体重計
家の体重計がかなり傷んでいる。もう10年以上経過となるので、あるていどは仕方ないかもしれない。 体脂肪も測定できる奴なのだが、案外安かったので購入した気がする。しかしその体脂肪測定用の手で持つセンサー部分のケーブルが、 ひどいことになっている。

電極のようなものを手で持って測定することになっており、その電極と本体が電線でつながっているのだが、 この電線がボロボロになっている。ゴムか柔らかいプラでできているようなのだが、劣化してポロポロと取れていく。 そして中の電線が見えるような状態になる。

体脂肪測定機能は既に使うつもりはないのだが、体重計をすこし動かすだけで劣化した被覆のカスが散らばってしまい、困る状態。

いいかげん、体重計を買い替えよう。無用なゴミが部屋に散らばる一方だ。
調査
体重計はどんなのがあるのかと、タニタで少し検索してみると、いろいろあるのだが、やたらと高い。 確か今のやつは5千円しないくらいだったはず。多少いいのを買ってもいいけど、3~4万円はさすがに無いな。

色々見ていて、さすが今時らしいのはスマホ連携が多い。確かに便利そうな気はするが、いちいちスマホをもって体重測定? アプリ立ち上げて体重測定?どういう使い方になるんだろう?
また、スマホ連携ではbluetoothが多いのだが、bluetoothは普段切っている場合が多いので、体重計のために立ち上げるのも、 ちょっと面倒だな。じゃあWiFi接続できそうなものに絞って探してみよう。
まずは体重計といえばタニタなので、 ここで探してみるのだが、Wi-Fiありの条件にすると、ひとつしかないらしい。 あとはBluetoothになるようだ。しかも限定販売っぽい記載が。普通に楽天やアマゾンでは買えないのか。

ではもう一つの雄であるオムロンで探してみる。 こちらも公式ページでWiFiで絞ると、1つだけ。 しかも在庫限りとのことで終了機種?で、後継機種なしなのだろうか?

この機種を一応amazonで探してみると、17,800円と案外高い。そしてよく見ると中古出品。なんだろこれプレミア品? そこまでしてほしいものではないので、即却下。どのメーカもbluetoothは力入ってるけど、WiFiは縮小気味。なぜ?

では、amazonで「体重計 wi-fi」で おすすめ を検索してみると、NOKIAが上位に出てくる。 WBS05というやつが1万円ちょっと。WBS06というのが5000円弱。WBS04が最上位らしく25,000円以上。 全部WiFi機能ありのようなのだが、この価格差が何が違うのか気になり調べてみる。

WBS04=BodyCardioで、WBS05=Body+で、WBS06=Bodyというラインナップな様子。さすが最上位機種はちゃんと翻訳された説明で、 以下の機種は英語のまま。あと一番高い奴はハートのマークがあり、心拍数測定があるようだ。最下位機種は体脂肪などがなく体重のみな様子。 価格が最下位から倍々となっているが、そんなにいい機能が備わってる?

Nokia体重計
気になったNOKIAなのだが、調べてみると、もともとはWithingsというところを統合して引き継がれている様子。 また、WiFiで自動的につながる設定としておけば、毎日体重に乗るだけでクラウドにデータが飛んで管理してくれるようで、なんだかよさそう。
まずは体重を測りたいだけなので、便利だからとそれ以外の作業を要求されるとうっとうしい。 これなら、シンプルに体重を測るだけで、勝手にデータがため込まれて、気になった時だけ推移が見れるようになっているのは素晴らしい。 求めていたのはこれ。いくら機能がたくさんでも手間が増えちゃ駄目だよね。
ということで、WBS05=Body+にターゲットを決めて調べる。体重や体脂肪測定ができて、水分量とか筋肉量なんかも測れるらしい。 まあその辺はどうでもよい。そして価格は1万円強。これくらいならまあいいかなといったレベル。 1万切ると一気に購入意欲が沸くがそうはいかないようだ。
なんとなく買う気になったので、アマゾンと楽天でそれぞれ調査。楽天だと12,000円位。

アマゾンだと11,000円弱。約1,000円の差。

楽天のポイント還元が高い時を狙って10倍で購入すれば一緒くらいなので、楽天で購入することとした。 単純に価格比較だとアマゾンのほうが、送料含めてほとんどの場合は良いのだが、基本的にアマゾンは嫌い。 楽天も嫌いだが、アマゾンは大嫌いなので、この程度の差なら楽天を使うのだ。
購入
ということでWBS05を注文し、体重計到着。やたらと段ボール箱がでかい。中はこんだけなのに。

シンプルな箱に入っており、上には手提げもついており、おしゃれに持ち歩く用?

中を開けると、体重計本体と、簡易取扱説明書。というか初期手順書。

その下には、体重計の足の裏に取り付ける丸い足が。説明書を見ると、カーペットなど床が柔らかい場所の場合に取り付けて、 体重計自体が沈むのを防ぐためのものらしい。うちはフローリングの板の上に置くので、不要だ。

体重計本体は、薄いビニールにくるまれており、なんだかApple系の商品とか携帯電話っぽい。最近の包装のはやりだろうか。 そういやノキアって携帯電話のメーカーだ。だから同じ系統なのかな。体重計自体も真っ白+ガラスで、シンプル系なおしゃれ感がある。

電池はあらかじめ入れてあり、ビニールを抜いて通電すれば、電源オン。特に電源スイッチは無い。WiFi通信とかするので、 電池はどれくらい持つのだろう。スペースあるのになぜ単4電池?単3にすればもう少し電池容量あるのに。

さて、体重計でこれから何をしようかと思ったら、体重計本体では何もできず、スマホでセットアップを行うらしい。 ではスマホを準備してセットアップ開始。
Nokia Health Mate
体重計へのセットアップに関してはすべてスマホで行う。なので、スマホに専用アプリをインストールする必要がある。 アプリはiOSとAndoroidがそろっており、ほとんどのスマホで対応済み。Andoroidを使用しているので、インストールしてみよう。

インストール完了。ではこれを実行して、体重計のセットアップを行う。

アプリを起動する。

初期画面が出てきた。スタートを押して開始する。

真ん中のボタンを押して、端末セットアップを開始。

端末種類の選択が出てきたので、体重計(スケール)を選択。

体重計のモデルの選択が出てきたので、真ん中のBody+を選択。

これで、Body+のインストール作業に入るようだ。

開始すると、位置情報をよこせとのこと。なんで位置情報が必要?と不審に思ったが許可するしかない。

許可を設定しておく。後で判明するが、天気や気温とかも測定時に残すので、地域特定のために取得しているようだ。

また、最初の体重計との接続はBluetoothで行うようで、Bluetoothを起動する許可が出た。 確かにWiFiは最初からはつながらないので、初っ端Bluetoothで通信しておき、そこでセットアップを行うのだろう。 アマゾンダッシュボタンもそんな方式だったな。

次に体重計の電源を入れる?裏に電源ボタンがあったのか。いや、ペアリングのボタンかな。一応長押ししておく。

次へを押すと、体重計を探し始める。

すぐに見つけたらしく、接続中に変わった。

そして、正しく検出されたようだ。

このとき、体重計はスマホのようなマークが出ていて、スマホと通信中のアピールだろうか。

次にアカウントの作成に入る。アカウントは未取得なので新規作成になるようだ。まずはメールアドレスを入力する。

つぎに名前を登録。日本語表示してくれているが、表示順は名前からと海外仕様。まあいいか。

そして性別と生年月日を入れる。

「もっとお聞かせください」と詳細情報の登録。まあ体脂肪とか測るためにはこのあたりの情報は必要だよね。

これで完了したようで、進むとBody+のアップデートが開始された。ファームウェアとか内部のアプリとかの更新だろうか。 接続ついでに最新に更新している様子。時間のかかり具合から、先ほどのパーソナル情報の登録だけではないだろう。

終わったらしく、本体側の再起動実施中とのこと。

次にWi-Fi設定の画面となった。一番期待した機能なので、しっかりつながってもらおう。

近くのWiFi一覧が出てくるので、家のWiFiを選択する。5GHzは良くなさそうなので、2.5GHzのほうを選択。

WiFiのパスワードを入力。

これでいいはずだ。

パーソナライズが出てきた。どうやら自分が測定したときに、何を測定するかを選択できるようす。 項目がいろいろあるが、まあ一通り測っておけばいいので、デフォルトのまま全選択状態としておいた。 ウザくなったら後で減らせるだろう。

これで一通り完了。

すると、目標体重の設定画面となった。

現在の体重に対して、目標体重の設定を行えとのこと。ちょっと減らして、しかも難しくなさそうな体重設定をしてみる。

減量ペースも指定する。ここはデフォルトの0.5kgとしてみる。大丈夫かな?

目標体重と減量ペースが決定。なんだかちょっと不安。

測定開始。裸足で乗る必要がある。まあ体脂肪とかの取得があるはずなので、当然か。以前の体重計もそういえば足元に電極があった。

体重計の四隅にさんかくが表示されて、重心のゆがみを表示しているらしい。前後や左右に偏った場合にはそこの三角が点灯。 真ん中にそろったら、4つ点灯するような説明だが、実際には無点灯だった。ちょっと間違っている。

体重計に乗ってじっとしていると測定される。完了タイミングがよくわからないが、数字が安定したらそれでいいんだろう。 前のやつは音が鳴ったのでわかりやすかった。

アプリ側のヘルスメイトでいろいろ管理されるらしい。最初の承諾だけすると次に進む。

何度か測定したので、まだ最初なのにいろいろ出てきた。当然同じ体重なのだが。今後もこのように体重と推移グラフが出てくるのだろう。

実際にはセットアップ時、何度かタイムアウトか何かで「Failed」となってしまい、やり直しをした。 何が原因かわからないが、うまくつながらない場合があった。体重計本体に電源ボタンがないので、タイムアウトになるまで待機する必要があり、 少し面倒。もう少し品質良い動きをしてほしいが、最終的にはなんとかなったので、よかった。
電源ボタンがないので、そのまま体重計の上に乗ると電源が勝手に入って測定開始。数秒で測定完了して体重計の画面に表示される。 その際、体脂肪率とかいろいろ表示されて、天気と気温も表示される。
数秒後にはクラウドに上がっているらしく、体重計を降りて携帯でアプリを立ち上げてみてみると、すでに先ほどの測定が登録済みで参照可能。 とくにスマホ確認しなくても、毎回クラウドにはデータが飛んで保管されているので、気になった時だけスマホアプリを立ち上げれば、 過去の状態から参照できる。なかなか便利だ。
アカウント追加
自分の体重は測定できるようになったのだが、嫁の体重も測る必要がある。どっちかというとこっちが本命。 しかしこの体重を知ってはいけないので、クラウドデータの分離が必要。これに関する手順の記載がなく、 あまりやり方がわからない。結構重要な手順だと思うのだが、家族はみんな体重を共有するものなのだろうか?
嫁はiPhoneを使っているので、とりあえずNokiaHealthMateのアプリをダウンロードして、同じ手順でアカウント新規作成からやってみた。 結果的には最初の体重測定時のみ不明なデータとして自分のスマホにデータが飛んできたが、そのまま削除。 以降は新規アカウント側に飛ぶようで、嫁が体重を測ってもデータは飛んでこない。アカウントを別に取得して登録すれば大丈夫なようだ。
また、体重により誰なのかを判別しているようで、各自の測定データがそれぞれのアカウントにきちんと飛んでいる。 体重差があってよかった。