YZF-R6日記 2000/09

2000/8/26(土) 試乗

オフ用の愛車LANZAを点検に出すために、わしはYSPに出向いた。
店長と「R1は良いのぉ」という話をしておったら、乗せてあげますというもんじゃから、 それは良きはからいとばかりに試乗してやった。そのR1は試乗車シールは貼っていなかったが多分試乗用なのじゃろうて。まあわしの心配することではないがのぉ。

そんなことはどうでもよく、現在の時間は16:00。道路はけっこう渋滞。R1で渋滞のいらいらを体験したかったわけではないので、赤信号で速攻先頭に出てシグナルダッシュをしてみる。
おっとっとこいつは猛烈なパワーじゃわい!さすがじゃのぅ。もう少し長い直線があれば脳味噌のずれる感覚が味わえそうじゃ。アクセルをラフに開ければ簡単にフロントが浮くという噂もあながち嘘ではなさそうじゃ。10分程度乗り回して帰還。

そのあとR6もどうぞというので、しょうがない。そこまで言うなら乗ってやるか。
な、なんと!こいつは乗りやすい。軽い上にポジションが断然楽だ。R1ではすでに手や肩が痛くなっていたのじゃが、こっちならだいぶ楽じゃ。むふぅ、猛烈の欲しくなってきたぞ。どうやら店の罠にはめられたと感じるのは気のせいか。もしや誰かがわしの背中にネギを装備したのでは…

2000/9/2(土) 購入

バイク屋を巡って今のバイクを高く引き取ってくれるところがないかと探す。
そう、すでに俺は気が付かないうちに買い換え準備を整えていた。

結局購入したところが良い値を付けてくれた。どうやらわしはバイクを本気で買い換える気なのか?自分の真意もわからぬまま、YSPに向かう。

どうやらR6は1台きりしか残っていないらしい。 ほかの店では1台もなく、01モデルの入荷待ちになるじゃろうてという話じゃ。R1なら結構あるが、R1は試乗したとき、前傾がきつくて気合いの足りないわしにはアウトオブ眼中。

R6がほかの客も交渉中らしいので、早い者勝ちということで、即決で購入を決める。むむむ実はこれも店側の罠か? 毎度ながら勢いで購入を決めてしまう。 どうやらわしの背中には相当量のネギが装備されているようじゃ。

2000/9/9(土) 納車

今日は待ちに待った納車日じゃ。まあ実際は仕事に追われていつのまにやらという感じじゃがまあええわ。 早速引き取りに行く。先週に引き続き猛暑。なぜかここのところ毎週土曜日は暑い。今日は相棒の熊ちゃんが仕事なのでアッシーがいない。しかたなくメットを携えて電車でGO!。

駅から30分の歩行距離と猛暑はすでにわしの少ない体力のほとんどを削ぎ取りおった。すでにR6などどうでもいいかな、などとふとどきな気分に陥っている。危険じゃ。這々の体で店に到着するとわしのR6らしき車体が待ちかまえている。 少し気分が盛り返すのを感じつつもとりあえず椅子に座って休む。

休むために座談に話を持っていきつつ残金を払う。ていうか内金1万払っているだけだから、ほとんど全額を支払う。みみの揃ったピン札百数枚!そう当然わしクラスになるとキャッシュで購入じゃ。 (君らとはラベルがちがうのよラベルがね…(泣))

休息のとれたわしは、車体まで行き各種説明などを受けつつキーを受け取る。以下その説明内容の抜粋じゃ

各部解説

メーター周りはアナログ(内部的には電子式らしい)のタコメーターとデジタル表示のスピード計。 スピード計はマイル、キロ表示切り替え可能。しかしオドはマイルのみ。どういうこっちゃ、中途半端じゃのぉ。

いくら海外仕様じゃといっても世界標準単位はkm/hじゃろう(知らんけど)。スピード表示が変えられるのなら距離計も変えてくれよ。 まるで声だけ変わったカツオ(またはノリスケ)じゃないか。(良い例えではなかった。すまん)。

時計表示も可能。オドと排他表示。またトリップ計は2つ。そして操作ボタンは2つ。 お得意のSELECTとRESETじゃ。これだけで各種操作をしようというんじゃから無謀すぎる。取説必須じゃ。

時計があるのが便利なんじゃが、表示切り替えがやっかいじゃ。なんと2つのボタン両押しじゃと。 はたしてわしに覚えられるのか。

そして驚きは、なんとガソリンタンクはリザーブ無し! コックはONかタンク取り外し用のOFFのみ。最悪じゃ!いかに世の中デジタル化へ移行しつつあっても、 燃料計もないバイクのガソリンコックがONかOFFのみというのもひどい話じゃ。

ガス欠でひどい目に遭ったことのあるわしにはまさにひどい仕打ちじゃ。 ただし、残量が少なく(残り3.5リットルらしいが)なるとガソリン警告灯が点く。 また警告灯点時からの走行距離表示機能があるらしい(Fモード距離計)。 ガス欠危険ランプが点灯してから何キロ走ったかが、わかるらしい。なるほどデジタル化はわしを見捨ててはおらんかった。

ヘッドライトはOFF、スモール、点灯の3つの切り替え可能。 スモールでは、ヘッドライトの両端にスモールランプが点灯。なかなか良いんじゃないか。 しかしハザードランプはなし。ハザードは結構好きなのに、残念。後付で装備してみようかな。

といったようにスイッチ類は標準のものしかない。 トランクは容量はほとんどなし。車検証を入れてすでにいっぱい。何にも入んねぇ。まあ期待もしていないけどね。そしてリアシート裏にメットホルダーあり。かなり使いにくそう。 とりあえずフックでも付けとけといったやっつけ仕事っぽい。このあたりはレプリカゆえの宿命じゃな。

メーター下のウインカーの表示ランプは青色。LEDでもだいだい色はあるのに、使えよ。 表示ランプは、ウインカー、ハイビーム、ニュートラルと燃料警告の4つ。あとタコメータ内にオイルの警告灯がある。しかしこれはどんなときに点くのかよく知らない。油温か、油量じゃろう。 まあ基本的なものしかついていないから、難しいことはない。

乗車

さて乗車。エンジンはそこそこスムーズに吹ける。とはいえこれから慣らし、あんまり回転は上げられない。

さあ発進。 まだミッションの入りが悪い。 ニュートラルに入りにくい、1速2速の間、3速4速の間が入りが悪い。回転数を気にしながら走るので、かなりぎくしゃくした走りになり不本意じゃ。

そして今日は猛烈に暑い。ちょっと走るともうファンが回転をし始めた。どうやら水温が103℃~105℃で回転を開始する。ファンが回ると熱風はカウルのおかげで、すねから足首あたりにでてくる。腕や胸元に来るよりましかもしれない。

膝の内側が、タンク下のフレームに当たるが、熱い!ライポジを各種考える必要がありそうだ。本日の走行距離80マイル達成(120km?) 一日中うろついて、何とかこれだけ走った。渋滞エリアが多かったので、距離はあまり出ていない。しかしファンだけは十分に慣らしが終わったように思う。相当派手に回っていた。

気になっていたミッションは、乗っているうちに当たりが出てきたのかいい感じになってゆき、ニュートラルもすんなり入るようになった。まただんだん音で回転がわかるようになったので、スムーズな走行が出来るようになった。6速5000rpmで 100km位だ。町中の走行は支障無くできる。 パワーもそこそこある感じだし、15000回転もいらねぇんじゃねえのか?

2000/9/10(日) 慣らし

慣らし2日目。昨日突然決定したツーリングに出かける。コースは道志を通って山中湖を目指す。今日もいい天気だ!暑い。 相棒熊ちゃんの7Rはかなりの発熱。そしてR6も結構な発熱。先が思いやられそうだ。

しかしそんなに渋滞も起きず、慣らしのためゆっくりなペースだから、特に問題はなかった。まあペースが落ちたり、信号待ちなどではすぐ両車ともファンが回っていたが。

そこそこのワインディングを走り、コーナーにおそるおそる進入してバンクさせてみると、余裕で曲がれる。なんて曲がりやすいんだ。標準装備のD207(ダンロップ)もいい感じの食いつき感だ。まだまだ練習が必要だがフルバンクが楽しそうだ。

さすがに天気がいいため、ツーリング風集団にいろいろ出逢った。しかし7R及びR6には一台も出会えなかった。ゴールドウイングの大集団(10台?)には出逢ったというのに…

帰り道シロちゃんとコスにバイクを見せびらかしに行く。 帰宅後マイル計は200マイルを突破。 来週には300マイル突破できそうだ。

2000/9/14(木)

仕事の出先から、いいタイミングで抜け出し17:00帰宅。 ついつい出撃。めしでも食いにでかけよう。

気になっていたツナギを見にDS(ドライバーズスタンド)に行く。 客が少ない。まあ普通の日はこんなものか。とりあえずツナギを試着してみる。LLでは、若干小さい。あとあと革が縮むことも考え3Lを購入することにする。 ついでにグローブも注文しておく。金がねぇー! 今日の走行距離だいたい30マイル

2000/9/15(金)

今日から3連休。俺は走りっぱなしの予定だったが、天気予報は三日間とも雨。それでも今はまだ曇りだから雨は降らないと信じて(でも合羽持参)走りに出発。

しかしハングリタイガー前にて携帯がコール!(まだ10分も走っていないぞ!) 携帯の画面には上司の名前が… 急遽スーツに着替えて客先に出向いた。トラブルが発生したようだ。前日にプログラムをリリースしているから、俺が疑われた。でも原因は俺じゃなかった一安心。本日の走行距離1~2マイル。がっくり。

2000/9/16(土)

連休2日目。今日も雨。しかしまだ曇り&小雨。果敢にも出撃。246をひたすら西へニンニキニキニキと向かって いたが、厚木にて前方にあまりに真っ黒い雲が立ちこめていて、雷が鳴っているのであえなくUターン。(弱気!)

渋々帰るがせっかくなので、空が若干明るい横浜方面に行き遠回りする。飯食って帰るとオドが300マイルを突破。そのままYSPへレッツゴー。オイル&フィルタ交換をする。

オイルはモチュールとかいうのをブチこんでもらった。結構値が張る。まあ仕方ないか。マイル計をキロに変更する方法をインターネットで見つけたので、それを印刷しておいたのを見せると、「そうね、改造すればできるよ」と言われる。 知ってんじゃねぇか。はやく教えろよ!次回改造してもらうことにする。

2000/9/17(日)

3日目。今日も雨。しかし今日も西に向かって出撃。昨日の借りを返すべく気合いを入れて(すでに合羽着用)発進! 秦野まで大雨。既に穴のあいている合羽からは各所から浸水。ずぶぬれのままとりあえず御殿場を目指す。しかし後半雨が上がり、御殿場近辺では晴れ間も見える。もっと早く晴れてくれよ。

御殿場から高速に乗って帰路に就く。路面も乾いているので、回転を上げての慣らしに入る。今までは6千回転をリミットで走っていて、結構これでも十分と思っていたが、6千回転から上は激変した。マシンがぐいぐい前に出ていく。慣れてくると猛烈におもしろい。いままでの回転数がいかにタルいかが分かった。

とりあえず第2次慣らしなので、1万回転までだが、9千までしか回さなかった。 これより上は次回にしよう。(でも!%0kmくらい出ていた) 帰りしなパーツ屋で透明シールとナンバー用フックを購入。若干の改造?を施すことに。

2000/9/23(土)

前日(というか今朝だが)3:00~5:00まで作業があり、5:30帰宅。 眠い。とりあえず就寝。

12:30起床。6時間も寝ればよしとしよう。おもむろに外を見る。天気予報は雨だったが、降ってねぇじゃん。当然出撃!

路上に出て5分後にぽつぽつやってくる。これしき何ともないわいと無視して走行。しかし雨足は強くなる一方。丁度高架下に雨宿り空間を発見。とりあえず休憩。

しばし雨足が落ちるのを待ちつつ合羽着用。すこし小降りになったところで出撃。しかし俺の出撃を待っていたかのような本降り!まさにバケツをひっくり返したよう。 すでに終わっているカッパからは大浸水!。「秘書びしょびしょだぜ!」などとおバカを口ずさみながらラーメン屋に避難。とりあえず体を温めよう。 ラーメン屋の椅子とテーブルをびしょびしょにし、ずぶ濡れのお札で精算(ごめんね) した後、帰ることにする。

雨足は衰えるどころかひどくなる一方。 対向車や隣の車線の水しぶき攻撃に耐えつつ、泣きながら帰る。

2000/9/24(日)

サッカー
前日、オリンピックで日本サッカーは負けた。あれはだいたい審判が…中田が…アメリカは…(長いので省略)

休日だが昼まで軽く仕事をこなして外に出ると天気は回復している。これならツーリングにつきあってくれるのではと仕事帰りに熊ちゃんに電話してみると今起きたらしい。(遅せーよ) 彼も前日の負け(サッカー)がこたえているらしい。しかも横浜国際での観戦だったらしい。(残念)

とりあえずこれから出撃の意思があるか確認。当然OKの返事。さすが俺の相棒だぜ。

高速
慣らしが第2段階に入ったため、高速&峠というコースで今日の予定が決まった。とりあえずは海老名(東名)で待ち合わせる。2時過ぎ海老名到着。程なく熊ちゃんも到着。

すでに時間が遅いせいかバイクが少ない。しかし車も少なかった。原因は不明だがまあよいことだ。早速コース詳細を決定して出撃。熊ちゃんは給油。その間におれはリードを稼ぐ。(あとで抜かれるからね)

まだ高速走行になれていないので100kmから徐々にからだと感覚を慣れさせていく。エンジンの回転とそのときの速度、そしてトルク感などを体に覚えさせつつ走行。そのうち熊ちゃんが登場。抜きつ抜かれつと適当に流して走る。途中バカッ速いR34を熊ちゃんが追っかけて消えていった。16?kmくらい出して追っかけてみたが、 向こうは200kmオーバーのようですぐに彼方へ消えていった。

サンダー杉山
そうこうするうち御殿場ICへ、そこから長尾峠に入る。IC出口から、革パン装備のサンダー杉山(YAMAHAサンダーエース)が前を行く。案の定長尾峠に入っていくので、後ろを追っかけてみる。

すると激速!コーナーごとにおいていかれる。しかしヤツもどうやらコーナー好きのようで、直線でカッ飛ぶような走りではない。なんとか直線で追いつかせてもらいつつ付いて行くが、バックマーカー(車)の処理が出来ない俺はトロい車に捕まりその間にとっととおいて行かれた。

ちなみに熊ちゃんは最初から付いていく気無し。おいおい… 後半はずっと車の後を金魚の糞状態でついていく。時折近づく熊ちゃんのバイクからはすでにファンの回っている音が聞こえる。申し訳ない、俺が車の処理が下手なばっかりに… だって道狭いし見通し悪いんだもんね。

R6回転上げとかないと、飛び出してくれないし(トルクが細い) 回してると足が熱いし、レスポンスが良すぎて腕が疲れるし…(以下言い訳省略)

ハコスカ
長尾峠から箱根スカイラインに入る。とても走りやすい。フルバンクでステップ擦りが出来るように頑張って倒してみるがほど遠い…つま先だって当たりゃしない。かなり練習の必要性を痛感する。

ミラーを見ると熊ちゃんも結構倒しながら走っている。バイクのバンクする姿は格好いい。途中休憩しているとR1が何度もUターンして走っている。たしかにここは練習にはもってこいだよなと思いつつ、追いかけるような無謀はしない。(みてるだけ~)

帰路
それから芦ノ湖スカイラインに入り、途中茶屋に寄りそばを食らう。(大名そば) 時間はもう4時過ぎ。帰り道を検討する。箱根新道で下って1号or小田厚ということで決定?(ちゃんと決まってねぇじゃん)

結局小田厚に乗って帰ることにする。(決定打は帰り町田のDSに寄ろうの一言) 特にひどい渋滞にはまることもなく町田まで帰ることが出来てDSでパーツを物色。至福の時を経て解散となる。現在の走行距離600マイル弱。もう少し(あと60~70マイル)走ったら、オイル交換に出そう。

2000/9/30(土)

序章(9/28~29)
もう大変!! なにがどう大変なのか?そう時は2日前に戻る。木曜日は通常の仕事の後、徹夜作業が入ったため、つらいなと思いつつ、翌日明休がとれるのでそれを楽しみに作業を進める。そろそろ作業終了予定時刻が近づくが、終わる気配なし。トラブルの始まりだ!

朝までに終わらなければいけない作業が終わらない。上司に連絡、お客に連絡、技術者に連絡とてんやわんやの大騒ぎだ。事態が収拾したのはお昼を大きく回った14時。すでにわしの思考能力はゼロに近かったが、片づけの作業をして家にたどり着いたのは夕方17時。

あぁ今日は本当は休みで、かるくツーリングに行こうかなとか、バイクを洗ってみようかなとか、パーツ屋にでも行ってみようかな とかいろいろ考えていたのに…。とぼんやりした頭で考えつつ速攻で爆睡。

すると夜中の22時携帯が鳴り起こされる。「明日ツーリングが決まったけど行く?」熊ちゃんからの コールだ。確か明日から雨だし、わしは肉体的にも精神的にも猛烈に疲れているのだが、なぜか「行く!」と答えていた。俺の体は大丈夫なのか?と自問自答しながら、いつの間にか寝ていた。 実は思考能力が無くて、反射的に答えていただけだろう。

早朝
朝5時半に目が覚める。まだ体はだるいがあとで楽しいツーリング話を聞かされるのほどつらいことはない。シャワーを浴びリフレッシュした後、熊ちゃんにTELして、今日の詳細を聞く。

6時半にシロちゃんが熊ちゃん家に来るという。そうか今日はシロちゃんも参加か。こっちも6時過ぎに家を出て熊ちゃん家に向かう。到着するとそこにはジスペケとシロちゃんが待っていた。向こうも丁度来たばかりの様子だ。

3台揃って調布インターに向かい、待ち合わせ場所の談合坂SAに向かう。調布からはバラけつつ走る。相変わらずシロちゃんは速い。そして熊ちゃんも速い。しかしわしのマシンも慣らしの最終段階。 そこそこのスピードは出せるようになっているので、頑張ってついていく。

今日は天気がいいので、さわやかな気分でカッ飛ぶ。いいツーリングになりそうだ。談合坂では、連隊長が待っている。真新しいペケジェーといっしょだ。とりあえず勝沼まで高速でいって降りるらしい。そういえば今日はどこに行くのかよく知らない。まあいいか。 連隊長も速い。風防のないXJRで正しい直立乗車姿勢でがんがん走っていく。すごすぎる。

快走~…
勝沼を降りてから北に向かう。有料トンネルに行くそうだ。(雁坂トンネル) その有料トンエルは長いけどおもしろいものではなかった。でも車は少な目だったので気持ちよく走れて良かった。

そして秩父方面に向かう。そしてどこを走っているのかわからないが、ぶどう峠に入るところでお昼にする。 昼飯は手打ちそばを食す。そば2枚は結構な量で、腹一杯になった。人間が腹一杯になったのでバイクもガソリン補給させる。

すると雨が降り始めた。しぶしぶ合羽を着用して出発。しかし雨はひどくなる一方。わしのテンションは一気に下がりつつ峠を走る。前をゆく奴らは雨なのに速い。気がつくともう視界からはずれていた。

必死で追いかけようとするが、タイヤが滑りそうでビビって飛ばせないし、(でもタイヤの限界はたぶんまだまだ先のようだ)回転の落ちたバイクは前に出ないしで離される一方だ。 泣く泣く追いかけてゆく。そして何とか街まで降りてきた。

退却
雨が止みそうもないので、八ヶ岳はあきらめて帰る予定を練る。この雨は連隊長の強力雨男のせいだといっている。わしは連隊長と一緒で雨になったのはこれが初めてだが、ほかの経験の長い奴らにはかなりの雨男ぶりを発揮していたらしい。

とりあえず須玉ICを目指すことに決定した。しかし雨はいっこうに収まらず、なんだか標高も高くなっていき寒くなる一方だ。みれば野辺山を通っている。鉄道で日本一標高の高い地点じゃないか。寒い~! 服はびしょびしょ、ブーツはぐちゃぐちゃになりながら何とか須玉IC到着。

双葉SAを次の休憩地に決めて 走り出す。すると、だんだん雨は上がり双葉ではもう雨は上がっている。 ここで連隊長と牛串を食す。そういえば峠を越えた後にもおむすび2つとみそ汁を食っていたはず。休憩時には何かを食すのがポリシーなのかと密かに思った。

次は談合坂SAを目指す。もう雨は降っていないのでハイペースで帰れると思ったが、軽い渋滞もあり、 あまり気持ちよくは走れなかった。そして談合坂で最後の休憩を取る。連隊長は八王子でお別れ、シロちゃんは相模湖でお別れなので、ここでお別れの挨拶を交わす。 少々長話をして、日が落ちた頃出発して帰路に就く。

確認
帰りに燃料警告灯が点いていた。 トリップは自動的にFに切り替わり、警告表示から0.2マイル走っていた。確か残り3.5リットルで点灯するので、リッター10マイル走るとして、35マイルはいけるはずだ。家までは余裕である。とりあえず燃料が無くなるとちゃんと警告灯が点くということがわかって安心した。 そういえばこのランプって橙色じゃん。これをウインカーランプに使えよ。

現在の走行距離…失念(なら書くなよ!)