リアボックスの劣化
バイク屋に点検で出したところ返却時の説明でボックスからの異音を指摘された。走るとカタカタと音がするとのこと。GIVIはゴムブッシュがあるがヘタりやすいために、このような状況になりがちらしい。
ボックスの鍵は渡していなかったので、バイク屋では取り外すことが出来ず、原因まで調査は出来なかったとのこと。ということでトップボックスを外してゴムブッシュのチェック。

確かにクッションゴムがヘタっているようだ。削れたゴムのカスも出ている。
詳しく見てみると、どうもキャリアの後ろ側がおかしい。ボックス引っ掛けのフックの後ろ側が輝いており、よく見るとキャリアが削れて鉄が丸出しだ。

カチカチカタカタ音があるのはどうもこれが原因らしい。たぶん後ろ側のゴムブッシュがヘタったためにボックス底面がキャリアにぶつかるようになり、異音を出しつつキャリアが削れる事態になったのだろう。
ひとまず原因は見えたので対策をどうしようかと思ったところ、ちょうど手元に黒いシールを発見。 ZUMO660のクレードルに開いた穴をふさごうと購入した壁の傷補修用のシール。

裏はシールの簡単貼り付けで、若干厚みもありそれなりによいのでは?
そしてサイズがほぼゴムクッションと同じサイズということで、これをゴムブッシュの上面に貼り付けて少しかさ上げしてみる作戦に。
zumo660にしか使用していないので、シールはたくさん余っている。二重に貼っても余るくらいだ。じゃんじゃん貼り付けよう。
色もちょうど黒くて目立ちにくく、偶然にもかなりよいパーツが手元にあってラッキー。
表面はさらさらで滑りやすいのだが、トップボックスはがっちり固定された状態なので特に問題はないだろう。滑りやすければ振動を逃がしてくれたり、削れるのを防止してくれていいかもしれない。

キャリア側の処置は完了とするが、ボックス側にも処置を施しておきたい。
引っ掛けフックの後ろ部分が干渉しているので、ボックス側を見るとそこは一応樹脂製。金属部分かと思ったがそうではない。
ということはキャリアの金属むき出しは、まだ塗装がはげている程度かもしれない。とはいえかなりの力がかかっていてよくない部分なので、処置を施す。

具体的には先ほどのシールを貼るだけ。シールは若干滑りやすい表面のため、キャリアとの擦れを低減させて、キャリアが削れてしまうのを防ぐ効果を期待したい。 あとは、キャリアが錆びると嫌なので、塗装のはげている部分は何か塗っておきたいな。