Mamorio購入
Mamorioという紛失防止グッズを購入。存在自体は以前から知っていた。スマホと通信していて、離れると通知をしてくれるというもの。 それだけなら大したことないと思っていたのだが、素晴らしい機能として、 紛失時に見知らぬ人が検知した情報が降ってくるというもの。
どういうことかというと、紛失してしまっても同じアプリを使用している人が、紛失したタグの通信を拾うと、クラウドに勝手にデータを上げるようで、自分のタグ情報だった場合には、それを見ることができるようだ。たくさん普及していろんな人がアプリを動かしてくれていると、紛失時の発見率はかなり上がりそう。また、忘れ物センターなどでも検知装置が導入されているようで、届けがあると反応し、情報がクラウドに上がるので、忘れ物センターに届けられたのが、わかるようになる。
クラウドや他人のスマホなどといった今時なものをうまく活用したシステムで、すごいと思ったのだが、 本体価格が4000円弱と、それなりに高い。なのでなかなか購入してみるには至らなかった。

しかし、このMamorioの後継機種が発表(2018/03/08)されたらしく、おかげで現行機種が安くなっていた。 3,600円くらいしていたMamorioが、1,800円くらいになっていた。半額になったのなら、ひとつくらい買ってもいいかな。

ちなみに新型のMamorio Sは、少し小さく軽くなり、それでいて電波到達距離が伸びており、でも電池の持ちは、 既存よりは長くなっているというもの。価格は既存のものよりちょっとお高く4,300円(8%)くらい。 この値段では買うことは無いな。
マモリオ
さて、購入してみたMamorio。すっきりしたパッケージに入っており、ほぼ箱の紙の重さしかしない。 真ん中の商品が見えなければ、中身が入っているのか不安になるレベルだ。

箱を開封して中身を取り出すと、小さい!。「なくすをなくす」と言ってくれているが、この本体を失くしそうだ。 まあスマホで見つけ出せるはずなんだけど。

内容物は本体のほかに、なにやら紛失保険の紙。商品券と思ったら広告だ。 Mamorioがすごいと思うのが、この営業力。各社鉄道などの忘れ物センターとの提携など、 この手の紛失発見タグ商品はいくつかある中、Mamorioはいろんな形で付加価値を高めてくる。 なので、この保険もau損保と手を組んでの商品なのだろう。年1,000円はそれなりに魅力的。入らないけど。

あと入っているのはスタートガイド。簡単な開始手順書だ。まあやることは大したことは無いので、 記載内容も簡単。

では、スタートガイドに従って進めてみよう。
インストール
まずはスマホにアプリのインストールを行う。アプリは「mamorio」で検索するとすぐに見つかる。 インストールしてみよう。

インストールはすぐに終了。サイズは、たいしたことなさそうだ。

では、実行してみよう。

初回の実行では、各種権限確認が出てくる。位置情報は必須よね。これがメインだから。 あと、メディア、ファイル、写真へのアクセス許可も出てくる。なんで必要なんだろ?まあ許可しておく。

まずは新規アカウント作成から始める。

メールアドレスのみで登録は良いようなので、メールアドレスとパスワードを登録する。

すると、Bluetoothを入れろとのメッセージ。mamorioとはbluetoothで通信するので、まあ必須だろう。

すると初期画面らしき画面となった。まずはmamorioを登録する必要があると思うが、 画面の中央には「新しいMAMORIOを購入」のボタンが鎮座。いや既に購入してるんですけど!。 商売っ気が前面に出てくる嫌な感じの画面だ。どうやら右下の「+」が怪しい。よく見ると右上にもタグ追加なボタンあるな。

すると、MAMORIOペアリングっぽい画面となった。メッセージを読むと画面の上に置けと。 それ以前にまだmamorioを起動してない。ちょっと待って。

並べてゆっくり作業しようとしてたら、画面は既にタイムアウトしてた。画面の「30秒待て」は、 30秒でタイムアウトするよ。ということだったようだ。 まだ、MAMORIOについている透明な電源オンのタグさえ引き抜いてないのに。

やり直しボタンがあるので、今度はmamorioの電源を入れた(透明なやつろ引っこ抜いた)状態で、やり直しボタンを押す。

すると、スマホによるmamorioの検出はOK。無事認識(ペアリング?)できた。

すると、見守り対象のカテゴリー選択画面となった。どんなものにくっつけておくかの種類が選べれるようだ。 こんなところにも商売魂が出ていて、安心プラン(有料)が表示されている。うっとうしい。

最終的に、カテゴリーは財布。財布に家の鍵もくっつけているので、なくすといろいろ大変。 小銭しか入ってないので、困るのは家の鍵なのだが、ペアで見守り対象とする。 ところで、右上の保存ボタンのアイコンは何?まさかフロッピーディスク?今時の人はフロッピーなんて知らないんじゃ? 新しめのアプリサービスなのに、なぜ?

これで、登録完了。見守りモードに入ったらしい。いろいろ安心できるのだろうか?商売っ気満載な雰囲気がちょっと怖い。

通常画面はこんな感じ。登録したmamorioが近くにあるかを表示してくれているようだ。 しかし追加のmamorioを買えとばかりに、大きく出ている追加購入ボタンが嫌。 アプリから追加注文できるんだろうけど、せめてメニュー内に用意するとか、控えめにしてほしい。 画面は登録したmamorio状態が見えるだけのシンプルな感じにしてほしいのに、すごく嫌な感じ。

動作状態
mamorioアプリを開いて、登録したmamorioを見てみると、手元にあるかどうかがわかる。

設定画面にカテゴリー設定などがあるがスクロールするとその下があり、もう少しいろんな設定ができた。 push通知の部分については、ちょっと見失っただけで通知が飛ぶのもうっとうしいので、ゆっくり目な通知設定にしておく。 これで使ってみよう。

使ってみて
いくらか使ってみたが、使い勝手の悪い部分が目立つ。
- すぐ見失う。胸ポケットのスマホと、ズボンのポケットの財布で、見失う。1m程度なのに。
- 通知が邪魔。チェック間隔を最大にすると10分。しかしすぐ見失うので、通知が来る。
- スマホの電池を食う。今までの倍の速度で電池が減っているイメージ。
紛失時の保険なわけだが、普段の生活への影響が大きすぎる。 もう少し意識しなくてよい感じで動作してほしい。いざというときには、役に立つはずだが、 いざじゃないときに、邪魔すぎる。
結局これは、全てアプリの問題だ。アプリの作りこみが悪く、スマホや人への影響が大きすぎる。 商売メインな表示からして、使い勝手重視な作りではないことが想像できるが、 ウザさ満天なアプリだ。タグは目立たず良いつくりなのに、 アプリですべてを台無しにしている。残念。