愛鷹林道ツーリング

序章(Introduction)

プスプス、プスプス。さっぱりじゃぜ!(モテ王風?)今日は久しぶりの林道ツーリングだ。訳あって待ち合わせの海老名までは相棒LANZAではなく、ハマーセローで向かう。

しかしこいつはまったく扱いづらく、さっぱりエンジンがかからない。どうやらこいつはセルでのエンジンがけはだめなようだ。「チッ」かるく舌打ちをしたが、「チェッ」ではないので、小石を蹴るようなことはしなかった。

しかたなく始動方法をキックに変更した。しかしやつはなかなか機嫌良くならず、汗だくになった頃やっとエンジンがかかった。まったく、一週間程度の放置でこんなに機嫌を悪くするとは、扱いに困ってしまう。 走行中にまで機嫌を悪くされてはかなわないので、十分に暖気をしてやる。俺の方は十分に暖機されたため、 マルボロを一服しつつ体の火照りをさます(うそです。たばこはやめました)

待ち合わせ(It’s cold and lonly)

海老名に到着した。待ち合わせは8時だが、まだ7:15だ。セローの遅さをふまえ早めに出たのだが、意外に早く到着してしまった。

辺りを見回すが誰も来ていない。寒さを癒すためとりあえずホットコーヒーで暖をとる。まったくOFF車はカウルがないので走行風を全て体で受けてしまい寒いことこの上ない。

7:30過ぎ、聞き覚えのある2ストサウンドが聞こえた。そういえば海老名にたくさんバイクはいるが、2ストはいない。1台だけNSRを見かけただけだ。時代の移り変わりを感じてしまう。2ストほど楽しいエンジンはないのに。ぶつぶつ…

近づくバイクはLANZAだった。そう俺のLANZAにハマーが乗っているのだ。しかし俺に気づかず通り過ぎてゆく。「ノ~。ガッデイム!」。そのあと続いて城ちゃんのCRMもやってきた。かん高い2ストサウンドとともにこれまた過ぎ去ってゆく。「ジーザス!」どうやら、待ち合わせのデフォルトポジションはここではないようだ。

しかたなく移動しようとしたとき、携帯が鳴った。案の定ハマーからだ。「いまどこ?」との問い合わせに、「ここじゃ!」と知らせ、ハマーのところまで移動する。キム氏もじき、到着した。久しぶりの再会で、しばし話が弾む。

今日のメンツを確認すると、熊ちゃんは急用でこれないらしい。「日和ったか!」などと思ったが、どうやら家庭の事情らしい。それなら仕方ない勘弁してやろう。(俺って何様?)

アクシデント(He is walking with KLX!)

今日のメンツの最後の一人、連隊長の到着を待っていると、携帯へ熊ちゃんから連絡が入った。「連隊長いま高速でガス欠になったらしい。でも、海老名までもうすぐ?(4km程度!)だから、歩いていくって。」

「ジーザス!」なんてこった。はやくも波乱のスタートになった。とりあえずこちらは話弾んでいることだし、このまま到着を待つこととする。歩いてくるとなると、まあ1時間程度はかかるだろう。初っぱなから大波乱だ。これでは今後の展開が心配だ。思わず俺は胸で十字を切った(うそ)

発見&出発(Found! … bon voyage!)

緑のバイクを押す姿を発見!。どうやらアレが連隊長のはずだ。路上でわざわざバイクを押すようなやつはいないはずだから一目瞭然だ。

まっすぐスタンドに向かっていき給油を行っている。そしてガソリンを満タンにして駐輪エリアにやってきた。はやくもへとへとになっている。

さあ出発だ!というような酷なことはせず、とりあえず休憩してから出発する。最初の目的地は足柄だ(休憩間隔が早い)。

とりあえず足柄まで(Go to Ashigara S.A and get energy!)

海老名を出て高速をひた走る。とはいってもオフ車、あまりスピードは出さない。(出せない)。しかし、厚木を過ぎて道が空いてくると先頭のシロちゃんのスピードが次第に上がりはじめる。 東名左コースに入ってからは、オフ車なのに120kmペースに突入。必死に付いていく羽目になる。

まだ慣らし中のKLE、XRは速攻で離脱。 ハマーセローもがんばるが非力さ故、苦労の追撃状態。 LANZAの馬力に助けられなんとか俺はついていくことが出来た。そして足柄で一休みする。 「あわてないあわてない。一休み一休み」一休どの、あなたのいいつけを守っております。母上殿によろしく…

とりあえずの全員でのひとっ走りで、今日の調子を確かめるのであった。

いざ愛鷹(Challenging stage)

足柄でしばし休憩の後、沼津ICへむけて突っ走る。ここまで来ると交通量も少ないので、すぐさま到着した。

ICを降りたところのコンビニで休憩&昼用の食料を調達する。準備が出来たらレッツ&ゴーそしてキャッチ&リリース(なぜ逃がす?)

林道へ突入(Break into a forest)

さあいよいよ山へ突入だ。とりあえず入り口へ向かって細い舗装路を駆け抜けていく。景色もどんどん林の中という感じに変わっていく。そして目指す林道への枝道だ。

入り口で一旦停止しみんなの志気を確かめた後、突入する。もうここからはダートだ。コッパの中を駆け抜けていくといきなりキム氏スローダウン。アクシデントらしい。

ナンバープレートがはずれている。取り付けねじが取れたらしい。とってつけただけのナンバープレートだったため、振動で簡単に取れてしまったようだ。加えてXR600は振動がすごい。

タイラップで応急処置をした後、再び突き進む。分かっていたことだが、シロちゃん、連隊長、キム氏は速い!ヨシ&ハマーは常に置いてきぼりだ。

途中見つける横道は随時連隊長またはシロちゃんがアタックをかけている。キム氏も足が着かないはずのバイクでガンガン攻め込んでいる。すごい!

ひるめし(get a lunch)

そんなこんなでお昼になったので、見晴らしのいい場所で停止。そして昼食をとる。天気はいいが、じっとしていると風は冷たく少々肌寒い。

コンビニで仕入れた食料を食いながら、次回はやはりストーブを持参し茶でも沸かそうと決意した。眼下に見えるどこかの街と海(たぶん沼津)なかなか景色はよい。午後の戦いに向けて栄養と休養を取る。

街に下る(Down town?)

飯を食って一休みしたらまた爆走だ。(…あんまり記憶がない(^^;)いつの間にか(?)林道を抜け、街に降りてきた。道も舗装路になっている。今までのスピードがまた一段上がりハイペースで山を下っていく。

しかし最後尾ハマーがついてこない。このハイペースについて来れないのだろうか?とりあえず町中のコンビニで、小休止。ハマーはどうやらリアタイヤのスポークが折れたらしい。

林道での多大なストレスと、ハマーの強烈?な荷重に耐えきれず、スポークがやられたようだ。だからやせろっていったのに…

とりあえず応急処置(折れたスポークを取り払うだけ)して、ゆっくりペースで、帰途につくことにした。

高速で用を足す(sleep at highway)

手負いのハマーは途中で離脱して帰途につく。残ったメンツで御殿場から高速に乗り、足柄SAにすぐ入る。山のふもと辺りで温泉に入る予定だったが、幾多のアクシデントなどにより、入れなかった。でもココにあるじゃんということで、足柄SAの温泉?に入ってみる。(別に温泉ではなくただの風呂だと思うが)

温泉でゆったりした後、仮眠室に行ってみるとそこは薄暗い中にリラックスできる椅子。ちょっと座って落ち着くと、心地よい音楽とともに猛烈な睡魔が襲ってくる。その勢いでうとうとするが、先に爆睡モードに突入したシロちゃんのいびきにより、呼び戻される。結局うとうとのまま2時間程度を過ごす。なかなか心地よい

さて疲れもとれたところで帰路に就く。帰りはバイクを交換して帰ることになり、俺は連隊長のKLXとシロちゃんのAR(CRM)に乗った。キムさんのXRに乗れなかったのは残念だ。いつか600単気筒のパワーを味わってみたいものだ。

あとがき(rear kid)

この後行った大月と記憶がごっちゃになってしまっている。おかげで良く覚えていない。やっぱりレポートはすぐ書いておかないといけないな(反省)

このツーリングで、みんなの実力?がわかった。やはり俺は最後尾を走らざるをえないようだ。この借りはオンロードにて返してやる!(無理?)いろいろと記憶を呼び起こしてくれた熊ちゃんに感謝(thanks!)→参加はしていないのにね