現状把握
トップケースのブレーキランプ点灯にチャレンジ。
そもそも購入したケースはストップランプ装着済み。 with stoplight のシールがその証拠。

さて、いったいどんなランプがついているのかをみるために、分解してみることに。
ケースの内側から3つのねじを(写真では2つ写っている)緩めると、赤い反射板ごとはずれる。

電線に気をつけながら引っ張ると、反射板がとれる。その真ん中に黒いプラスチックがあり、この中にライトが入っているようだ。

黒いふたの両端のねじを緩めるとはずすことができる。

黒い部分を引っ張り出すと、銀の反射板とその中に4つのライトが見えた。

さらに基盤を止めている2つのねじを緩めると、ライトと反射板がはずれる。

ライトはちょっと大きめのムギ球といったところか。

トップケースのブレーキランプ部分の構造は理解できた。
LEDライト作成
ランプ部分をLED化するべく、作成に取り組む。
まずはベースとなる部分の作成。今回はLED部と電源部の2段構成とする。
最終的には3段構成にしてライト制御部を挟む構想。写真は電源部。ふたの形に合わせて成形する。

LED部の方は、ただの長方形の基盤。表面には銀紙を貼り付けて効率よくライトが光るようにする。リフレクターまで作れるとよいが、立体成型は難しいからここまででとどめておく。

銀紙が貼れたら、その上からLEDを付けていく。今回のLEDは、白のSuperFlux(日亜製)と、少し奮発。というか、赤の5mmLED(台湾OASYS)は友人にあげたのでなくなったのだ。

裏面にはセラミック抵抗を直付け。300Ωの2並列で150Ωとする。これで計算ではLED1つあたり28mAが流れるはず。定格30mAなのでこれでよい。

2個組の8列で16個のLEDを装備。トータル450mA程度の電流が流れる。5W強。

裏面はこんな感じ。これに配線を行っていく。

簡単にすませるなら、これらをすべて並列に配線してしまうとよいのだが、今後のさらなる展開のために、少し細工を施し拡張性を持たせておくことにする。とりあえずプラス側は共通にするので、写真のような電線を作成。間隔を開けて被服を剥いてあるのだ。

これをLEDのプラス位置に横に接続していき、写真のようになる。これでプラス側の接続は1本になる。

マイナス側は個別に配線を行う。少々配線が増えてじゃまになるのは仕方ないとしよう。

電源用基板と接続して完成。

本体装着
ケースに装着前にいったん点灯テスト。電源は9Vの角電池。まあまあいい感じに光っているのではないでしょうか。

白黒の線がバイク本体からやってくる電線。ブレーキのラインに接続予定。やはり電線がかなりごちゃごちゃしてしまうが、しまい込んでしまうとわからなくなるので良しとしよう。

ケースに組み込み、室内で点灯試験。電源は相変わらずの角電池。LEDが少し下向きになっているのだが、まあいいでしょう。 周りを暗くしてから確認すればよかった。

バイクへの装着だが、ブレーキランプなのでブレーキの電源ラインの確保が必要。 後方右側の位置にあるコネクタに後方系ランプが一式まとまっていたので、ここからラインを抜き出す。

ブレーキラインとナンバー灯のラインを抜き出した。ナンバー灯は常時ONなのでACCラインとして利用する。 ブレーキのラインをトップケースのランプ用に抜き出す。

トップケースからのラインは、ケースとの接点から荷台に沿ってこの位置まで引き出す。

それぞれのラインを、ギボシで接続すれば完成。

そのままバイクに装着して、完成。ブレーキランプと併せてボックスのランプがうまく点灯しています。 残念なのは乗っている自分にはいっさい見えないこと。まあ安全度が上がるということで。

その後
さて、拡張性を残しつつの制作(というか簡単な部分だけ先に作ってしまった)であったが、 今後は制御部を作成してライトをいろいろ操作したいと思う。といってもナイトライダーになる程度だが。できあがるのはいつになるやら。