那須塩原ツーリング 1日目

出発~高速道路

7月に入ってどこかに出かけてみようと思い、那須方面へのツーリングを計画。宿をとって準備をしたが、 ここのところ連日の猛暑でちょっと怖い。天気予報を見てもがっつりと晴れ予想。かなり暑くなりそうだ。

わりと遠出というのもあるが、暑さ対策も兼ねて、早めの出発。でももう外は日が昇っていて暑い。かなり厳しくなりそうだ。 首都高用賀ICから高速に乗るが、首都高3号線は早速の渋滞。歩くのと同じくらいののろのろの運転。先が思いやられる。 何とか大橋JCTに到着し、ぐるぐる回って地下に降りる。 東北道に乗るので北側に向かうのが近いのだが、バイクであのトンネルは危険と感じて、南側へ。 この予想は大正解で、大井JCT方向は車が少なく走りやすいがトンネル内はものすごく熱気がこもっており、サウナ状態。 これで渋滞でも発生していたら、トンネル内で倒れてしまうところだ。湾岸周りはだいぶ遠回りになるけど、命のほうが大事。

熱風しかないトンネル内を抜けて、大井JCTで外に出るとなんと涼しいことか。外は猛暑のはずなのだが、 トンネル内がひどすぎて、外のほうが涼しく感じる。やはり南側に抜けて正解だった。 もう少しあのトンネルは換気を何とかしてほしいものだ。

あとは順調に、湾岸線から葛西JCTで中央環状線を北に向かい、江北で川口線に入りそのまま東北道に接続。 このルート途中にPAが無いのが残念なのだが、仕方ないので進んでいき、蓮田SAでやっと休憩。途中にひどい渋滞がなくてよかった。

建屋内に入ると冷房が効いているので、ひとまずここで体を冷ます。しかし暑いな。 熱中症になるといけないので、しっかりと休憩をとって水分補給をして、出発。 次はすぐとなりの羽生PAで休憩。 こまめに休憩をとっていこう。

ここでは割引特典を使って、ソフトクリームを購入。

休憩したら次に向けて出発。これまたお隣となる佐野SAで休憩。 かなり時間は早いのだが、このあと寂れたところに行きそうなので、いったんここで軽い食事をとっておくことに。 お昼時に、いい食事処に入れなさそうなことと、体力を付けておくことが目的だ。

やはり佐野といえば佐野ラーメン。レストランがあるのでそこに入った。 がっつり食べるにはちょっと時間が早いので、2人で1杯のラーメンを注文。

シンプルだが、あっさりスープと、もちもちなちぢれ麺がうまかった。クーラーの効いた店内で食べるあったかラーメンは贅沢でうまい。 そして腹に何か入れると、ちょっと元気も出てきた。食べるって大事だな。 では、最初の目的地までのルートを再確認しておき、出発。

安住神社

東北道から栃木都賀JCTで北関東自動車道に入る。車はめっきり少なくなった。宇都宮上三川ICで降りて、最初の目的地の安住神社を目指す。 途中信号が青になっても前の車が動かず、仕方なく横を抜き去ってみると、どうも運転手は寝ている様子。危ないなぁ。 まあ運転中の居眠りじゃないから、まだマシかな(でも信号待ちは運転中か)。かなりのどかなエリアに入り、赤い鳥居が見えた。どうやらここのようだ。

駐車場にバイクを止めて、神社に向かう。 この神社はバイク神社とも呼ばれているらしく、わりと有名。 いつか来ようと思っていて、やっと念願がかなった。よく見ると、バイクに加えてヘリコプターのお祓いもやってるらしく、 駐車場はヘリポートにもなるようで、Hマークが書かれている。自衛隊のヘリとの写真などが貼ってあった。 そのほか大型車両なんかのお祓いもしている様子。手広くやってるようだ。

安産祈願としても有名らしく、その手のお守りもたくさんあったが、やはりバイク関係がたくさんある。 参拝記念の写真などがたくさん飾ってある一角もあり、かなりにぎわっているようだ。

鳥居の前での写真撮影は定番のようで、先に来ていたライダーたちも写真を撮っていた。自分も人がいない隙に、記念写真を撮っておこう。

また、ついついいろんなお守りなどのグッズも購入してしまった。メットを被ったテルテル坊主は人気のようなので、 自分と嫁さんでそれぞれ購入。フルフェイス版とジェットヘル版があるが、普段使っているのがジェットヘルなので、ジェット側を購入。 神社の人によると、フルフェイス版は近々モデルチェンジするらしい。

また、販売所には最近流行りの御朱印帳もあり、バイク柄なので、これも購入してしまった。 神社の人はみなさん気さくで、いろいろと話をしてくれ、とてもいい雰囲気。「バイク神社」じゃなくてもとても好きになった。

御朱印帳には御朱印代金込みとのことで、ここの御朱印も記入してもらう。

いろいろと、楽しいバイク神社だった。また機会があれば、ぜひ来たいと思う。

千本松牧場

バイク神社を後にして、次の目的地、千本松牧場を目指す。佐野SAで軽く食事をしていたので、 お昼は回ってしまったがそんなにおなかは空いていない。このまま千本松牧場まで行って、遅い昼飯にしよう。

4号線にでて、矢板ICから東北道に乗る。そして西那須野塩原ICで降りて国道400号へ。 するとすぐに千本松牧場入り口があるので、そこに入る。 駐車場にはバイク専用エリアが用意されていたので、そこに駐車。 すでに午後2時になってしまったので、まずは食事にしよう。

駐車場からすぐ近くにあるレストラン「ミレピーニランチョ」 に入る。以前ここで、嫁が食べたチキンカツレツがおいしかったので、是非食べたいと思う。 しかしメニューを見ると、それは無かった。10年以上前なので仕方ないか。

メニューはどれもおいしそうで、自分は「霧降高原豚のポークソテー」を、そして嫁は「ロティサリーチキン(ハーフ)」を注文。 しばらくして出てきた料理はものすごくおいしい。この後宿での晩飯もあるから、軽く食べるつもりだったが、あまりにおいしいので、 一気に平らげた。

あと、嫁のロティサリーチキンは別格に美味い。パリパリの皮はしっかり味がつけてあっておいしいし、 お肉はジューシーでしっかりしたチキンの味がして、すごくうまい。なんだかここはハズレが無いな。 値段は少々高めなのだが、この美味さなら問題ない。また食べに来よう。

軽く食べる程度にする予定だったが、あまりにおいしくてしっかりと堪能してしまった。 そのあとは、ぶらぶらと牧場内を見学。食後のデザートにと、さくらソフトも購入。これもおいしい。 今日3つ目のソフトクリームだ。(羽生、矢板、千本松)

千本松牧場のお土産屋を見て回る。まだ初日で荷物は殆ど積めないので、とりあえず見るだけ。 ベーコンやソーセージがおいしそうだ。嫁がミルクコーヒーがおいしいというので、300mlパックを購入。外ですぐ飲んだ。 甘さ控えめだけど、ほのかに甘く美味しい。 ここの通販で買えるようなので、購入してみようかな。

吊り橋

千本松牧場を出発。宿に向かう。 その途中にもみじ谷大吊橋というのがあるので、 立ち寄ってみる。塩原ダムのダム湖に架かっている歩行者専用のつり橋だ。

渡橋料が大人300円かかるので、支払って渡ってみる。2m程度の幅で橋の長さは300mくらいあるらしい。 しっかりした鉄の橋なので、ひどく揺れることは無いが、それでも人が歩くと、ゆさゆさと揺れて怖い。

真ん中のほうは床がスリットの溝蓋になっているので、真下が見えて怖い!

渡ってみたところで、向こう側には特に何もなく、恋人の聖地となっているらしいが、若干無理やり感がある。 吊り橋効果的なところから、恋人に最適なアピールだろうが、いまいちいい雰囲気ではない。

つり橋をそのまま引き返し、お土産屋で少し涼んでから出発。 この辺りは吊り橋や滝がいくつかあるようなのだが、 竜化の滝が大きくて良さそうなので、向かってみる。 登り口に駐車場とトイレがあり、そこにバイクを止めて、入り口に向かう。熊注意の看板を見つつ、 階段を上ってみるが、かなりの険しさと、そこそこ遠そうなことがわかり、すぐに引き返した。 既に疲れていた体なので、険しい階段をたくさん上るだけの体力はなさそうだ。そしてそろそろ宿に入る時間なので、 あまり時間は無い。今日はあきらめよう。

塩原温泉

そろそろ宿に入る時間が近づいてきているので、今日の宿「光雲荘」を目指す。 温泉街の中心位置あたりに宿はあり、駐車場にバイクを置くと、宿の人が軒下に置きなさいと指示されたので、 玄関横の、軒下にバイクを置く。雨の心配はないのだが、バイク用にと気を使ってもらった。

宿に入ると、すぐに風呂に向かった。汗だくでべとべとだったので、早く汗を流したい。お風呂はアツアツで長い間入ってられなかったが、 おおきな露天風呂もあり、いい雰囲気の風呂だった。

期待の晩飯は、いろいろと豪華だった。最初からいろんなものが並んでいる中、次々と皿が出てきて、どれもとてもおいしい。 昼飯が遅かったし、晩飯は6時からと早いので、腹のすき具合はまだだったのだが、料理がおいしいのでたくさん食べた。

光雲荘の名物らしい、「石焼き樽」は、鴨や野菜、きのこが入った樽に焼けた石を入れてぐつぐつと煮て、そこにそばを入れる。 見た目にもすごく派手だが、鴨やきのこの出汁が出てすごくおいしい。ただし、さすがに腹はもういっぱいいっぱいだ。

後のほうの出し物はさすがに食べきれず、いろいろ残してしまったが、最後のデザートもおいしくて、 メロンはこれでもかというくらい甘くておいしかった。やっぱしっかり腹空かせてから来なきゃだった。

かなり疲れていたようで、寝る準備を整えたら、いつのまにか寝ていた。

軌跡