GW
今年のゴールデンウイークにツーリング計画が持ち上がり、メンバーでどこかに行こうということとなった。 連隊長に宿をとってもらい、西方面に出発。今年のGWは元号改定とかさなり、カレンダー上で10連休となかなかの話題となっており、 いろいろと混雑が予想される。気になる天気は雨が多いが予定の28日は晴れる予報。さてどうなるやら。
当日は足柄SA集合となり出発。時間に余裕を見て出発してみたが、川崎ICですでに渋滞中で、いきなりスタートから渋滞に巻き込まれる。 休み休みすり抜けで前へ進む。途中いったん海老名SAに立ち寄りトイレ休憩。海老名SAも車は分岐のかなり手前から車列が出来ていて、 入るのさえ大変な状態。バイクは横を通って中には入れて助かる。
想像通りずっと渋滞は続くが、左右ルートが分かれるところからは、それなりにしっかり流れて助かった。車はわりと左ルートに流れたっぽい。 なんとか足柄SAに到着するとすでに9時過ぎだった。今日はしっかり富士山が見える。まだ頂上は真っ白な状態だ。

トイレを済ませメンバー探しを行い、みんなと合流。いつもはソロツーだが、今日はみんなと一緒にツーリングだ。 次の合流地点を決めて、出発進行ジャパリパーク!?
東名⇒大井川
足柄を出ても渋滞は続いていたが、御殿場ICを過ぎて以降だんだんばらけてきて、いいペース。 新東名に入ったので、全体的にペースは速い。そういえば速度制限の表示はいつのまにか120kmになっている。 静岡SAまで移動したら休憩。ここで給油を行う。TMAXはCVTでオーバードライブなんかないので、高速を走っても燃費は悪い。 ミッション車だと、高速をのんびりオーバードライブで巡行すると、劇的に燃費がいいので、うらやましい。
東名高速を島田金谷ICで降りて、国道473号を北上。大井川、大井川鉄道とともに北へ走る。 川沿いに走っていくが、この大井川はとても広くて大きく、何かすごい。 時々線路が見えて、ところどころ三脚を立てて待機しているカメラマンがいる。大井川鉄道の写真を撮るのだろう。 SLも走っているのかな?走行中に出会わないかと期待したが、特に汽車に会うことは無かった。 途中、道の駅のフォーレなかかわね茶茗舘に立ち寄る。お昼でもとおもったが、食事処は無かったので、少し休憩して出発。

寸又峡
大井川上流のほうまで来ると、道が細くなり片側交互通行の個所がいくつかある。 たぶん車がすれ違い出来ないので、交互通行にして事故を防いでいるのだろう。 結構な距離の交互通行なので、待ち時間は長め。何箇所かでの待機を行いながら上流を目指す。
山道を登っていくと、寸又峡に到着。車用の駐車場があるが、その奥にバイクで進んでいくと、お土産屋や宿がある広場があり、 寸又峡温泉 求夢荘の前の駐車場にバイクを停車。バイクなら200円だそうで、その辺に置いてある缶にお金を入れる。

既に13時半だったので、前の店で食事。冷たいそばかうどんしかないとのことだが、腹減ってたのでいただく。 男性陣はわさびそば、女性陣はとろろそばを注文。わさびそばはわさび多めで、辛そうとおもったが、やはり辛かった。 でも、そばと山菜はおいしかった。これで体力をつけて、吊り橋に向かう。

夢の吊橋
ここから歩いて「夢の吊橋」に向かう。 行く途中に注意看板で、吊り橋は一方通行。そしてその先は急な登り階段とのこと。この時点ではそんなに気にしていなかったが、 あとでこの注意書きの意味を知ることに。

さらに途中には60分待ちとの情報。橋に向かう人はまばらなので、そんなにはと思っていたのだが、 到着してみると、先の見えない大行列。吊り橋は人数制限もあり、少しずつ渡っているようで、 さらに写真を撮ったりと渡る人も満喫しながらゆっくりわたるために、時間がかかっているようだ。 とはいえ、60分もかかるかね?と思っていたが余裕で60分経過。まあおしゃべりしながらの待機なので、そんなに大変ではないかな。

さて、順番が来て吊り橋を渡る。結構橋は揺れて怖い。真ん中に2枚の板があるだけの吊り橋はスリル満点。 本来なら真下がエメラルドグリーンの湖面らしいのだが、去年の台風で一気に土砂が来て、現在は半分砂利。 そして昨日の雨のせいか、水のある所も泥水となっており、一部エメラルドグリーンっぽい箇所を残しているのみだ。 でも、みんなで揺れる吊り橋を渡っていくのは楽しい。60分以上待った後にものの数分で吊り橋を渡った。

そしてそのあとは地獄の登り階段が。300段あるらしいが、1段の高さも高く、後ろから人が来るプレッシャーもあり、 息を切らせながら必死に登る。途中の休憩場所を見つけると速攻で休憩。心臓が飛び出そうとはまさにこのことだろう。 足もつらいし、息もきつい。久しぶりの過酷な運動だ。全員無口になり必死に階段を上っていき、 登り切ったころには全員顔色が悪くなっていた。吊り橋の楽しさよりも、階段の過酷さのほうが強く印象に残ってしまった。

へとへとになりながら戻る。じっとしていると寒いくらいの気候が逆にちょうどよい。足がふらふらになりながら、 バイクまで帰ってきた。おつかれさま。吊り橋の待ち時間と階段を登るのでかなり時間が経過したので、 このまま宿に向かおう。

油山温泉(ゆやま)
山登りでかなりへとへとになった。時間もかなりかかってしまったため、この後の観光は止めにしてこのまま宿に向かうことに。 大井川沿いの来た道を逆に戻っていき、島田金谷ICでまた東名に乗る。途中藤枝PAで目的地確認と宿への連絡を行う。 そして新静岡ICで降りて、安倍街道を北上。曙橋を左に曲がって油山(ゆやま)温泉へ向かう。
油山交差点を直進すると、かなり寂れた農村地帯に入る。日も暮れてきた中、温泉街とはいえない何もなさそうな細い道となり、 ナビのみを信じて進んでいくと、暗闇の中ひときわ明るい宿があった。最初にあった油山苑のさらに奥の突き当りのに 油山温泉・元湯館があり到着。 18時チェックイン予定だったが、遅れてしまい、18時半到着となった。

19時から食事なので、宿についたらそのまま食事に行く。食事は囲炉裏風で趣がある。料理はかなりたくさんで、 囲炉裏の端では魚を焼いて、真ん中はカセットコンロだがすき焼き鍋をみんなでつつく。 あとからいろいろとカキフライや茶わん蒸しなんかもやってきて、おなか一杯。最後にデザートで締めて終了。 どれもとてもおいしく、いつもと違う雰囲気で面白かった。
腹いっぱいになった後、風呂に行く。ちょっと狭い風呂場で、脱衣所は3人でいっぱい。からんも2口なので大勢では入れないが、 気持ちいい感じのお風呂だった。お湯は熱かったが、我慢して入っているとだんだん気持ちよくなる。 そして冷えた体がかなり温められる。風呂を上がってもポカポカはとても持続して、いい風呂だった。
夜は冷え込むが、お風呂で温まったので、湯冷めしないように着込んで就寝。城ちゃんが気を使って耳栓を配布してくれたのだが、 効果はあまりなく、耳栓しても周りの音はよく聞こえた。布団に入ると2人はすぐに寝付いたようで、どちらもしっかりしたいびきがスタート。 でも自分も疲れていたので、関係なくすぐに就寝。ぐっすり寝た。