ライドコム

ライドコム購入

TMAX購入後、タンデム用の通話機を検討する。タンデムで乗ることが多くなると予想されるし、 なんといってもパッセンジャーに退屈させないためにも、必要と考える。

そこで、いろいろ探してみるのだが、まず安い物は却下。今まで無線機を使っての会話を行ったことがあるが、安い物はやはりそれなりである。2千円程度の物だと30km以下でしか会話不能という物もあった。その点、KTELのマイクは1万以上したが、 性能が良かった。今回数万の出費は覚悟の上で、機種を探す。条件としては、

  • 同時通話可能
  • 60km走行程度では問題なく会話できること
  • 無線機は使用しない
  • 配線などの取り回しが楽なこと。取り外ししやすいこと

これらは最低限必要である。これらの条件に見合うものはないか探してみる。

そこで、第一候補に挙がったのがライドコム。しかしかなり高価。 しかし用途に応じて、いろいろな組み合わせが可能なのはなかなか良さそうだ。 ほかにもY’sギアの(道楽ホン?)もあったがそれは同時通話が出来ないので却下。(バージョン2だと同時通話できるみたい)またKTELも似たようなのがあるが、やはり高価。

ライドコムがいいけど、高価なためなかなか手が出なかったとき、NAPSでセールをやっており、ライドコムが20%Offとなっていた。これで踏ん切りが付き、購入を決意。しかしいざNAPSへいって見るとお目当てのTYPE3(タンデム用)が品切れ。

店員に相談して、他のタイプを組み合わせてType3と同じ構成にして、Type3の値段で売ってくれと頼んだら、後付ヘッドセットは割り引き対象外商品のため、出来ないとのこと。だが、取り寄せでの購入なら、割引価格でよいということなので、そうしてもらう。 別に今すぐ欲しいわけではないので、少々遅く入手しても問題ない。

3日後に宅急便で届いたライドコムを、ヘルメットに装着。全体にきっちりスポンジが入っているヘルメットなので、スピーカーを入れる空間が無く、耳当て部分のスポンジを少しもぎ取って、空間を開けてスピーカーを内蔵させた。マイクと本体は、バネで縁に噛みつかせればOK。このバネ結構固いので、取れる心配はなさそうだ。 (バネがかなり固いから取り付けに苦労した)

マイクはこんな感じ。KTELのマイクと比べるとちょっとショボい気がする。 仕様上では100kmでの会話OKとあるが、本当に大丈夫だろうか? 店内にサンプルがあったが、走行状態でのテストは出来ないからこればっかりは勝負してみるしかない。

さて、実際に使ってみると、予想以上に使える!マイクの感度はかなり良く、 たぶん音声の周波数以外をカットしているようで、走行中も風切り音で聞こえないとか、エンジン音で聞こえないといったことがない。(さすがに加速中のエンジン音ではうるさくて聞こえないが通常走行中のエンジン音なら問題なし)

スピーカーは両耳にセットされているからか、後ろでしゃべられると、スピーカーではなく直接聞こえているような感覚で聞き取れる。スイッチを切ると途端に聞こえなくなるので、確かにライドコムの音声である。

ボリュームはMAXにしなければ、聞こえないのが気になる点だが、 100km走行でも、予想以上に会話が出来る、すばらしい。 電池も単3が2本で、一日は持つので、十分だ。充電電池でもちゃんと使用出来ており、 だいたい1日半くらいは持つ。 接続部はライダー、パッセンジャーのコードに加え、音楽用、携帯電話用などの コードもあるので、今後活用していきたい。

ライドコム強化?

なかなか使えるライドコムだが、本体が防水ではない。 ヘルメット装着部分は防水らしいが、本体側は防水ではないので、雨の時が心配。 一応ポーチに入れているから、どしゃ降りでなければ水に濡れる心配はないと思うが、 コードから伝わって、本体に浸水する可能性は高い。 そこで、ちょっと簡単な防水加工をしてみようと思う。

まずは本体を分解してみる。タッピングねじを外すだけなので、簡単に分解可能。 ケースと基盤と電池ボックス、だけで出来ている簡単な作りだ。まあ性能は問題ないからいいか。 電子部品が丸出しなので、これらをグルーでコーティングしてみようと思う。 その前に、スイッチ部分に別のラインを配線しておく。今のスイッチはちょっと使いにくいから、 スイッチを外出しに出来るように、コードを半田付けしておく。後での改造に備えておこう。

(後で判明)スイッチは2カ所(都合4カ所)を接続しなければいけなかった。4接点すべて外部に出さないと2接点だけつないでもライドコムは起動しなかった。失敗

半田付けが終わったら、見えている金属部分をグルーでコーティングしていく。 半田部分は全てグルーで固め、コードと基盤の部分も極力グルーで固める。 グルーを盛りすぎてふたが閉まらなくなったが、また熱で溶かして何とか山を引っ込めた。 これで完成。多少水に強くなったのではないかと思う。完全防水ではないから、 雨には気を付けるが、最悪濡れてもグルーコーティングにより、ショート、破損、錆びなどはある程度防げるであろう。

最初は、ライダーとパッセンジャーのみで使用していたが、ナビが装備されるとこれをオーディオ端子に繋ぎ、ナビ音声をMIXして聞いている。

PDAナビなので、MP3再生 も可能だが、ナビとの併用はPDAの操作がしづらいので、どちらか排他で使用している。ただ、ライドコムでは音声以外の周波数はカットされているようで、音楽の高音や低音はあまり聞こえてこない。ノイズに近いようなヘビメタ類はおかしな音になってしまいそうだ。