リベンジ
前回ふらりと出かけたツーリングで富士宮の白糸の滝を見に行こうとしたのだが、途中雨にやられて断念。あえなく帰らされてしまった。今回はそれをリベンジすべく、天気予報をチェックして万全の体制で白糸の滝を臨む。
ってそこまで気合いは入れてないけど。富士宮を巡ってみることにする。そして富士宮といえば焼きそばなのでそれもいただいてみようと計画して、ルートを練る。

ナビの使い方は前回ツーリングである程度心得てきた。古いナビ同様行きたいポイントを、お気に入り登録しておき、都度ゝ選び出せばよい。残念ながら付属のジャンル別施設検索では良い結果が出ないのだ。
今回立ち寄りたい場所をいろいろ登録しておいて、下準備はOK。天気予報は晴れと、準備は万端だ。
出発
なぜかかなり早くに目が覚めてしまい、無駄に準備を進める。だいたい予定通り8時過ぎに出発して東名高速に乗る。週末の晴れとあって車は多く横浜から厚木あたりまではずっと渋滞だったが、そこを越えると車は少なくなり気持ちよくアクセルをひねることができた。
途中ナビからおかしな音が聞こえると思ったら、オービスの警告表示が出ていた。

オービスの位置が近づくと音と画面で知らせてくれる。バイクだから大丈夫のはずだし、スピードの出るバイクではないので問題はないのだが、なかなか便利だ。
雲行き
天気予報も晴れで、家を出たときもそこそこ天気が良かったのに、西に向かうにつれて空模様が怪しくなっている。大井松田を越えたあたりではいよいよ真っ暗になってきた。天気予報は晴れだし、たぶん大丈夫と言い聞かせていたが、左右のコース分岐後のトンネル付近でとうとうぽつぽつやってきた。 そしてそれはすぐにザーザーに変わった。
こんなときは、新型ナビの本領発揮だ。何ができるかというと、バイク用ということで屋外使用の前提で設計されており、不意の雨だろうが何もしなくて良いのだ。つまりほったらかしだ。
ということで、ナビの方は気にせずに、自分の服の方を気にしながらなるべくカウルに隠れつつ足柄SAを目指す。いつもはワインディングを楽しむ右ルート最後のエリアも、ひたすら雨との格闘で何とかやり過ごし、何とかSAまでもぐりこんだ。屋根のある駐輪場が1区画あったのでそこにバイクをつっこんで一安心。何というか、寒い。
自販機のホットココアで暖まりながら携帯で天気予報を再確認すると、やっぱり晴れだった。足柄の施設に道路上の天気表示があったので確認すると、降りる予定の富士ICまでが雨だった。

どうも白糸の滝に行くには雨に降られるようだ。雨にやられるのを覚悟してカッパを着て出発する。でもその後少しだけ小雨に遭っただけでほとんどぬれることなく富士ICまでたどり着けた。
駐車場
高速を降りてからはナビに促されるまま走り、特に迷うことなく白糸の滝へ到着。交差点を曲がるとオレンジ色の案内の人がいて促されるまま曲がったが、どうも様子がおかしい。どうもヤツは店の人で有料駐車場へ案内しているようだ。

どこも駐車場は有料で、看板には無料と書いてあるが、当店で1000円以上のお買い物をした方などと、小さな文字で条件が書いてある。残念な観光地化されたエリアをやり過ごしていくと行き止まりになってしまったので、Uターンして引き返す。
あいかわらずオヤジは赤旗を振って車を誘導している。少しあたりをうろうろするが、どうも無料駐車場が見つからなかったので、バイク100円の表示があった広い駐車場へ止めることとした。バイク料金の表示があったが停める場所はその辺の空いている場所だった。

その後ふらりと現れたおやじが、滝への案内を突然してくれた。トイレはここにしかないので行っとけとか、どこどこを降りていけばよいとか。その内容に商売気はなかったので、安心してよく聞いておいた。
音止の滝
滝への道を歩いていくと、まず最初の滝である音止の滝を見ることができる。そこそこ近い位置から見ることができるので、滝の轟音を聞くことができる。

昨日まで雨だったので水の量は多めのはずだ。 なかなかの迫力で、見ていて飽きない。最初はこれが白糸の滝かと思ったが、案内板を見たら音止の滝ということだった。
白糸の滝
音止の滝を後に遊歩道を進むと、遠くに白糸の滝が見えた。なんだかそこら中の壁から水が噴き出している。 滝のすぐ近くまで行けるようなので、階段を下りてすぐそばまで行ってみる。

滝に近づくにつれて、しぶきが細かい霧状でやってくる。マイナスイオンまみれである。滝は川から流れ落ちる大きな滝が一本と、それ以外にそこら中の壁から水があふれ出てきて、滝まみれといった様相だ。

滝壺まで行くと180度以上周りが滝といった状態だ。しばらく滝をぼんやり眺める。しばし癒しの時間だ。 幸い客足も少なかったので、じっくり滝を堪能することができた。 夏は涼しくてさぞ気持ちがいいことだろう。

おみやげ屋
滝を堪能した後帰り道で、気になっていたソフトクリームを購入。行きの時はまだ寒かったのでソフトクリームを買う気にはならなかったが、帰りは天気も少し良くなり、階段を上って暖まっていたので嫁さんと1本ずつ購入。
木イチゴとカプチーノ。でもここは濃厚バニラが有名だったようで、それにしてみれば良かったと後で後悔。残念。やたらと有名人が来たこととテレビ出演をアピールしてあった。あと途中変な味のラムネも発見。杏仁ラムネ?、わさびラムネ!、カレーラムネ!!

富士宮
駐車場まで戻って、次はお昼を探す。第2の目的富士宮やきそばを目指す。富士宮駅近辺にいろいろあるようなので、来た道を引き返して南下する。

白糸のすぐ近くに桜満開の場所があったのでとりあえずバイクを停めて撮影会開始。今年は桜の花見に行けずに桜が散ってしまったので、チャンスとばかりに堪能しておく。さすがにこのあたりは幾分寒いようで、ここ以外にも桜満開の箇所はたくさんあった。
やきそば
富士宮駅近辺までくると、富士宮焼きそばののぼりは数を増す。オレンジ色ののぼりがどうやら富士宮焼きそばの目印らしい。駅前の道を通ると、なんか屋台のようにたくさんの店が並んである箇所を発見。そこに行こうと思ったがバイクを停めるところが無くて右往左往。 神社のあたりに何とか停めたかったが、うまく見つけられず、そのうちバイクが数台止まっていてまだ停められる場所の空いている店を 発見したので、そこに停車して食べることにした。
メニューを見ると、焼きそば定食があったので迷わずそれを注文。嫁さんはあまり焼きそばの食べたい気分ではないらしくラーメンを注文した。

しばらくしてやってきた焼きそばは、まさに富士宮焼きそばで、焼きそばの上にふりかけられた粉末、少しコシのある麺。

西日本育ちの私はご飯と一緒に焼きそばを食べる。やっぱ、焼きそばやお好み焼きはおかずですから、ご飯が必要です。 東の人間にとっては不思議らしいです。炭水化物だらけじゃん!と。でもたこ焼きやうどんの時はご飯は食べないかなぁ。
富士山
焼きそばを食った後は、またまた来た道を戻って北を目指す。朝霧高原の道の駅に行ってみる。しかし山にはいると空気が冷たい。道の駅に着いたときにはかなり体が冷えてしまった。
また早起きのせいもあって眠くなってしまったので、晴れると富士山が見えるであろう休憩室で30分程度仮眠をする。仮眠ですっきりしたので、寒さ対策にカッパを着込んで出発。目指すは西湖方面。
紅葉台という展望台があるようなので、そこを目指してみるが、看板に従い向かってみると途中から急な上り坂の上舗装されていない。さすがに二人乗りでこの荒れた道を上るダートラ魂はないので、あきらめて引き返す。LANZAだったら、おもしろく登れただろう。

移動途中で所々人が停車して写真を写していると思ったら、富士山がきれいに見えている。曇っていた空は富士山のあたりだけ雲が晴れて山頂が見えていた。 チャンスとばかりにバイクを停めて撮影会を開始する。

いろり
このあと温泉に行く予定をしていたが予定外に遠いことがわかり、さらにはかなり寒くなってきたこともあったので、とっとと晩飯を食べて帰ることにした。
今回は久しぶりに山麓園にいくことにした。ここなら火に当たりながら食事ができるので暖まるだろう。 ただ、ナビには登録しておらず、検索しても出てこないので、何とか昔の記憶を頼りに探すしかない。
と思ったが案外覚えていて、一発で店まで到着した。少し時間が早いとあって、広い店内に客は1組だけ。そんなにおなかもすいてなかったので、一番量の少ないメニューを注文。目の前に炭が置かれると暖かい。体を温めつつ食材を焼く。

腹ぺこではなかったから、それぞれの串をじっくり焼いてから食べる。そして最後にほうとう鍋を食べると、体がかなり温まった。帰りはかなりの寒さが予想されるので、十分防寒装備をして帰ろう。
履歴
帰りは中央高速で河口湖から帰ったが、大月JCTすぎてからすぐに渋滞にはまった。 調布までずっと渋滞らしいので、どうせ下道も混んでいるが高速を降りて一般道で帰った。全然知らない道をナビ頼りで帰った。
さて今回もトラックログを確認してみる。 移動履歴が見えるのは、後で思い出すときにとても便利。そのときの時間もわかるので移動時間や休憩時間もわかって便利である。これと写真の時間を合わせていけば、かなり記憶がよみがえってくる。 家に帰ってからもう一度ツーリングを繰り返すことができてなかなか楽しい。
