積層ピッチ
X-ONE2のノズル径は0.4mmなのだが、積層ピッチは0.2mmで動作させている。このピッチによりフィラメントが積み上がっている層の高さが決まり、 数値が小さいほうが細かい積み上がりとなるため、しましま具合が細かくなるはずだ。
ハードウェアの動作としては0.1mmピッチまで出来るようなので、これによりどれくらいの結果の差が出てくるものなのかを、 確認してみたい。

ちなみにSimplify3Dでは「基本レイヤー厚」で設定する。
ルーク
サンプル出力として、チェス駒のルークで試してみる。 0.2mmと、0.1mmで出力してみた。黒だとわかりにくかったかな? 写真だとわかりにくいが、実際にはよく見ると区別つくような表面の違いが見える。 やはり表面の段数が違うので、0.1mmのほうが表面がきれいに見えるが、大きく違うわけではない。

それなりに綺麗な表面となり、出来上がりは良いのだが、出力時間が倍になるのは結構苦しい。 倍の時間をかけるほどの違いではないため、0.2mmピッチの出力結果で十分な気がする。
ものすごく精巧ないい物を出力したいときにだけ、0.1mmピッチで時間を大きく掛けて出力すればよいが、 精巧なものはそれだけ時間がかかるものなので、積層ピッチを小さくして、更に時間を積むと、1日以上は掛かりそうだ。
比較してみて、そんなに大きな差が見られなかったので、積層ピッチは0.2mmのままで問題無いだろう。