山形道
２日目の朝、朝食はホテルのバイキングを食べる。普段朝飯はちょっとしか食べないが、なぜか旅行での朝飯はよく食べる。 今日も大移動になるはずなのでエネルギーをよくとっておこう。
バイキングではお手拭を数枚いただいておいた。バイクのヘルメット掃除に使用予定。山間部などを走ると虫がヘルメットに たくさん付着する。下手すれば前が見えなくなる程度に付着して大変になる。これをふき取るのにおしぼりはちょうどよい。今後はウエットティッシュを装備しておくようにしよう。
昨日の会議にて今日のコースは当初の予定の日本海側北上をとりやめて山形道で東北道へ抜けてそこから北上となった。
今日の日本海側はかなりの雨になるらしく、まだ太平洋側のほうが雨足はゆるいとの天気予報を受けての変更だ。まだ朝の段階では雨はやってきておらず、ホテル前のスタンドでガソリンを給油してから山形道に乗る。
車はそんなに多くは無いので走りやすい道を東北道へ向けてひた走る。途中月山湖ＰＡで休憩を取ると、 次は東北道に乗ったらすぐの菅生ＰＡを目的地として出発する。
東北道へ
緊張するジャンクションを北に向かい東北道に乗ったら、菅生ＰＡ到着。簡単な休憩を行う。
改めて地図を見直すと、ここは東京青森間の中間地点らしい。まだまだ十和田湖は遠い。
空模様はだんだん怪しくはなってきたが、もう少しはがんばれそうだ。日本海側は雨のようなので東に逃げてきて正解だったようだ。車も増えてきて自由には走れないが、速いペースの車についていって少しでも距離を稼ごう。
長者原ＳＡへ
長者原ＳＡ到着。ガソリンを入れるとなんだか雨がぽつぽつとやってきた。降り出すのか少し様子を見ているとどうやら雨に突入のようだ。
腹を決めてカッパを着用。予定では昨日から雨だったので1日ずれてくれただけでもよかった。しかし予報では結構強めの雨になるらしいため、びしょ濡れは必至だ。少なくとも事故だけは気をつけて走ろう。
紫波ＳＡへ
長者原を出るとやはり雨に突入。でもそんなに本降りとまでは行かないのでバイクで走る分にはカウルとヘルメットが濡れる程度でおさまっている。
途中渋滞箇所があり雨の中でのすりぬけとなったが、降りはゆるく先導のバイクもいたので突破することが出来た。
ひどい雨には未だ遭遇していないが、車や特にトラックの跳ね上げるしぶきが大変。どちらかというとそっちで濡れている状況だ。
そんな中紫波ＳＡへ到着。昼をだいぶ回ってしまったがここで昼食。疲れたときは豚肉ということでしょうが焼き定食を注文。 おいしくいただいた。
岩手山ＳＡへ
まだまだ雨に降られながらの東北道を北上する。しかしまだ豪雨には遭遇していないのが幸いだ。 逆に暑くなくていいのかもしれない。ただカッパだと蒸れて暑いのだが。
かなり北に来て岩手山ＳＡ到着。途中の標識だと東北道くだりの最期の給油場所らしい。
次花輪ＳＡに寄る予定なのだがそこにはスタンドが無いようだ。 シロちゃんは花輪で給油予定だったが、ここで一緒に給油しておくことにした。
地図を見るとかなり「やって来た」気がする。かなりデカい岩手県ももう少しで脱出となり十和田湖もすぐ近くだ。 疲れはたまってきているが後ひとふん張りがんばろう。
花輪ＳＡへ
高速終了前のＳＡということで花輪ＳＡで高速最後の休憩を取る。車もかなり少なくなり雨足はゆるいので、結構晴れと同じペースで走っている。
昨日一日の高速走行ですこし慣れて来たようで、高速時の風の抵抗もこんなものだと思えてきた。軽い限界突破が出来たようだ。
花輪ＳＡはＳＡという名だが見たところＰＡという雰囲気。ところでＰＡとＳＡの違いは何だろう。新東名などはパーサと言ってＰＡＳＡ合体？ となっているし、基準がよくわからない。まあこのあたりはあまり人が来ないのだろうから、あまり大きな施設はもたないのだろう。
シロちゃんからは「かりまん」の施しを受けたのでありがたく頂戴して人間に燃料チャージする。 十和田湖は目の前だ。
十和田湖レイクサイドホテル
東北道を十和田ＩＣで降りて103号線を北上。山を登っていきその後少し下ると十和田湖へ到着。
少し肌寒いくらいの森の中の湖で、湖畔をナビに従い走ると目的地を見失い、駅らしき場所へ出る。ナビの示すあたりには十和田湖グランドホテルがあるが、今日の宿はレイクサイドホテル。
iPhoneで調べると、どうやらさっきの小さな横道を入るようだ。一緒に走っていた車も同様に迷ったようで、 引き返しながら同じ目的地だったレイクサイドホテルへ到着。
地元産牛ステーキプラン
宿の到着後案内された部屋は広くて湖に突き出した一番景色のよさそうな部屋。当初の話だと湖の見えない部屋ということだったが、なぜか一番よさそうな部屋へ案内された。キャンセルがあったのかもしれない。結構広くて眺めのいい部屋をもらい、ひとまず休憩。とうとうここまでやってきた。
まずはひとっ風呂あびて汗を流す。今日の晩飯は牛ステーキプランなので期待が持てる。いや期待しすぎて数切れの肉だけだと悲しくなるが、出てきた食事はかなりの品数で豪勢。
その上ステーキもでかいのが出てきて これまたうまい。散々食った後にご飯と吸い物が出てきて、腹いっぱいだがご飯がおいしくてついつい食べてしまう。
その上腹いっぱいで部屋に戻るとデザートの果物がおいてある。確かに食事の中にデザートが無かったが、 そんなことは気にならないほど食べたのだが、なかなかのサプライズぶり。
夜のお腹が落ち着いた頃、食わせてもらった。 なかなかの充実したプランに連隊長の名幹事っぷりは急上昇だ。
計画変更
部屋で落ち着いたところで明日の計画を検討。二日間走ってきて、明日一日での帰宅予定なのだが、 これまで走った距離と疲れ具合から、明日一日で家まで帰るのは無理ではないかとの意見で話がまとまる。
家に帰るなら明日朝一で帰らなければいけないが、目的地の八甲田山にいくと十和田湖よりさらに北上となるため、どう考えても明日中には帰り着きそうに無い。
宿を取れば明日午前中程度は観光に時間を当てられるだろうということで、急遽明日の宿を確保するため宿探しが始まった。
SoftBankのiphoneは電波がほぼ入らずまったく使えない。ロビーにパソコンがあったのでそれを使おうとしてみるが、ネットになぜかつながらずあきらめる。頼みの綱の連隊長のdocomoスマホで宿を探し、ネット予約不可の場所ということで、電話をかけて部屋を確保。
3人一緒の1部屋ということだがとりあえず体を休められればよいので、中間地点に当たる郡山に宿を確保。これで明日は八甲田山へ向かうことが出来る。めったに来ることがない場所だし、ただ来て帰るだけだと もったいないので、多少は観光をせねば。
明日に備えて今日は就寝。予定通り城ちゃんのいびきは大きいが、疲れていてほとんど気にならない。 連隊長や自分もいびきをかいて寝ていたようだ。
今日の走行データ
| 給油回数 | 給油量 | 単価(ﾊｲｵｸ) | 場所 | 走行距離 | 給油時刻 |
|---|---|---|---|---|---|
| １回目 | 7.94㍑ | @150 | 鶴岡 | 164km (昨日分) | 08:48 |
| ２回目 | 9.54㍑ | @152 | 長者原ＳＡ | 199km | 11:52 |
| ３回目 | 7.89㍑ | @151 | 岩手山ＳＡ | 157km | 14:47 |
