ドアクリップ
同じ3DプリンタメーカのTech1という別機種向けのようなのだが、扉の取っ手に取り付ける、引っ掛け用クリップを発見。 扉はちょうつがいの可動範囲全部動くので、押し込むとわりと向こうまで扉が押し込まれてしまう。 これを防ぐために引っ掛けの爪を付ける単純なものがあり、どうも同じ取っ手のようなので、小さい部品ではあるし、 印刷してみる。

ダウンロードして、gcodeを作成したら印刷開始。問題なく印刷できた。

出来上がったものに、扉から取っ手を外してきて取り付けてみる。 ベースの丸いところがギリギリの大きさで、少し力を入れてはめ込むと、きっちりとハマった。完璧な大きさだ。 綺麗に円の形できつきつでハマり、何か感動。後ろのネジ穴もきっちりセンターに揃っている。凄く精密な設計がしてあるな。

このまま扉に取り付け実施。完璧な出来上がりだ。時たま扉を開けてて、ふいにバタンと閉まってしまう時があるのだが、 特に壊れるでもなく、しっかりひっかかる。最悪壊れてももう一度印刷すればいいだろう。

機種が違っていたが、同じメーカのものなので同じ部品なようで、うまく流用できた。QIDI製品だと、Tech 1のほうが、 本気のDIY野郎が多いようで、色んな作品が出ている。色々流用できるといいな。
改良
ドアクリップだが、よく見ると飛び出したベロの裏には小さな丸穴がある。何のためなのかわからないが、 100均でコレでは?と言うものを見つけた。磁石だ。

こいつを裏につけておけば、扉を締めたときにパチっとくっついて、いい感じに閉まりプラプラ開くこともないだろう。 そこで、コレを取り付けてみようと思ったが、大きさがまるで違った。しかたない、ドアクリップ側を少し設計変更して、 磁石が入るようにしてみよう。
Fusion360で少し設計を変更。磁石は6mmの円で、3mmの厚み。そもそもこのドアクリップ自体の厚みが3mmなので、 深さを3mm取ると貫通してしまう。しかたなく磁石箇所の表側に少しフタ代わりの部分を用意した。 小さな造形物なので、印刷は簡単に終了。さて、うまくハマるかな?

磁石をはめ込んでみると、ピッタリ!。若干キツめなので簡単に外れること無くハマり込んでくれた。すばらしい。 接着剤を埋め込む予定だったのだが、不要だった。

深さもちょうどよく、周りの部分とツライチとなってくれている。完璧!

元のオレンジに装着済みの扉の取っ手を取り外し、磁石内蔵の青いドアクリップに取り付ける。

最後に磁石部分に本体保護用のシールを貼っておく。磁石のため、カチッといい感じで本体張り付いてくれるが、 その衝撃で本体側の壁が傷んでも良くないので、保護をしておく。分厚いと磁力が落ちるので、メンディングテープで保護とした。 通常見えない部分なので、若干雑な貼り付け。

これで、前面扉の取っ手に磁石付きドアクリップが装備され、いい感じに扉が閉まるようになった。 磁石でくっついているので、今までの気分で扉を開けようとすると、磁石を離すための力がちょっと必要で、 一呼吸ウッとなるが、簡単に開いたりしなくなったので、良い改造ができた。
