zumo(ナビ)
古くなってきて使いにくくなってきたナビに変わり、バイク用ナビを新調した。

なんと言ってもバイク用のナビなので、防水、耐振、と屋外を気にせず使用できる。しかし中身がどんなものかは未知数なので、千葉までのツーリングを計画し、このナビの使用感をチェックしてみる。
計画
目的地を探すべくネットをうろつくと、久里浜から千葉の金谷までのフェリーが出ていた。フェリーに乗るのもおもしろそうだと思い、まずはこれに乗って、千葉に行ってみることにする。

今の時期の千葉なら、イチゴ狩りが良さそうだと思い、目的はイチゴ狩りにする。 (バイクに乗るのが第一の目的なので、どこに行って何をするかは第二の目的となる)
千葉はイチゴ狩りをやっているところは多いが、南房総近辺は少し少ない。いくつかピックアップしてみて、どれにするか目星を付けておく。それ以外の目的地は、調査時間が無くなり断念。現地で移動しながら考えることにする。
出発
ネットで見たフェリー乗車ツーリングは5時頃出発していたので、なぜかそれに合わせて早朝出発。 しかし5時起床はできず、朝6時起床。

予定よりは30分遅れだが、起きれないことも予定のうちなので、問題なし。外は昨日とはうってかわって快晴。でも、風があり空気は冷たい。一応冬装備をしておく。暑くなったらぬげばいいしね。
6時50分準備を整えて出発。ナビのZUMOをバイクに取り付け久里浜迄のルートをセットして出発。 第三京浜に乗って、そこから横横に乗換えて、終点まで走るのだが、三京をとばして走るといきなり寒さにやられて保土ケ谷PAへ避難。
手がかじかんでどうにもならないので嫁の冬用手袋装着する。小さ過ぎて指が曲がらないが高速だけならなんとかなるだろう。そんなに渋滞してない横横を走り抜けて終点までついた。しかし横横は山の中だからだろうか、かなり寒かった。 特に今日は晴れるから放射冷却とかで朝寒いのかも。よくわかんないけど。
フェリー
高速が終わり、下道を少し走るとフェリー乗り場に到着。そこにはグループツーリングらしき軍団が並んでいた。 その後ろに並ぶと、どうやら団体らしく、隣の列に促される。

もうすぐ船が出そうだったので急いでチケットを購入する。 乗船の案内の段取りが悪かったが、なんとかすぐの便にのることが出来た。

バイクでフェリー乗車は久しぶりだ。そしてTMAXでは初めてだ。 くるまは2/3くらい乗り込んでおり、少し空いている空間の隅の方にバイクを停める。 手際よく作業員が車止めと固定ロープを留めていく。

40分程度の乗船で千葉側金谷港に到着。 さてこれからどうしよう?

鋸山
まずはすぐ近くにある鋸山に行って見る。ロープウェイ入り口に行くと9時から開始だった。今9時3分なのでちょうど始まったばかりだ。

乗り場に行くとさすがに人は少ない。しかもチケット売り場にも係の人がいない。

うろうろ待ってなんとかチケットを買い、ロープウェイに乗る。 動き出すと意外に速く一気に上まで登って行く。

すると今日は天気がよく、風もあって富士山がよく見えた。 こうるさい家族連れをやり過ごしつつ、東京湾の風景を堪能する。

とりあえず山道を、展望台方面へ歩いてみる。あまりきれいに整備されていないハイキングルートは少し歩きにくい。そのうちゲートが出てきた。どうやら展望台に行くには拝観料が必要らしい。
やられた感を感じつつ、せっかくなので行ってみようと言うことで600円支払ってその先を進む。
展望台
展望台を目指して山道を進む。すると、その道のりは険しく、アップダウンの階段だらけ。ハイキングコースとしては少し難易度が高いと思うが、翌日の筋肉痛を覚悟しつつ展望台までいってみる。
かなり急な階段を登りきったところに、展望台はあり、頂上まで行くと富士山を始め東京湾、三浦半島また富津のほうまで見渡せる。
展望台の先にはせり出した岩がありその先の方まで行ける。実際に行ってみるとかなり怖い。

しっかり手すりにしがみついていたが、少し弱々しい手すりなので、かなり不安だった。 家族連れのガキは怖くて泣きわめいていた。

百尺観音
突き出た展望台の下には、百尺観音というおおきな観音様が岩壁に掘られていた。かなりでかい。 というか、その上が展望台なのだが、そこを歩いていたのは少々バチあたりである。

これら以外遊歩道がたくさんあるのだが、かなり道が険しそうなので、これで終了して帰ることにする。 運動不足なわれわれにはかなりハードルが高かった。
帰りにのどが渇き、途中の自販機を見ると50円増し!これはあり得ないとスルーして、ロープウェイの駅まで行くと10円増し。さすがにこれはあきらめてお茶を購入。
ロープウェイの麓の駅では通常料金だった。運び賃が入っていると行ったところだろうか?次回はお茶持参で。というかもう来ないだろう。
イチゴ狩り
鋸山を下りた後は、イチゴ狩りに向かう。あらかじめいくつか調べておいたのだが、この近辺にイチゴ狩り園はいくつもあり、どこがいいかわからなかったが、何軒かの農家が共同ということで、館山イチゴ狩りセンターに行ってみる。

駐車場に行くとすでにたくさんの人でにぎわっており、観光バスも何台かあった。少し行列になっていた受付に並び、順番を待つ。今日は天気がいいのでみんな遊びに来たようだ。
3月から少し値段が下がり1400円となっているイチゴ狩りで、受付をすると9番の車についていけという。どうやら先導車について行くシステムのようだ。バイクでも良いのかと係のおじいに訪ねるが聞いちゃいない。
しかたなく急いでバイクに戻り準備をしてると、じゃんじゃん出発していき、危うく置いてきぼりになるところだった。なんとか列の最後の車について行き、すぐ近くのハウスへ到着した。 ここで、へた&練乳の入れ物をもらい、イチゴ狩り開始。

12時前のハウスの中は既に暖かく、赤く熟れたイチゴもほんのり生ぬるい。日の当たる南向きのイチゴはよく熟れており、おいしそうだがその分日の光を受けてぬるい。見た目かなりおいしそうなイチゴだったが、実際はそんなに甘くなくて、少し間の抜けた感じのある味だった。

なんて言う品種か後で聞いたが忘れた。もうちょっと甘みの多い品種が良かった。とりあえず腹一杯は食べたが、あまり満足のいく内容ではなかった。腹一杯だが、物足りない感じが残る。これは是非リベンジが必要だろう。
野島崎
海岸沿いに南に下っていく。おなかもすいたので野島崎灯台まで行ってお昼にすることに。途中調べたらこの近辺に店がたくさんあるらしい。いってみるとたくさんの店が並び呼び込みしている。逆に不安だ。
とりあえずぐるっと巡ってみて、1つの店に入った。店の親父は非常に愛想良く、店のおすすめ定食というのを頼んだ。内容は各種魚の刺身とこのあたりで名物らしいさんが焼きといったもの。

しかし実際来たものはすこし残念な感じで、まずくはないがいたって普通。 もう少し海辺らしいのを期待したのだが、どこでもありそうな感じの刺身定食だった。
道の駅とキムピー
あとは行くところがないので、近くの道の駅に行ってみる。

どこもたいしたところではなく、 ぐるっと見て回って終了。という感じだった。 もうすこし行き先を調査しておけば良かった。

木村ピーナッツというところに行ってみる。千葉といえば落花生。落花生=ピーナッツなわけだが、 きむピーは割と有名なところらしい。ナビにセットして向かうと、あれ?一回通ったことのある道に出た。そしてすぐ曲がると木村ピーナッツ到着。こんなところにあったんだ。
店はそんな大きくなく、こじんまりとしている。中にはいるとピーナッツ系の商品がいろいろある。から付きからなし落花生はもちろん、せんべいや甘納豆(甘落花生?)などいろいろ。

ピーナッツソフトがあったので、これを購入。味はわりと濃いめな感じで、ごまのような味だった。かなりイケるとおもったが、そんなに評判いい訳ではないらしい。 おみやげにお菓子を少し買って帰る。

ばんや
そろそろ日も傾き始めたので帰り支度に入る。さいごに途中パンフレットをもらった、「ばんや」というところで、晩飯を食って帰ることにする。
ちょっと人気そうなのでもしかすると満員で食えないかもと思っていたが、店はやたら広くて問題なかった。メニューは壁にあるプレートを見て注文するらしいが、夕方とあって、いくつかのメニューは品切れになっている。

またテーブルには量が多いとの注意書きもあり、そんなに腹ぺこでもなかったので、少しビビって、きんきの煮付けの定食と刺身盛り合わせを注文した。

やってきた刺身盛りは、刺身が肉厚で食べ応え有り。そしてきんきの煮付けは結構おおきめのきんきが丸ごと1匹やってきた。そしてこれまた激ウマ!ここはかなりあたりの食事どころだ。

けっこう値段もリーズナブルだし。お茶とかはセルフだけど、出てくる料理がうまいので問題なし。次回千葉に来たらまたこようと思う。
海ほたる
帰りはアクアラインで帰ることにする。さむくなりそうなので、カッパを着込んで防寒対策を整えて出発する。
いつの間にか暗くなった道をナビに従い帰るが、ちょっと曲がるところを間違えてまっすぐ進んでしまったが、このナビはリルートがやたら早くすぐに新しいルートを示してくれる。
しかし大きな道にはいるところを間違えたので、山道ルートとなってしまい暗くて車も通らない寂しい道を走ることになってしまった。 明かりも少なく不安な道をナビを信じるしかなく走ったが、そんな遠回りではなくそこそこのルートで大きな道まで戻してくれていた。
そして袖ヶ浦ICにたどり着き、高速に乗ろうとしたら、これまた車線を間違えて、高速に乗れなかった。 たしかにナビは右車線といっていたが、なぜか左を走って、失敗した。結局ぐるっと大きくUターンすることになり、 なかなかナビと意思疎通ができていない。というか指示通り走れていない。
なんとか袖ヶ浦ICから高速にはいることが出来て、川崎側の工場の明かりを見ながら海ほたるで休憩。しかしカッパを着て出発したがこれが大正解。夜になって空気が冷たくしかも風があってかなり寒い。 海ほたるもかなり寒かった。

帰宅
海ほたるからは川崎までずっとトンネル。景色を見ることはできない。よく考えるとバイクでアクアラインを通るのは初めてだ。しかもETC付けて。アクアラインは高いからなんか割引が効くような乗り方を見ておけば良かったが、寒いしどうでもいいか。
川崎からの帰り道は、2輪の二人乗りがどこから駄目なのか把握してなかったので、とりあえず高速は降りる。でもここもなんか間違えて、扇島で高速を降りた。なんか工場地帯の中だった。
しかしナビがしっかりサポートしてくれたので、問題なく家まで帰り着いた。このナビなかなか頼りになることがわかった。
履歴
zumoにはトラックログが残っており、これをマップソースおよびGoogleMapで表示させることができた。 今回の移動ルートは以下の通りとなった。ロープウェイは偶然電源を入れていたが、それ以外のバイク以外の移動中も電源を入れておくとログがとれておもしろそうだ。

