出発
今日はかねてからの計画である、伊豆「錦」へのツーリングである。Ｔ－ＭＡＸを購入し、慣らしも終えてそろそろ遠出の準備はできあがっていた。出かけるとすればやはり因縁の「錦」である。今回はタンデムでのロングツーリングで、大丈夫か不安だが、まあなんとかなるだろう。
朝７時出発の予定だったが、実際には７：３０頃の出発になった。タンデムでの高速道路は初めてだったが、８０ｋｍ～１００ｋｍの流れなら問題なく走れる。 以前のように追い越し車線は走ることなく、左の車線をゆっくり走った。
東名に乗り、まずは海老名ＳＡで休憩。メロンパンを朝飯として食べる。まだ８：３０だ。普段はそろそろ会社に向かう頃か。しかし今日は天気が良くてよかった。もう９月なので、日差しがそんなに強いわけでもなく、風は気持ちよくツーリングにもってこいの天気だ。
東名→小田厚→箱根ターンパイクと有料道路を乗り継いでいく。
伊豆スカイライン
箱根ターンパイクを登り、大観山で休憩。途中各ＳＡでも休憩を取りながら来たが、１０時前には到着できた。確かに横浜で少し渋滞があったぐらいで後はすんなり走れたので、こんなものかもしれない。
大観山にはバイクがたくさんあった。ほとんどがスポーツバイク。一応スポーツバイクのカテゴリに位置づけられているＴＭＡＸをその中に駐車。仲間に入れてね。
十分休憩した後出発。天気はよいが、標高が高いので少し寒いくらいだ。走り出すと空気がひんやりしている。伊豆スカイラインは車も少なく、走りやすかった。スポーツバイクに抜かれ、ちょっと追っかけてみたが、全く相手にならない。タンデムのせいもあるが、加速が全く違う。ＴＭＡＸはスポーツバイクというのはちょっと無理かも。
調子に乗ってスピードを出すと、カーブでスタンドを擦ってしまう。この前確認したらスタンドのかどが結構削れてしまっていた。気を付けねば。
気持ちよく走っていたら、いつのまにか最終出口まで来ていた。
到着
伊豆スカイラインを降りて１３５号へでる。途中やたら道が混んでいると思ったら工事渋滞があった。 道は広かったのですり抜けで何とか進んでいく。
そこを抜けると問題なく、ちょっと道に迷いつつも 錦へ到着。なんだか道の途中の錦の看板が増えていた。最近よく雑誌でも見るようになったしなぁ。
駐車場が空いているか心配したが、全く問題なし。でも入り口には行列が出来ている。とりあえず奥の方にバイクを止めて、行列の後ろに並ぶ。順番の名前を書く紙が回ってきたので、記入する。
よく見ると店がまだ開いていない。時間を見ると１１：３０前。開店は１１：３０なので少し早く到着したようだ。行列が出来ていたのは、錦の開店待ちだったようだ。待っているとすぐに店が開き、先頭から店内に入っていく。前から４グループ目くらいにいたので、問題なく店内に案内される。 早速メニューを見て何を頼むか悩む。
相方は、あじのたたき丼を注文。私は海の幸丼にした。注文後あじのたたき丼がすぐにやってきた。
早速相方はもりもり頂く。少し食べさせてもらうとやはりうまい。私の海の幸丼はなかなかこない。たぶん人気のあじのたたき丼はかなり仕込んであり、すぐ出来るのだろう。
結局あじのたたき丼をほとんど食べ終わった頃、海の幸丼到着。いろんなお刺身、ウニ、いくら、エビの入った 海の幸丼はうまい！
全てに味付けがしてあり、そのまま食べるだけ。半端なくうまい。なぜか刺身とか甘みがする。魚がうまい上にこの味付けたれがうまさを倍増させているのだと思う。 一気に平らげてしまった。
デザート
満腹感とおいしさの余韻にひとしきり浸った後、店を出る。海の幸丼は少々値段が高いが、それに見合う うまさだった。
店を出ると１２：００過ぎ。さすがに日が高くなると暑い。腹一杯なのでちょっとそこらでも散歩しようかと思ったが、暑いし、坂道ばかりだしすぐに断念した。錦の次はストロベリー。もはや定番コースとなった七滝茶屋へ 向かうことにする。
ループ橋を目指し南へ向かう。途中道がわからなくなったが、何とか七滝方面を発見。そしてループ橋をくるくる回りながら登っていく。そして登り切った後、行き過ぎたことに気づく。七滝茶屋は橋の手前を曲がらなければ行けない。
Ｕターンして、七滝茶屋へ到着。喫茶の方をのぞくと、大きな字でいちご生ジュースと書いてある。これならちゃんとやってそうだ。喫茶エリアに入って、メニューを見ると、クラッシュドストロベリー以外に苺生ジュース、苺フロート、苺ミルクがあった。どれもチャレンジしたいが、今日は暑いので一番涼しそうな クラッシュドストロベリーを注文。
凍った苺をざっくりクラッシュしたものに、アイスと凍った苺と苺ソース。さっき錦で腹一杯だったが、 やはり甘い物は別腹だった。これまた一気に平らげた。
赤沢温泉
デザートを食べてさらにおなかいっぱい。では、次の目的地である日帰り温泉に向かう。 錦へ行く途中にあった１３５号線沿いの赤沢温泉が目的地なので、今まで来た道を引き返していく。
かなりおなかがふくれて、しかも天気がいいので暖かい。よって、猛烈な眠気がやってきた。服の前を開け、シールドを開け、新鮮な空気を浴びて必死に眠気と戦うが、ちょっとまずい状態だ。
すると後ろからいきなりヘッドバットが！どうやら相方は寝てしまったらしく、ヘルメットで頭突きを してきたようだ。ちょっと広めの路肩があったので、そこに駐車して日陰に入って休む。同乗者が寝るのはまだいいが、運転手が寝ると大変なことになる。
１０分くらいぼうっとしながら 休憩。ゆっくり休んで再出発すると頭がすっきりしていた。温泉は後１５分程度だ。がんばろう
赤沢温泉に到着して駐車場にバイクを止める。着替えだけ準備して温泉に向かう。 料金が１，６００円と日帰り温泉にしては高いが、実際入ってみると、値段なりの良いところだった。
男湯は４Ｆで、一番上の階。風呂場に行くとなかなか広い。そして露天にいくとそこは屋上。そして壁が無く景色が一望できる。周りに高い建物がないから覗かれる心配がないということだろうが、 空からは丸見えの開放感抜群の露天風呂だった。空と海が一望できて気持ちいい。
サウナもあったのだが、かなり体が疲れているようで、サウナの入り口の扉を開けたときの熱気で早くもダウンしてしまい、あきらめた。サウナ部屋からちゃんと帰ってくる自信がなかった。
３０分もつからずに風呂を出た。ここは小さいタオルからバスタオルまで完備しており、たくさん山積みしてあるなかから自由に使える。シャンプーやリンスも充実しており、 なかなかよかった。また来たいと思った。
さっさと風呂を出て大部屋で休憩。部屋は広いが人も多く、何とかスペースを見つけて横になる。 少しここで寝ていこう。そんなに急がなくてもいいだろう。約１時間くらい寝た。
帰宅
帰りは有料道路を使わないで帰る。風呂に入って、少し寝たら、かなり元気が出てきたので下道で東京へ向かう。あまり道を知らないので、途中ちょっと迷いそうになったけど、 運良く看板が出てきて、何とか主要道路へ戻ることが出来た。
しかし結構時間がかかる。元気になったとはいえ、一日中バイクで走っているので、だいぶ疲れてきた。それでも何とか横浜あたりまで来て、遅い晩ご飯を食べる。 もう２２時だった。
晩ご飯を平らげ、休憩した後出発。家は後少しだ。頭ははっきりしていて元気だが、体はさすがに重い。かなり疲れている。夜も遅くなったので道も混まずに気持ちよく帰れた。こんばんはゆっくり寝れそうだ。（家に着くとすでに０時を回っていた）
全走行距離４００ｋｍくらい。所要時間約１７時間。