Mamorio(紛失防止タグ) その2

住まい

Mamorio終了

Mamorioなのだが、2018/03より使用開始して、2019/01でそろそろ電池がなくなる様子。

そのまま放置していたら、2019/01のうちにもう電池は終わった様子。

使用開始して1年弱。まあ大体一年持つはずなので、少し電池切れが早いが、古い機種を購入したので、 自然放電があって早めに終わったのかもしれない。

その後

電池が切れたらとうぜん用をなさない。ただの邪魔なキーホルダーとなった。

アプリのほうは、非常に商売がうまく、交換プログラムが用意されている。 180日過ぎると買い替え可能となるらしく、電池は最小半年という設定? 最初からそうだったが、なかなかの商売上手だ。

買い替えプログラムと思われる「OTAKIAGE」というのにつないでみると、交換機種が紹介されて、 50%OFFの2189円で紹介された。いや、そもそも元の本体は\1,890で購入したんだけどな。

上記機種以外にも、貼り付けタイプのMAMORIO FUDAも紹介され、こちらは1639円とのこと。 どっちにしろ定価の半額なので、いまいち高い。

分解

使い物にならなくなったmamorioで、高い交換プログラムなど利用するはずもなく、当然のように分解に着手。 表裏の2枚が重なっている構造なのはわかるのだが、接着剤でくっついているか、嵌合でかみ合っているのか、 よくわからない。とりあえずヘラを使って、小さな隙間から割ってみる。 すると、特に接着剤などで結合しているわけではなく、突起での結合のようだ。しっかりとくっついているが、 綺麗にはがれた。

本体側は、基盤と電池で構成。電池との接続は、上側(マイナス極)はバネ的な形で触れている。 開始前の透明なシートがこの間に刺さっていたのだろう。そして、裏側(プラス極)は、電池とぴったり結合していた。 はんだづけされたわけではなさそうなのだが、なんだかしっかり圧着されている。 ここにもヘラをいれて、無理やり剥がしてみる。

これで、構成部品がバラけた。裏表カバーと基板部分と電池だ。

ちなみに入っていた電池は、CR1616というもの。 こちら(CR系コイン形リチウム電池) で、容量を見てみると、3V55mAhとのこと。これで、約10か月持った。

3Vのリチウム電池なら、ほかの電池に交換してもいいだろうと思われるので、 手持ちのボタン電池を探すと、CR2032を発見。サイズ的にはずいぶんと大きくなったが、容量的には225mAhと4倍程度多くなった。 計算では4年持つ?うまく動作するか試してみよう。

CR2032を電極の向きを間違えないようにmamorioの基盤と接触。LEDも何もないので、動き出したのかどうかは全く不明。

たぶん動いたと信じて、スマホアプリ側のmamorioを動かしてみると、反応あり。 「手元にあるよ」とのこと。でも、上段表示の想定電池寿命を過ぎましたは変わらず。 ここで表示していた電池容量は、単純に起動開始からの勝手な想定電池容量だったのだろうか? あいかわらず、ズルい商売の仕方をしている。

カナリマモルヨ

分解して、自前電池で動作することが判明したので、これで、大きく延命させてみようと思う。 まずは、元の電池にも実施してあった、安全対策を行う。

基板から伸びているだけの接触ピンで電池と接続しているが、ショートを防ぐためと思われるシールが貼ってあった。 新型機についても、同様にショートを起こすと困るので、絶縁のためのテープを張っておこう。 絶縁といえば、カプトンテープだ。元のやつもそれっぽいが、カプトンテープを小さく切って、ショートを起こさないように、 危ない箇所に貼っておく。

ボタン電池は裏面プラス側極が、大き目なためにマイナス極向けの電極の曲がり具合などで、 プラス部分に接触する可能性がある。そうなるとショートを起こし問題が発生する。スマホのリチウム電池ほどのパワーは無いから、 火事になることは無いはずだが、それなりに危ないと思われる。

つぎにカバーを検討。剥きだしでビニールに包む程度では財布にくっつけて持ち歩くにはあまりにカッコ悪すぎる。 ボール紙などで挟んで隠すなど最低限の処置は必要。しかしうちには3Dプリンタがあるので、もとのmamorioっぽく、 大きな電池が装備できるものを作ってみよう。そうだな新型機の名前も考えてみよう。 電池容量を大きくしただけなので、「カナリマモルヨ」くらいにしておこう。

ということで、設計開始。もとのmamorioから採寸を行い、基板の内蔵部分は流用。電池部分のみ大きくしたイメージで作成。 嵌合部分も作ってみたが、うまくはまるかは不明。どうせ閉じ込めるのが目的で開け閉めは不要だから、 困ったら接着剤でくっつけてもいいな。

ひとまず3D印刷してみた。基板埋め込み部分は同様に。電池部分は大きく。全体の形はいいアイデアが浮かばず、 元のmamorioと同様のタグ型。

基板部を基板入れに差し込んでみると、ぎりぎりぴったり入った。かなりギリだったが、うまく入ってよかった。 もう0.1mmくらい余裕はあってもよかった。

そして、電池のほうもぴったりサイズ。あまりにぴったりで、差し込んだら簡単には抜け落ちないくらい丁度良い感じでできていた。 これなら、揺れてもカタカタ言わずに気にならずいい感じかも。

しかし、致命的な問題を発見。よく見ると電極が届いていない。 絶縁のためのカプトンテープの上に電極があり、電池に触ってくれていない。当然動作もしておらず、使い物にならない。 カプトンテープを小さくすればよいのだが、ここは潔く設計修正を行う。 少し余裕をもって配置したのがあだとなったので、もう2mmほど基盤と電池をくっつけよう。 3DCADを少し直せばいいだけだし、印刷もこれらは20分で終わる大きさ。こんなのちょちょいだ。

一応こいつはまだ試作品。一発で完成するなんて甘い考えは最初から無い。 気になっていた嵌合(はめあい)部分の確認。突起と穴は0.2mmほど余裕を持たせており、どちらかというと緩い感じでハマった。 電池の側面部分は、電池幅と同じにしたので、若干穴が開く感じとなった。これは、このままとするか、 幅を広げて側面まで隠すか、どうしようかな。

ということで、いろいろと修正を施し、最終版が完成。側面から電池が見えないように、幅は少し広げた。 表面に何もなかったから、お守りっぽく、「守」の文字を入れてみた。 比べてみると二回りぐらい大きいマモリオの完成。

基盤と電池を入れる。電極はうまく電池のそれぞれの極にうまく接触してくれた。アプリ側からも電波を受けられていたので、 ただしく動作しているようだ。

そして、蓋を閉めれば完成。まあまあうまくできたかな。

横から見るとこんな感じ。どうしても熱によるゆがみはあるので、きれいなかみ合わせはできない。 まあこんなものだろう。

うまくできたっぽいので、完全固定を行う。ぽっちによる嵌合では少しだけくっついているけど、 力はかなり弱く簡単に割れる状態なので、ボンドでの接着を行う。今後の保守や数年後の交換時のやりやすさを考えて、 接着力弱めな木工ボンドで接着する。これで足りなければ、隙間にアクリル用接着剤でも流し入れよう。

クリップで止めて1日放置する。これでくっついてくれるはず。さて、どうなることやら。

完成した「カナリマモルヨ」 の外観

場所Mamorio新型
縦幅35.644.0
横幅19.123.0
厚み3.95.2

運用開始

電池容量が4倍となった新mamorioだが、1年経過の2020/11では、まだまだ元気。 いつ頃アウトになるのかが楽しみだ。

2号機を追加購入

初期電池が終わっても、自分で交換して使い道があることから、mamorioの2号機を購入。 2019/12より、使用開始。さてどうなるか?

2号機電池切れ(2020/12)

2020/12となり、ふと見てみると、2号機はすでに終わっていた。 公称10ヵ月だったかな。とっくに過ぎていて、1年経過すると電池切れになっている。 早速分解して、新電池と取り換えよう。

まずは、電池が切れたmamorioを分解。接着剤でくっついているが、隙間からヘラをこじ入れて、 分解。最悪、外装は破棄するので、壊れてもよい。基板部分が無傷で取り出せたら良いのだが、うまく分解に成功。 基板部分とボタン電池はピンで打ち付けて強引に接着しているようで、取り外しは根気が必要。

外装部分は3Dプリンタで作成。電池はCR2032サイズで出来ているので、もとのmamorioよりは二回りぐらい大きめ。

新しい外装と、ボタン電池を用意して、電池交換開始。ボタン電池はCR2032が手元になくて、CR2025となった。 元の電池がCR1616で、容量は60mAh。CR2032だったら225mAhなのだが、今回のCR2025だと160mAhと若干少なめ。 その分電池の厚みが薄くなっている。0.7mmの差だけど。

では、組立開始。とはいえそんな大層なものではなく、電池と基板をケースに入れるだけ。 電池には接点がショートなどしないように、カプトンテープを貼って危ない箇所を絶縁しておく。

取り付けたら、接点部分には接触不良が起きないように、カプトンテープで電池と接点を固定。 中の基盤はサイズ変更などなかったようで、問題なくはめ込みできた。

では、ケースをボンドで固定。ボンドが固まるまで、クリップで固定して放置。1日たてば乾くだろう。 電池容量的には3年弱持つ計算。また3年後には分解する必要があるので、あまり強力な接着ではない木工ボンドが便利。 程よく強く、程よく弱く、ちょうどよいだろう。

ちなみに、基板接点にボタン電池をくっつけた時点で、mamorioは動作開始。 アプリ側はすぐに認識できていた。すぐ横にあるので、電波強え~。

これで、財布につけていたmamorioが復活。紛失時にも探せる確率が上がった。

正規の値段だと\2,500くらいするmamorio。約1年でこの値段はちょっと悩む価格。 紛失時に探し出せるかもしれないといった保険なのだが、結構1年はすぐに経過する。 しかし、電池交換が自分でできて、延命できるとなると、安い気がしてくる。電池も100円程度で買えるものなので、 電池交換しながら使い続けるのは、かなりアリだろう。

アプリ側の作りが、若干ウザイので、いろいろ通知を消したり静かにさせる必要があるが、 mamorioを付けていると、わりと安心ができるので、このタイプならもう少し買い増しして、 色々取り付けておくのもいいかもしれない。

種類

先月2台目のmamorioも電池切れを迎え、長寿命化改造を行ったが、これを機に現在の mamorio状況を見てみる。

種類特徴価格
mamorio基本版。キーホルダー的な\2,728
mamorio FUDA本体薄くシールで貼り付ける\3,278
mamorio RE電池交換可能版\9,834(3個)
Me-mamorio丸型\4,950

「mamorio RE」は最近出たものらしい(2020/07)。とうとう電池交換可能版となったようだなのが、 3個セットの\9,834か、5個セットの\13,640のものになるらしく、単品販売は見当たらない。 相変わらず商売っ気がヒドい。 こちらは購入後の電池交換費などが取れないから、売るときにがっぽり売りつける作戦のようだ。 あいかわらずアコギな商売方針だな。

さて、基本版のmamorioなのだが、今まで使っていたやつは第2世代というやつらしく、 現在は第3世代となっているとのこと。2019年5月に第3世代が出ていたらしい。 そういや、1台目は新しいのが出たからと、安く買った気がするので、1号機は第1世代と思われる。 そして、2号機も安いのを見つけて購入したが、第3世代が出た後に安かったので、第2世代かもしれない。 古い形式のものを購入しているようなのだが、外観ではあまり区別がつかないので、よくわからない。

しかし、この黄色のタグは第3世代にはないようなので、たぶん第2世代なのだろう。 もしかすると、第1世代品だったのかも。約半額で購入しているが、これくらいの値段が定価でいいと思う。

第3世代

第3世代になって、定価が下がったようなのだが、それでも1個\3,000弱は高い。 そしてこれが1年で終わると考えると、ちょっと無理だ。改造して電池交換有りと考えれば、 何とか考えてもいいかなといったレベル。 既に2年使ってきているが、幸いこれに助けられたケースは無いのだが、特別役立ったケースもなく、 悩みどころだ。

色々調べていたら、楽天の公式ショップで、福袋セットとしてmamorio3個セットを売っていた。 なかなか値引きの無いmamorioなのだが、公式ショップで安く売っているので、購入してみることに。 値段は3個で\6,600。1個あたり\2,200円だ。もう一声欲しいが、 よそでもほぼ値引きなく、強気販売なのでこれでも珍しいほうかもしれない。

ビーコンとしても若干の興味があるし、ラズパイで電波拾って何かできるかもと、いろいろ拡張してみたいと思う。 また、嫁も少し興味を示していたので、購入してひとつ渡してみようと思う。