お誘い
連隊長よりメールがあり、GWのツーリングのお誘いがあった。すぐに参加を表明した。連隊長はコースと宿を手配してくれて、段取りよく準備を進めてくれている。
当日は早朝の出発。前日には用事があったため、早いうちから旅行の準備を開始した。久しぶりのロングツーリングのため、今ひとつ何を準備すれば良いか悩み、また季節的にも暖かいのか寒いのかがわかりづらく、とりあえず防寒装備を充実させつつ準備を整える。荷物はいろいろ増えてしまったが、TMAXはトランク容量がたくさんあるので問題ない。
やっぱ久しぶりのロングツーリングなので、妙に緊張する。
談合坂へ
朝6時起床して着替えたら、事前に準備してある荷物を持って出発。談合坂に8時集合だが、談合坂までどれくらいかかるかわからないので、1時間半程度と見て出発した。さっさと高速に乗るのが良いだろうとまずは調布ICを目指す。下道を進むが案外混雑しておりスイスイとは進まない。結局7時20分くらいに調布ICへ到着。8時に間に合うだろうか?
中央高速は渋滞なく流れている。このまま一気にいけば間に合いそうな気がする。しかし八王子ICを越えてだいぶ走ったところで渋滞が発生。どうやら事故渋滞らしい。
いい感じで進んでいただけにショック。あと少しなのに。ただ、そこはバイクの強みで渋滞する車の間を走り抜けて行く。なかなか先頭には出ないので、割と早くに発生した事故のようだ。
渋滞を抜けてやっと談合坂へ到着。時間は8時15分頃と少し遅れてしまった。バイク置き場にはたくさんのバイクがある。みんな連休ツーリングのようだ。バイクを止めて辺りを見回すがそれらしき姿は見つからない。 朝の冷え込みで少しお腹が不調なのでまずはトイレへ直行する。
少し長めの格闘をして外へ出るとちょうどシロちゃんと連隊長を発見。 聞けば連隊長はさっき到着。シロちゃんは7時半から居たらしい。かなりの意気込みだ。 まずは初お目見えのシロちゃんのZX14Rを拝見。2週間前納車らしく、まだまだ慣らしの段階らしい。流石にピカピカだ。

アクシデント(折込済)
しかしここでアクシデント発生。 連隊長のバイクのタイヤに釘が刺さっている。確かにタイヤも少し潰れ気味だ。 圏央道から中央道への合流あたりで異変に気づいたらしく、調べてみるときれいに釘(というかねじ)が刺さっている。
談合坂のGSでパンク修理を依頼してみるが出来ないらしい。 とりあえず近くのICで降りて近くのGSでパンク修理をすることに。

大月IC
談合坂SAを出てすぐの大月ICで下道に降りて近くのGSを探しそこに入る。どうやらパンク修理可能らしい。一安心して修理をして貰う。交差点を曲がるのもヨタヨタと、かなり危険な状態だったので、ここで修理してもらえなければ危なかった。

修理自体は簡単に終わり、ものの10分程度で完了した。 これで安心して走れる。 今きた道を戻り大月ICから再度中央高速へ乗り次の目的地双葉SAを目指す。

車体交換
双葉SAではパンを食べつつまったり休憩。しかし今日は天気がいい。日なたに座っていると暑い。 今日はかなり暑くなりそうだ。 パンを食べたら思い腰をあげ出発準備をする。

ここでシロちゃんがバイク交換を申し出て、遠慮したが結局バイク交換をした。TMAXから、ZX14Rに乗り換えて出発。
久しぶりのクラッチ車で、しかも納車2週間のピカピカの新車のためかなりの緊張の中、次の目的地八ヶ岳まで高速を走らせる。まだ慣らし中ということで5000回転までとのことだが、4000回転くらいまででもう100km程度余裕で出ているので、5000回転もあれば相当な高速巡行が出来る。
ちなみに1万回転まで使えるようだが、 こんなに回したら何が起きているか想像出来ない。 2速でも相当なことになっていそうだ。恐ろしや。
ポジションはそこそこ楽な感じで軽い前傾程度。ハンドリングはカワサキらしいがっちりした感じで ヤマハのようなヒラヒラ感はなく、しっかりしている。 高速走行にはもってこいだ。
八ヶ岳PAで高速最後の休憩を取る。緊張のZX14Rはここで返却。このあと下道に行くので慣れたTMAXに乗り換える。諏訪南ICで高速を降りてビーナスラインを目指す。しかしガスが残り少ないため、まずはガソリンスタンドを探す。山には向かわずに市街の方へ探しに行くと結果的にはビーナスラインの始点付近までたどり着くことができた。

ビーナスライン(前半)
交差点を曲がりビーナスラインに乗る。山のふもとから徐々に山道に入っていき、ぐねぐねの山道に突入。しかし路面の状態が非常に悪く、アスファルトはひび割れて、砂利は浮いており楽しめる道ではない。
ただし景色は抜群にいい。快晴の雲ひとつない空と見渡す限りの山、遠くには南アルプス?の峰が見えており、 空気もきれいで気持ちがいい。
いい展望台が各所にあり、それぞれ駐車しては景色を眺め休憩。 夏には緑できれいになりそうだし、秋は紅葉がきれいらしい。なかなかいい場所だ。

昼飯
白樺湖へ到着。コマーシャルで有名な池の平ホテルがすぐそばにある。すぐそばの信州そば屋に入って昼食。

自分とシロちゃんは天ざるそば、連隊長は山の天丼を注文。出てきた品は結構なボリューム。中でも天丼はかなり量が多かったらしく、連隊長が食べきれずにだいぶ残していた。

ビーナスライン(後半)
再びビーナスラインをひた走る。そういえばこのあたりはだいぶ路面がよくなっており、走りやすい。
相変わらずのグネグネ山道なので右へ左へ倒しながらバイクにとっては楽しい。また、このあたりも景色はすばらしく、途中途中ビューポイントがあり、各所で停車。

景色を眺めつつ休憩を取るが、あまりにもビューポイントが多く、休憩ばかりとなってしまい 逆に休憩疲れしてきた。案外ワインディングを走っているほうが疲れないんじゃないかと思えるくらい。
もうすこし大きめのビューエリアへ絞って停車しようと相談して再出発。

霧の駅
ビューポイントをいい場所に絞ってとしたが、それでもいいところだらけのため、いろんな場所での停車&観賞となった。

連隊長お勧めの八島湿原は湿原を一周することなく引き上げた。 霧の駅では近くでグライダーを飛ばしているので、近くまで寄っていった。

ウインチで引っ張りあげて飛ばす方式で、見ていたら1台グライダーが発射した。ウインチで引っ張るとほとんど滑走路を走ることなく浮き上がって高度を上げ、一気に空へ舞い上がった。
飛び上がるときは滑走路はほぼ要らないようだ。上空へ舞い上がったグライダーはあたりを軽く一周したら戻ってきて着陸した。練習をしているのかもしれない。風きり音だけで飛ぶグライダーはなんだか不思議だった。
最後に三峰山展望台へいく。ほぼ頂上近くの展望台で、あたりの山が見渡せる。とてもいい景色だ。

別所温泉
三峰山からは、少し時間も遅くなっていたので、ナビに従い宿を目指すことに。しかしこのナビは割と大きい道より近道を選択する癖があり、ビーナスラインからそれたかと思うと、細めの山道をひたすら下りだした。
2車線無いかなり急な曲がりの道をひたすら下り、町っぽい場所まで出てきた。本当に到着するのか不安になる小道を突き進むと、別所温泉の看板が見えてきて、時々看板とは違う道を走っていたが結果的には別所温泉へ到着。

なかなかの温泉街で面白そうな場所で、その中結構奥まった目立つ場所に今日の宿中松屋があった。今回の宿泊はバイク用パックとのこと。何がバイク用かというと、屋根のあるところにバイクを停められる!というものらしい。
シロちゃんからは、晴れだったら関係ないじゃんとおもわずツッコミが入った。部屋に入って荷物を置いたら、近くをぶらっと散歩に出かける。寺が近くにいくつかあるので、近場のところへ出かけてみる。 バイクで走っていても思ったが、ちょうど桜がいい時期で、どこも満開に咲いている。

散歩を終えたら風呂に入って晩飯。懐石料理で次々とうまいものが出てくる。アルコールはあまり飲めないのだが、ビールののど越しは最高。シロちゃんの追加注文もあり、飲みすぎた。最後のたけのこご飯は腹いっぱいだったがかなりうまいのでついおかわりをしてしまった。 デザートをやっつけたら、もう食えない。そして酔いも回ってもうお眠だ。

連隊長はかなり限界だったようで、なんだかんだと布団に入ったらすぐにいびきをかき始めた。先頭を走ってみんなを引っ張っていたのでかなり疲れたのだろう。そのうち全員眠りについた。