有孔ボード
壁掛け収納として有孔ボードを使った例があり、目に見える位置に収納されているのは使いやすくてよさそうと思っていた。ただしうちは壁が石膏ボードなので取り付けは難しそうだ。
ちなみに有孔ボードとは、穴の開いた板で、これを壁に設置して穴を利用してフックやかごを取り付けるなどして、そこに物を収納する。ペグボードとかパンチングボードといった呼び方もある。

そんな中IKEAの有孔ボードとして「SKÅDIS スコーディス」というのがあり、有孔ボードやそこに使用するいろいろな小物などをそろえていた。スコーディスは開いている穴がまん丸ではなく楕円。縦方向の楕円となる。これは何かわけがあるのかなフックが差し込みやすいとか。
このIKEAのスコーディスを使って、有孔ボードデビューを図ってみたいなぁ。

スコーディス
ということで壁への取り付けは後で考える?として、ちょっと気になったので買ってみよう。早速IKEAに出向いてスコーディスを購入。36cm,56cm,76cmのサイズでいろいろなサイズが用意されているようなのだが、一番小さい36×56のものを購入。\1,499。

あわせて、フックを2種類購入。小さいフックの5個入り300円と少し足の長いフック2個入り200円だ。どちらも金属製でかなり固い感じ。多少重いものでもびくともしなさそうだ。
さて、IKEAは持ち帰りが基本。しかし自分の足はバイクしかないので、バイクで持ち帰る。バイクだと大きいものが積めないのが難点だ。今回はトップボックスを外してリアシート周りを広くしておき、ここにボードを置いてツーリングネットで固定して運ぶ。幸いボード自体は軽いので、暴れて落ちることはなさそうだ。

では、開封してみる。といっても入っているのは、メインの穴あき板と壁取り付け用の部品である。

壁への取り付け部品は、下図となっており、横長の鉄の部品を壁に取り付けて、両脇にはねじを切った穴があるので、これを穴あき板の穴を通してねじ止めする。

板の上側を取り付けて、下部はただ足を取り付けておくだけのようだ。
ただしうちの場合は、この横長部品を壁に取り付けるのが、壁が石膏ボードなので難しい。どうしようかな。
ちなみに、横長部品で壁に取り付けると、穴あき板が壁からどれくらい離れるのか気になったので、部品を測定してみた。20mmくらい壁から離しているようだ。

板の下のほうに取り付けるであろう足の高さも測ってみると、やはり20mm。そりゃそうだな。

ここで、残念なことに気付いた。スコーディスの穴はまん丸ではなく縦長に開いている。そしてこの穴は縦方向に使用する様子。そこで今回購入した36x56の板は、横長方向に楕円の穴が開いているので、この板は縦方向に設置する前提だ。つまり横長方向では設置できない。
確か横置き設定できそうなのを見たような気がすると、IKEAのHPを確認してみると、36×56の板だけのヤツ(写真左側)は縦設置専用となっており、横設置の56×37のほうは、壁への取り付けではなく自立専用みたいだ。自立させるための足もセットなので、少し値段が高い。う~んなるほどそうだったのか...

石膏ボードへの取り付け
ほかのブログを見ると、ホームセンターでこんなのを買ってきて、石膏ボードに取り付けているようだ。石膏ボードに対しては細い虫ピンで固定し、真ん中の穴でスコーディスを固定するのだろう。厚みは12mmらしいので、壁と板の間はかなり狭くなるようだが、あまり問題はないのだろう。確かにこれだと便利そうだ。

4個使用した場合、耐荷重は20kgらしいので、かなり強力そうだ。虫ピンも1つの止め具に4本差すのでしっかり固定されそうである。
ちなみにこれは高さが12mmで、25.4mm角のブロックらしい。高さが12mmなので本来のスコーディスとは壁との空間が狭いがみんな普通に使っているようなので大丈夫なのだろう。
この形は単純な感じがするので、これは3Dプリンタで作れるのでは?
ということで作ってみた。高さは元のスコーディスに合わせて20mmの高さとし、台座は20mm角で設計。ピンが刺さる穴をななめに角度をつけて配置。1mmの穴を作ったら印刷時にふさがってしまったので、1.5mmにするとピンが通る穴となった。

そして裏面にはナットが入るようになっている。スコーディス取付ねじの受け用だ。底面調度にするとねじの長さが足りないので、深く穴をあけてねじの長さで受けられるようにしている。

では、これを使って実際の壁に取り付けてみる。スコーディス取付穴の幅は280mm取付台座が20mm角なので中の幅は260mmあればよい。260mmの位置にマステで印を作って壁に水平に貼り付けて、その両脇に取付台座を取り付ける。
とりあえず位置を合わせてピンを1本差した状態で左右取り付け実施

大体位置合わせ完了。水平もおおむね取れて、横幅も実際にスコーディスを合わせてみると問題なさそうなので、本固定(ピン4本刺し)する。

次にスコーディス側作成。足の部品があるので、これをスコーディス下側に取り付ける。

裏面側に足をセットし、おもて面側からねじで止める。

両方とも取り付けてやれば取付完了。

ではスコーディスを壁に取り付ける。台座に穴を合わせてねじ止めしてやる。
ここで気づいたけど、台座の裏にナットを入れておくのを忘れていた。でも台座の穴が結構ぎりぎりなのでねじがしっかり引っかかってくれている。ねじの抜き差しを頻繁にしなければ問題なさそうなので、このまま設置とする。ナットを入れても裏から押し上げないと多分ネジに掛からないし押上手段もないのでうまく活用できなかった気がする。

取り付け後に水平を図ってみる。若干右上がりになってしまったけどこれくらいなら問題ないだろう。

ということで、石膏ボードの壁にスコーディスを取り付けることができた。

あとはここにいろんな取り付け具をつけていろんなものを収納?してやれば、壁掛け収納の完成だ。
有孔ボード自体の作成
「skadis」でMakerWorldを検索したら、すごくたくさん出てきた。スカーディス用の便利な取り付けケースやフックを期待したのだが、穴あきペグボード自体を作成するものがたくさん出てきた。ちゃんと小物入れなんかもあるけど、板の作成も多い。

2Dプリンタの印刷エリアはそんなに大きくないので、大きなものを印刷するのは得意ではない気がするが、MakerWorldはBambuの管理なのでだいたい256mmサイズが最大。だいたい220x220くらいで作るようだ。A1miniだと180mmが最大なので、こちらだともう少し小さくなりそう。
ところでコスト的にはどうなのかを考えてみる。まあ素材が違うし単純比較するものではないのだが、220x220のサイズで160gぐらいで印刷可能らしい。4000円/kgのフィラメントを使用したとすると、640円となる。スカーディスは36×56で1500円。22×22相当だと約1/4となり価格は360円くらいとなる。え~コストも全然印刷したほうが高いなぁ。2000円/kgのフィラメントなら320円になるので、これなら大体近い感じとなる。なのでコストを考えるとあえて3Dプリントする意味は薄い。
ただし大きさの制約はあるが自分の好きなサイズで板を作成できる。これは強みになりそうだ。壁一面をスカーディス化したいときに、サイズが合わないところを3Dプリンタ製板で補うといいのかもしれない。いやスカーディスを切断加工のほうがいい気もするけどな。
とはいえ気になったので、自分でもスカーディスもどきを作ってみようと思う。ちなみにうちの3DプリンタはMax150X150サイズなので、大きな物は作れない。穴位置は20mm間隔のようなので、140×140サイズで作成してみようと思う。
ということで、作ってみたのがこれ。結構それっぽくできたと思う。

140×140の四角を作り、穴は5mmサイズで5mmの中心点スロットを使って作成。20mm間隔をあけて千鳥配置にコピーすれば完了。かなり簡単。

板自体は5mmの厚さで作成して、穴付近はすべて2mmのフィレットをかます。何か簡単にできたので、印刷もしてみよう。高さ方向が少なければ大きくてもそれなりの時間で終わるだろう。
といっても5時間かかるけど。

出来上がった3Dプリントスカーディスは案外いい感じ。

試しにスカーディス用フックを引っ掛けてみると、きちんと引っかかって使用可能。

じゃあ、本物のスカーディスと重ねてみたら、ぴったりと一致。いや一応測定して一致するように設計したんだけど、これほどぴったりだとは思わず、なんだかうれしい。
下の白い板が、本物のスカーディス。上の黒いのが3Dプリントしたもの。

小さい面積となってしまうが綺麗にできそうなので、うまい活用を考えたいな。いや板側よりここに取り付ける棚とかボックスを作るべきなのだが。

