたりとなるため、粘着が弱まって元のブラブラ状態になりかねないな。
いやアイデアはわるくない。粘着テープではなく貼ったり剥がしたりといえばベルクロテープだ。
ベルクロで取り付ける方式がいいかも。

ベルクロって案外接着力が強く、逆に裏側の両面テープ側がはがれるっていうのがあるあるなんだけど、今回は強さはほとんどいらないから良い案の気がする。

ということで、100均のベルクロテープを準備。

これを、zumoマウントのふたとバイク本体に貼り付けておく。まずは、ふた側に貼り付け。

そして、くっつく相手として、バイク側に貼り付け。

これで、zumoを取り付けて、ふたが不要になった時には、バイクに貼り付けておくことで、紛失防止になる。

ふたの裏面が上になってしまい、ちょっと良くない気がしたが、逆向きにはできないし、仕方ない。若干の違和感はあるがまあ問題ないだろう。真ん中に配置したほうが良かったかな?でも手が届きにくくなるしなぁ。

ナビのお辞儀への対応

ナビブラケットのバーなのだが、そこそこきつめには留めているから、ガタンという衝撃が無ければ通常の走行ですぐお辞儀という状態にはならないが、やはり段差などを通過したときの衝撃を受けると、ずれてしまう。

ナビの下側あたりに良い角度で留まるようなつっかえ棒を置くのがよさそうだな。どうしたものか...以下でモロモロ対策を実施。

蓋ケースを設計

(2025/09/13)ベルクロ止めで蓋あばれ問題は解決したのだが、せっかくなのでふた置き場のケースを設計してみる。ケース自体は箱を作るだけなので設計は簡単。

蓋のケーブルは長くはないので、zumo本体の近くに置き場所を配置する必要がある。フロントブラケットの上のほうの空部分を利用して、ここに両面テープで貼り付けるとフロントブラケットに嵌まることで安定するかもという目論見。最終形の予定はこちら。

手前のベロ部分がフロントブラケットのアキ部分に嵌まる想定。ここを両面テープ接着すると安定するのではと狙っている。下記図のマルで囲った箇所。

とはいえいろいろ難しそうなのでまずは簡単な形だけ作成してサイズ確認。底面部分だけを印刷し、フロントブラケットにあてがって確認を実施。手前のひし形部分がブラケット空部分に嵌まるエリアここだけ厚みが大きい。奥の四角は箱が乗っかる予定でここはフロントブラケットの上に乗っかる予定。真ん中奥の飛び出しはzumoのお辞儀対策ができないかと突き出し棒を出してみた。

何度かこれでサイズ調整を実施し、フロントブラケットのあき空間にはめ込むものが作成できた。両面テープだけだと振動などで外れても嫌だなと、磁石を入れる場所も作成。実際に試してみると案外吸着してくれるので、有効そうだ。

フロントブラケットにはめ込む方式で、土台のサイズ測定ができたので、蓋ケースも装備した状態で、プロトタイプを出力。最終に近い状態で最後の確認をしていく。

ちなみに、zumoお辞儀対策は固定のつっかえ棒だと長さを変更したいときに再設計と印刷になって大変そうなので、ねじをつっかえ棒にしてみることに。これならねじの長さを変えるなどでつっかえ棒の長さを簡単に変更可能。zumoに当たる部分はカマボコ板部分なので傷などの心配は無用。逆に衝撃でねじがもげる心配をしたほうが良いのかも。

また、つっかえ棒を取り付けると振動でこの蓋ケースが押されて、両面テープが剥がされやすくなるかもしれないと思い、フロント側に外れないように引っ掛かりも準備した。これで蓋ケースは簡単には取れなくなるはずだ。

とりあえずこれで、実際にフロントブラケットにあてがってみる。
すると、かなりのよいフィット(シンデレラフィット?)。心配していたフロント側のひっかけ部分は目測で作ったけどちょうどよい寸法。しっかりこのふた置き場をホールドしてくれそう。

そしてzumoのつっかえ棒も、予定通りカマボコ板を押す形でぶつかっている。M6の40mmをいっぱい押し込んでちょうどだった。余裕を見て35mmがあるとよいが手持ちはこれ以外だと20mmなのでたぶん短い。これで行こう。

最終調整は完了。気になる点の微修正をして、最終印刷を行う。現在はフィラメントがなかったのでプロトタイプを茶色で印刷していたが、最終版は目立たないように黒で出力する。でも黒は熱を持ちやすくて真夏には変形しやすいいんだよなぁ。